梅々
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30cm以上積もってます。
- 2014/02/08 (Sat) |
- 土沖 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
拍手ありがとうございます。
今日は、せっかくやすりがけして肌触りも完璧にした綾波等身大フィギュアの右手首を妹が折って本気で怒る夢を見ました。恐らくビスクドール的な。でももうちょっと脆い。そして前にもこの綾波等身大フィギュアを手に入れる夢を見た気がします。何故綾波なのか。好きだけど。
昨日はハーゲンダッツの薔薇食べながら開会式見てました。国々の個性あるユニフォームを見れて面白かった。残念ながら三時前に寝たので全部は見られなかったですが。
今日は妹とポストまで行き雪合戦をちょっとだけしました。そしてES書くはずが昼寝しました。ソチの所為。明日こそ書かねば!難しいですね、ESって!
「こんな日になんかするやつなんていやせんって」
そう何度も言っているのに。
土方さんは耳を傾けず、吹雪の中ずんずん進んでいく。聞こえているのか。耳当てしてるし風が他の音を奪う。自分の声すらはっきり言って遠い。そもそも聞こえていないのかおしれない。
帰ってしまおうか。
ちらりとそんなことを考えた。だって寒い。コート着てマフラーして耳当てして手袋して、カイロを貼ったって寒いし顔に吹き付ける雪は冷たくて痛い。
立ち止まってみた。けれど、土方さんはずんずん進み、姿も雪の中にぼやけていく。俺がいなくても気づかないんだろう。
炬燵にしがみついていた俺を引きはがしてまでつれてきたくせに。そんなだから女と長続きしないんだ。
あとで連絡を入れればいいだろうと、踵を返して来た道を戻る。
本当に何も聞こえない。風の音がする以外は静まりかえっている。
寒い所為かそれが心許ない。早く帰って近藤さんの部屋に押しかけて、熱燗でも飲もうか。
そう考え気を抜いた瞬間。腕をぐいっと掴まれた。
「!」
「なにしてんだよ、総悟」
驚いた俺をぐいと引き寄せて、不機嫌そうな声で土方さんは言った。
いないことに気づいて戻ってきたのか。律儀というかそれくらい見逃す許容がほしいというか。
「な、にって、帰るんでさ」
「ひとりで?」
問い返した言葉の不自然さに首を傾げた。帰ることを咎めるのではない、一人で勝手に帰ることに言及してる。帰る気なんてさらさらないくせに。
そう思ったからそう返した。
ずずいと顔が寄ってきて、吐息が頬を温く撫でる。
「自分でもこんな日に見回りしても意味ねぇって思ったんだよ。なぁ、総悟。雪が止むまで休まねぇか」
土方さんの視線の先には、数度利用したことのあるラブホテルがあった。
つき合ってないのにまたあれをするのか。いや、でも今回は本当に休むだけかもしれない。それに、するの自体は気持ちいし、暖かくなるし、嫌いではない。
だから、いいかと頷いた。
今日は、せっかくやすりがけして肌触りも完璧にした綾波等身大フィギュアの右手首を妹が折って本気で怒る夢を見ました。恐らくビスクドール的な。でももうちょっと脆い。そして前にもこの綾波等身大フィギュアを手に入れる夢を見た気がします。何故綾波なのか。好きだけど。
昨日はハーゲンダッツの薔薇食べながら開会式見てました。国々の個性あるユニフォームを見れて面白かった。残念ながら三時前に寝たので全部は見られなかったですが。
今日は妹とポストまで行き雪合戦をちょっとだけしました。そしてES書くはずが昼寝しました。ソチの所為。明日こそ書かねば!難しいですね、ESって!
「こんな日になんかするやつなんていやせんって」
そう何度も言っているのに。
土方さんは耳を傾けず、吹雪の中ずんずん進んでいく。聞こえているのか。耳当てしてるし風が他の音を奪う。自分の声すらはっきり言って遠い。そもそも聞こえていないのかおしれない。
帰ってしまおうか。
ちらりとそんなことを考えた。だって寒い。コート着てマフラーして耳当てして手袋して、カイロを貼ったって寒いし顔に吹き付ける雪は冷たくて痛い。
立ち止まってみた。けれど、土方さんはずんずん進み、姿も雪の中にぼやけていく。俺がいなくても気づかないんだろう。
炬燵にしがみついていた俺を引きはがしてまでつれてきたくせに。そんなだから女と長続きしないんだ。
あとで連絡を入れればいいだろうと、踵を返して来た道を戻る。
本当に何も聞こえない。風の音がする以外は静まりかえっている。
寒い所為かそれが心許ない。早く帰って近藤さんの部屋に押しかけて、熱燗でも飲もうか。
そう考え気を抜いた瞬間。腕をぐいっと掴まれた。
「!」
「なにしてんだよ、総悟」
驚いた俺をぐいと引き寄せて、不機嫌そうな声で土方さんは言った。
いないことに気づいて戻ってきたのか。律儀というかそれくらい見逃す許容がほしいというか。
「な、にって、帰るんでさ」
「ひとりで?」
問い返した言葉の不自然さに首を傾げた。帰ることを咎めるのではない、一人で勝手に帰ることに言及してる。帰る気なんてさらさらないくせに。
そう思ったからそう返した。
ずずいと顔が寄ってきて、吐息が頬を温く撫でる。
「自分でもこんな日に見回りしても意味ねぇって思ったんだよ。なぁ、総悟。雪が止むまで休まねぇか」
土方さんの視線の先には、数度利用したことのあるラブホテルがあった。
つき合ってないのにまたあれをするのか。いや、でも今回は本当に休むだけかもしれない。それに、するの自体は気持ちいし、暖かくなるし、嫌いではない。
だから、いいかと頷いた。
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