梅々
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あと二日と四日
- 2013/07/04 (Thu) |
- 土沖 |
- CM(0) |
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拍手ありがとうございます!うれしいです!自慰ネタもっとちゃんと書けばよかった。
カウントダウンしようと思ったんですがどっちを照準にしたらいいか悩んだので両方にしてみました。
新刊買いました!しかし最近買った銀魂の書物は悉く読めてないです。
早く読みたい。
期末なので学業になるべく専念せねばです。
続きから銀+沖
カウントダウンしようと思ったんですがどっちを照準にしたらいいか悩んだので両方にしてみました。
新刊買いました!しかし最近買った銀魂の書物は悉く読めてないです。
早く読みたい。
期末なので学業になるべく専念せねばです。
続きから銀+沖
「あれって浮気現場じゃねーの」
団子を食っていた旦那が、一点を指さしそう言った。それにつられて団子の串をくわえたまま顔を上げる。
すると、大通りの三辻向こう、黒い着流しの男と市松模様の単を纏った女が仲睦まじげに歩いていた。はっきりとは見えないが二人の距離感からして腕を組んでいるのだろう。鬼の副長がやに下がった顔をしちゃってまぁ。
「浮気じゃありやせんよ」
そんな仲じゃなかったんだから。団子を食べ終わりお茶で喉を潤す。暑いからかひどくのどが渇いた。
「おまえらもこんがらがった関係だよな。気持ち悪いわ。野郎同士でセフレって。おホモだちってか」
「そうやって言うと気持ち悪いですねェ。ただ俺は、気持ちいいから相手してただけなんですけど」
「近頃の若者の貞操観念はどうなってんの。うちの子たちに寄んないでねー移ると嫌だから」
しっしと手で追い払う仕草をされてむっとしたままに最期の一本を食ってやった。ああ、と眉尻を下げる旦那をふふんと鼻で笑い、先ほど二人が歩いていたあたりへ目をやる。とっくに二人の姿はない。
飽きられたってことだろう。言われるまでもなく不毛だった関係が終わる。いや、もう終わってるかもしれない。
何が悲しくて姉上の愛した、あの気に食わない野郎と誰にもいえない関係を続けなければならないんだ。拒んだらそそるなんて言われていつもいいようにされて。旦那に言ったとおり、気持ちいいから相手してただけだ。他意はない。
「総一郎君にもその内いい人できるって」
「はぁ。求めてやせんが」
でも、きっとその通りなんだろう。一緒にいても苦じゃない人ができて、若気の至りだったんだと今を振り返る時がくるのだろう。その前に死ぬかもしれないけど。旦那を見てるとそんな特別な一人なんてできないままな気もするけど。
「じゃあ俺にそんな奴ができたらお祝いしてくだせぇよ」
「考えとくわ」
だから今日の団子代は頼んだと、旦那は立ち上がり背を向けて歩き出した。
団子を食っていた旦那が、一点を指さしそう言った。それにつられて団子の串をくわえたまま顔を上げる。
すると、大通りの三辻向こう、黒い着流しの男と市松模様の単を纏った女が仲睦まじげに歩いていた。はっきりとは見えないが二人の距離感からして腕を組んでいるのだろう。鬼の副長がやに下がった顔をしちゃってまぁ。
「浮気じゃありやせんよ」
そんな仲じゃなかったんだから。団子を食べ終わりお茶で喉を潤す。暑いからかひどくのどが渇いた。
「おまえらもこんがらがった関係だよな。気持ち悪いわ。野郎同士でセフレって。おホモだちってか」
「そうやって言うと気持ち悪いですねェ。ただ俺は、気持ちいいから相手してただけなんですけど」
「近頃の若者の貞操観念はどうなってんの。うちの子たちに寄んないでねー移ると嫌だから」
しっしと手で追い払う仕草をされてむっとしたままに最期の一本を食ってやった。ああ、と眉尻を下げる旦那をふふんと鼻で笑い、先ほど二人が歩いていたあたりへ目をやる。とっくに二人の姿はない。
飽きられたってことだろう。言われるまでもなく不毛だった関係が終わる。いや、もう終わってるかもしれない。
何が悲しくて姉上の愛した、あの気に食わない野郎と誰にもいえない関係を続けなければならないんだ。拒んだらそそるなんて言われていつもいいようにされて。旦那に言ったとおり、気持ちいいから相手してただけだ。他意はない。
「総一郎君にもその内いい人できるって」
「はぁ。求めてやせんが」
でも、きっとその通りなんだろう。一緒にいても苦じゃない人ができて、若気の至りだったんだと今を振り返る時がくるのだろう。その前に死ぬかもしれないけど。旦那を見てるとそんな特別な一人なんてできないままな気もするけど。
「じゃあ俺にそんな奴ができたらお祝いしてくだせぇよ」
「考えとくわ」
だから今日の団子代は頼んだと、旦那は立ち上がり背を向けて歩き出した。
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