梅々
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バルスだっけ?
やっと出来たぜ!!沖土連載三話目!もっとペースアップしなくちゃな。と自分でも思う。
っていうかラピュタ・・・何年ぶりに見るだろ。ここ一ヶ月見たかったんだ!!大佐は無能だ!そしてヤツはきっとSだ!あのロボットが一番好きだ!暴走するシーンとかお花をくれるシーンとか泣くかと思った。
また明日見ようかな。
っていうかラピュタ・・・何年ぶりに見るだろ。ここ一ヶ月見たかったんだ!!大佐は無能だ!そしてヤツはきっとSだ!あのロボットが一番好きだ!暴走するシーンとかお花をくれるシーンとか泣くかと思った。
また明日見ようかな。
前々から思っていた。総悟は昔の事を話す事を、極端に嫌がる。それも、“総悟”のではなくて“俺”の過去の事をだ。
何処まで、知っているんだろう。あの日々のことを。
Diletto 第三話
「あんた一体・・・どうしたんでィ?朝から変ですぜ。何かありやしたか?」
「お前だろ。何か、あったのは」
「え?」
―――――手に入れたからどうでも良くなった、訳じゃないと思うけれど。
毎日ベタベタ、というよりもサドらしく構ってくるからそれなりには執着されていると思うし(嬉しくないけど)、早くも飽きた、とかではない・・・と思う。
思いたい、だけかもしれないが。
「なんでお前は何も話さねぇんだよ」
「ハァ?いまこんなにも会話してんのに、何言ってんで?」
「違ェよ」
「お前の、初恋の話だよ」
なんか、自分で言うのもおかしいけれど。それしか言いようがないし、遠回しに言っても馬鹿なコイツには通じない。
「ああ、アンタそんなに知りたいんですかィ?意外でさァ」
「意外だろーがどうだろーが・・・」
『プルルルル・・・』
突然、初期設定と変えていない携帯の着信音が響いた。・・・俺のだ。こんな時に、と思い画面を見るとスタジオで待っているであろう、あの人からだった。
「もしもし。近藤さん、どうした?」
話しながら歩き始めると、テクテクと後ろから足音が聞こえた。勝手に歩きだしやがって・・・と少し不機嫌な顔をしているに違いない。
『ジュース切らしちまってよ・・・』
「たったそれだけか?」
『いや・・・まだ家にいたらどうしようかと思ってよ』
「んな訳ねぇだろ。仕事なんだから忘れたりしねぇよ」
『・・・だよな。じゃあ』
「あぁ」
携帯を閉じポケットにしまうと同時に、少し小走りになり総悟が隣に並んできた。そして微かに表情を変え、薄く微笑んだ。
「誰からです?」
話を中断してくれたのは。
口には出さなくても、そう思っているのは見え見えでムカつく。運良すぎだろ、コイツ。総悟といると何もかもが俺の期待を裏切って起こる。
一先ず落ち着こうと煙草に火をつけ、ゆっくりと紫煙をはきだす。それだけで、少し楽になるんだから煙草を発明した人を尊敬する。本当に。
「近藤さんだよ」
「だろうと思いやした。何か言ってやした?」
「ジュース買ってこいだとよ」
「へー」
上の空な返事に横顔を見やれば、見てる此方まで気持ちが晴れるような顔して清々しそうに空を仰いでいた。けれど、よく見ればわかる。どこか、浮かない顔をしている。・・・矛盾しすぎなんだけど、それがある意味総悟らしい。
その後頭部めがけ、軽く拳を振り落とす。
「・・・痛ッ」
「話そらせたとか思ってんじゃねぇぞ」
「え・・・」
頭を押さえながらも目をしばつかせ、沖田はチェッと小さく呟いた。そのまますねたように両手をポケットに突っ込み、大股で歩き出す。そんな後ろ姿を眺めつつ、やれやれと肩をすくめる。
「本当お前って運良いよな」
「まァ、そこそこいいですぜ」
そう言い捨て、タタタッ、とスタジオ前の自販機目がけ走り出した。来い来い、とスタンバイして手を振ってきた。
「・・・ハァ」
いつか近藤さんが、総悟の事を幸運の女神だと言ってたけど、絶対俺の生気的なもん吸いとって、総悟が幸せになってんだ。絶対。
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