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梅々

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武州土沖

沖田が無邪気なほど背徳があっていいよねという武州土沖エロ。
一応これも土方さんおめでとうなお話です!
やっと書き終わった!!!














がらがら、と控えめな音を立て引き戸が開いた。
紫煙を吐きながら目を遣れば小さな茶色の頭が戸の向こうにあった。
「……沖田先輩」
「お邪魔します」
無表情で中へ入り草履を脱いで上がる。愛想は悪いが躾がいいからか、ちゃんと靴を揃えるし、座るときも正座だ。
それにしてもどうしたのだろうか。この家へ、彼が来ることは珍しい。
「どうしたんスか」
「今日は、お前の誕生日だから仲良くしなさいねって姉上が」
「あぁ」
それならば今年も、あからさまだけれどもこそこそと祝おうとしてくれているのだろう。確か道場も今日は休みにすると言っていたし、それならば彼は俺の見張り役だろうか。
「それで、沖田先輩は夕方までここに?」
「そうでさ」
憮然とする横顔を一瞥し、つけたばかりの煙草を灰皿に擦り付ける。
「先輩、」
「ねぇ」
かけた声と同時に、声変わり前の声に呼びかけられた。なんだ、と答えると膝立ちになった彼が俺の前に近づいてきた。
「今日はお天道様は一日、雲の向こうなんだって」
そう囁いて、触れるだけの幼いキスが寄越される。紅葉のような手が俺の肩にそっと置かれ、伏せた睫で白い柔らかな頬に影を作る。
幼い、故にぞくぞくとする誘い文句だと、毎度のことながら思う。
近藤さんに昔、「悪いことをしても、お天道様が見てるからすぐにわかるんだぞ」と言われたことを純粋に信じているらしく、俺が教えた悪い遊びは専ら、日の光が届かないところで行われるようになった。
「誰にも、内緒な。総悟」
「うん」
そうしてこの遊びのときだけは従順になる兄弟子にいけないことをして遊ぶ。
ふっくらとした頬に口付けてから紅などささずとも蠱惑的な唇の奥へ舌を差し込む。小さな歯を一つ一つ舌で辿り、奥へ引っ込んだ舌を掬いだしちゅっと吸えばびくびくと面白いほどに小さな身体が跳ねる。
唾液を送り込めば喉を鳴らしてそれを飲む。
「本当に、舌吸われんの好きだな」
「はぁっ……ん、べろ吸われんのも噛まれんのも好き」
子供とは恐ろしいものだと思う。
素直に告げるその顔はうっとりとしていて、普段の無邪気さや俺に見せる虚勢も何もない。
「べろだけか?」
だから、こんな質問をしても。
「他も、土方にされんの全部好き」
「土方じゃねぇだろ」
「ひぁ、っひじかた、さん」
尻を鷲掴みにすれば、たまらないと腰をゆする。その動きは娼婦のそれで、無意識の反応だろうから末恐ろしくなる。
「ここも好きだよな?」
言いながら袷の中へ手を差し込み肌理細かい肌を撫でながら胸の頂にそっと触れる。こくこく頷いて、胸を突きだしてくるのに応えて片側を指で摘み、もう片方は軽く歯をたててやる。
「アッ! あ、ぁあ、それもすき……」
俺の頭をかき抱いて喘ぐ。年端も行かない餓鬼の出す色気じゃないだろうこれは。
ちゅぱちゅぱわざと音を立てて吸いつけばイヤイヤと頭を振る。それでも止めずに、吸いつきながら片方を親指の腹で潰すようにしながらこね回すと肩を鷲掴んでいた手が片方離れた。
口を離して手の行き先を見れば、想像通り、袴の上から幼い性器をやわく揉んでいた。
「ぁん、や、っみんな、あ、」
羞恥に睫を濡らしながらも、幼い自慰は止まない。
いますぐにでも突っ込んでやりたい。
そんな衝動を押し殺し、袴の脇から尻の方へ手を差し込み、ぐっと褌を掴みあげる。
「やァん!」
股が擦れ、甘ったるい声を上げた総悟がぺたりと座り込んだ。
単に感じただけだろうと思ったら、そうではなかったらしい。
「……総悟、」
「あっ、だめ!!」
袴を剥ぎ取り、嫌がるのを無視して前にふれる。褌が濡れていた。
乳首をいじられ、褌で擦られただけで、達したのか。
せっかく押し殺した衝動がまた芽吹く。
羞恥に顔を染め、涙をこぼしながら俺を上目に見る表情を見た途端に彼を押し倒していた。
乱雑に褌も脱がし、太股の裏を掴み足を開かせ、蜜に濡れた桃色の性器を掴み扱き始めると同時に、慎ましく窄まった尻の穴にかぶりついていた。
「ぅや、あっ、やぁだ、やぁー!」
尻の穴をこじ開けるように舌を尖らせ舐め回すと、白い身体はびくびくと跳ね、手の中の性器からは先走りがびゅっびゅっと、漏れる。
こんな身体では、将来女など抱けはしないだろう。ずっと、俺が可愛がってやろう。もっと感じやすい体に仕込んで、俺から離れられないように、してやろう。
そんな都合のいいことを考えつつ、舌を受け入れ始めた穴の奥までなめ回しながら、既に勃っている幼い性器の先のくぼみに爪を立てる。
「ひぃ……っいっちゃ、あーー!」
背をそらし、二度目の射精をした。そのせいで締まる体内から舌を抜いて、代わりに腹に散った総悟の精液を指に絡めてゆっくりといれてやる。
「あぁん、いまは、ぁ、っダメ……」
「駄目じゃないだろ、総悟。気持ちいいんだろ?」
「きもち……くって、だめぇ、やぁ!」
畳を引っ掻いて悶える裸体のあちこちに痕がつかない程度に吸いつきながら、解していた指を一気に三本に増やす。
抵抗するように窄まるそこをこじ開けながら突き入れるも、総悟は変わらずによさそうに喘ぐ。
「……はいって、きたぁ、」
「これも好きだろ?」
言いながらかき回せばぼろぼろ涙をこぼしながらうなずいた。
「ん、ぅんっ、ゆび、で、おしりいじられるのも、すき、っ!」
しどけなく足を開き厭らしい言葉を吐く。
たまらずに指を引き抜き自身の前を開き、涎を垂らす肉棒を露わにすると、それを目にした総悟が切なそうな顔を、した。
「おれ、それが一番すき……」
淫蕩な顔をして、両手を俺に向かって伸ばし、縋る。
「いれて、いつもみたいにして、」
ないしょのこと、いっぱいして。
たどたどしく言う総悟の、ぽってりと口を開けた穴に遠慮もなにもせずに挿入した。
「ひっ、あーーー!!」
襞がめいっぱいに伸び、肉棒をぎゅうぎゅうと心地良く締め付ける。挿れただけで達しそうになって奥歯を噛みしめて堪えた。
流石に慣らしたらず、苦しげな顔をする総悟に優しく口づけながら、ゆるゆると性器を愛でてやると、眉間のしわも消え、とろんとした目が俺を見た。
「土方さんの、びくびくしてる」
「おまえの中も似たようなもんだ」
「ほんと?」
いいながら、短い腕を伸ばし俺の肩に乗せ、ぎこちなく腰を動かし始める。
子供故の羞恥心のなさが恐ろしい。
繋がることには慣れたが、腰を遣ることには不慣れなままだ。あとで上に乗らせようと思いながら、いまは、誘われるがまま中を荒らしてやる。
「あー! あっ、や、そこ……っ、」
俺しか知らない体はどこを突こうとも素直に鳴くが、一カ所、身も蓋もなく悶え狂う場所がある。
「爪、立ててもいいからな、」
「やぁぁ!! あーっ、」
そこをつけば中の締め付けも途端に変わり、肉棒に吸いつくように絡まるものだから。
総悟の痴態に当てられ続けた俺は我慢などできるはずもなく。
「んん、きもち、いっ……だめ、いっちゃ、」
「っは、ぁ、」
ずぷずぷと聞くに耐えない音を立てながら、すぐそこにある絶頂へ向け腰を遣る速度を速めていく。
「あ、あぁっ! ひじか、さ……っあああー……!」
ぐっと奥を貫いた瞬間に、総悟が精を飛ばし、まさしく搾り取られるように、総悟の中へ種をぶちまけた。
その感覚にふるふる感じ、恍惚とした顔で総悟は余韻に浸る。つがったままの中も余韻に蠢動するものだから、再び熱が集まるまでそう時間はかからなかった。
「まだ満足してねぇだろ、総悟」
「……それは土方さんでしょ?」
へへっと、無邪気に笑いながら、棒のような足が腰に絡まる。
「お祝いだから、いっぱい食べて」
なんて、俺の性器を穴で食みながら言う。
クソガキめ、思いながらまた腰を揺すり始めれば、餓鬼は大人の顔をしてまたあえぎ始めた。

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