ドグラ・マグラ

読破しました。読み終えた直後は本当頭がごちゃごちゃして頭痛までしました。流石日本三大奇書・・・！
分かったようでいて分からない、煙りに巻かれた感じで終わって消化不良気味でしたが、とりあえずまとまってきました。
それでも私の日本語にはまとまりがないのだけれど。

一本の線を、如何に複雑怪奇に見せるかを追求したのがこの作品。糸がぐちゃぐちゃに絡まってる、と思って引っ張ったら結び目一つできなかった、みたいな。
読み始めは、会話するまでで混乱するからきつかったけれど、そこからはわりとすんなり状況説明をしてくれる(遠巻きに)ので好奇心が沸いて読んでいきました。
が、論文に入ってから苦行スイッチオン。正木先生に殺意を抱いた。あああああああ！！！！！！となりました。そのまま下巻へ。百頁あたりで論文は終わるのかな？そこからはこんがらがった紐を戻すように。でもそこにも罠を仕掛けて。
そのおかげで主人公が出した答えを信じられない。そう思い込ませるための罠じゃ？と思う。

(ネタバレ？)Ｗ先生が一言書き加えた可能性は、となる。

なので、読み終えて半端に明瞭とせず腑に落ちない。読解力の問題もあると思いますが！
でも終わり方は怖かった。冷静になって思い返すと、怖い。改めて思うととても。
もしかして、と浮かんだ推理は当たってたのに、作中で惑わされました。
大変だったけれど読んで良かった本です。
一筋縄でいかない難解なのが、くせになりそう。
この本での発見は、自分は読書に関してはドＭだということ。あんなに苦労して読んだのにさっぱりしない結末、それがちょっと快感だったりする。

少女地獄も読んでみたい！
けどとりあえずは課題図書を。

今日は京都旅行のチケット買いました！あと四日！準備と小説書くの＋バイト、大丈夫かな？
あとチェシャ猫沖田が売ってなかったアニメイト。土方が箱買いしたにちがいないあの野郎。大好きだ。

今更ですが日本三大奇書のあと２つってなに？