梅々
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良妻賢母
土方は絶対良妻賢母になれる。あれ?デジャヴ?まぁいいや。
久々の一日二回更新。ほんっと久々。
今日の銀魂、最初から笑いがこみあげてしまうのは結末を知ってるから故の悲しい性ですかね。育毛剤のギャラはいくらなんですかね。てゆうかいつ撮ったんだろう……?
今日るろ剣見たら、佐之が志々雄と戦ってるとこでした。超途中。だが男って熱いなーと思いました。
そしてなんたってEDの宗次郎。るろ剣=宗次郎といったら過言ですが私的にはそんな感じ。OPも好きだけど。初代EDのタクティクスでの佐之も剣心もかっこよかった。
それでは異色を目指した百人一首で土沖。
久々の一日二回更新。ほんっと久々。
今日の銀魂、最初から笑いがこみあげてしまうのは結末を知ってるから故の悲しい性ですかね。育毛剤のギャラはいくらなんですかね。てゆうかいつ撮ったんだろう……?
今日るろ剣見たら、佐之が志々雄と戦ってるとこでした。超途中。だが男って熱いなーと思いました。
そしてなんたってEDの宗次郎。るろ剣=宗次郎といったら過言ですが私的にはそんな感じ。OPも好きだけど。初代EDのタクティクスでの佐之も剣心もかっこよかった。
それでは異色を目指した百人一首で土沖。
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む
輪廻転生
「あんたが帰って来るのを、いつまでも待ってやすから」
「………わかってる、総悟」
貴方と交した誓いを守る為ならば、何をも犠牲に出来ましょうぞ。
俺らにとっての一生が、地球にとっての刹那であろうと。
俺らの求めてる永遠が、地球にとっての一瞬であろうと。
貴方がその腕で愛でる平和を永久のものにしたいと思うのです。
我らの頭上、変わらず蒼いあの空のように、在り続けて欲しいと。
素直に物言う事の叶わぬこの口に、貴方への願いをのせることは出来まいが、この血肉朽ち果てようとも思いだけは貴方と共に有るように。
ただただ祈ることしか出来ぬけれど。
いずれ土と成り果ててしまうこの体、貴方に迷惑をかけぬようひっそりと、貴方の願うよう細く永く生きるのも、余計悲しみを増長させてしまうだけと気付いておりながら、棄てられないのです。
幸福な夢にしがみついて、痛く辛い現実に目を背けたくなりますが、ただただ約束を、誓いだけを想い無為な日々を重ねるのです。
帰ってくる保証は亡かろうと。
─────貴方を想うからこそ、胸が痛み、軋む。
契りが喩え叶わずとも、今生が無理ならば来世で叶えば其れだけで。
この胸の痛みも報われるでしょう。
会いたいと、思う気持ちを押し殺し。願い叶う、その時を思って。
先に逝ってしまったならば貴方はきっとお怒りになるのでしょう。涙を流してしまうかもしれませぬ。
けれど、終わりは始まりでもあるのです。
次に会う、その時を信じ、どうか待って居て欲しいのです。
ただ、再び会う事だけを想って。
「土方さん」
「なんだ?」
「変な夢を見やした」
夢、と云うには妙に生生しかったのだけれど。
ただ一人を想うのだ。
純真に、ただひたすらに誰かを、想う。そんな夢なのだが妙に切ない、哀しい。
「どんな夢なんだ?」
「かくかくしかじかって感じなんでさァ」
「お前、話す気ねぇだろ……?」
話すのが勿体ない、なんて思ってしまった。この気持ちは、自分の物なのだからと。
はて、何故であろうか?
理由がわかることはないだろうが、ただ一つ、云えるのは。
自分も似たような想いを識っているという事。
誰も知らぬであろうが、自分の胸の内に、確かに在るのだ。真っ直ぐに慕う想いが。
「あんたと同じ墓に入れたらいいなァ」
「若いうちから墓の心配か? なんか伏線感じんだけど」
「そんなもん、ありやせんよ」
死んでも傍に在りたいと、思うだけなのだから、勘繰られても困ってしまう。困っているようには見えぬと、言われてしまうのだが。
ふと、口をついたのは確信か戯言か。
「来世、ってもんを信じやすか?」
「いきなり何だよ。……来世、なァ…。時と場合によっちゃあ信じる」
「じゃあ、また来世で会いやしょう、つったら?」
「………信じてやるよ」
予想通りの言葉に胸が満たされる。欲しかったその言葉に笑みが浮かぶ。
─────再び巡り逢い、共に生き、共に死のう。
永遠に傍にいよう。いつまでも。
#16
まつとし聞かば 今帰り来む
輪廻転生
「あんたが帰って来るのを、いつまでも待ってやすから」
「………わかってる、総悟」
貴方と交した誓いを守る為ならば、何をも犠牲に出来ましょうぞ。
俺らにとっての一生が、地球にとっての刹那であろうと。
俺らの求めてる永遠が、地球にとっての一瞬であろうと。
貴方がその腕で愛でる平和を永久のものにしたいと思うのです。
我らの頭上、変わらず蒼いあの空のように、在り続けて欲しいと。
素直に物言う事の叶わぬこの口に、貴方への願いをのせることは出来まいが、この血肉朽ち果てようとも思いだけは貴方と共に有るように。
ただただ祈ることしか出来ぬけれど。
いずれ土と成り果ててしまうこの体、貴方に迷惑をかけぬようひっそりと、貴方の願うよう細く永く生きるのも、余計悲しみを増長させてしまうだけと気付いておりながら、棄てられないのです。
幸福な夢にしがみついて、痛く辛い現実に目を背けたくなりますが、ただただ約束を、誓いだけを想い無為な日々を重ねるのです。
帰ってくる保証は亡かろうと。
─────貴方を想うからこそ、胸が痛み、軋む。
契りが喩え叶わずとも、今生が無理ならば来世で叶えば其れだけで。
この胸の痛みも報われるでしょう。
会いたいと、思う気持ちを押し殺し。願い叶う、その時を思って。
先に逝ってしまったならば貴方はきっとお怒りになるのでしょう。涙を流してしまうかもしれませぬ。
けれど、終わりは始まりでもあるのです。
次に会う、その時を信じ、どうか待って居て欲しいのです。
ただ、再び会う事だけを想って。
「土方さん」
「なんだ?」
「変な夢を見やした」
夢、と云うには妙に生生しかったのだけれど。
ただ一人を想うのだ。
純真に、ただひたすらに誰かを、想う。そんな夢なのだが妙に切ない、哀しい。
「どんな夢なんだ?」
「かくかくしかじかって感じなんでさァ」
「お前、話す気ねぇだろ……?」
話すのが勿体ない、なんて思ってしまった。この気持ちは、自分の物なのだからと。
はて、何故であろうか?
理由がわかることはないだろうが、ただ一つ、云えるのは。
自分も似たような想いを識っているという事。
誰も知らぬであろうが、自分の胸の内に、確かに在るのだ。真っ直ぐに慕う想いが。
「あんたと同じ墓に入れたらいいなァ」
「若いうちから墓の心配か? なんか伏線感じんだけど」
「そんなもん、ありやせんよ」
死んでも傍に在りたいと、思うだけなのだから、勘繰られても困ってしまう。困っているようには見えぬと、言われてしまうのだが。
ふと、口をついたのは確信か戯言か。
「来世、ってもんを信じやすか?」
「いきなり何だよ。……来世、なァ…。時と場合によっちゃあ信じる」
「じゃあ、また来世で会いやしょう、つったら?」
「………信じてやるよ」
予想通りの言葉に胸が満たされる。欲しかったその言葉に笑みが浮かぶ。
─────再び巡り逢い、共に生き、共に死のう。
永遠に傍にいよう。いつまでも。
#16
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