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梅々

苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/

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クリスマスイブっ

coccoのカウントダウンと事変の入水願いはもちうたです。これ歌うとスカッ☆とします。まぁ大勢でのカラオケには不向きですがね。
皆歌が上手で私なんかがお邪魔するのは差し出がましくて。もう本当にね。りあ充がいないのでね、フリーダムですし?
サンホラは全員で合唱ですし。ラストはもってけの合唱ですし。
楽しかったぁ。
そして財布には5000円しかありません。今のところ値段が分かっているの全部足すとそれぐらい、つまりかえれない。そしてまだ値段わからないけど欲しいのもありますし。ぱんなこった。

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それではクリスマスネタ。明日後編のせたいです。まだ一文字もかいてないけどっ!
トッシー×沖田、微妙に背後注意です。
トッシーの口調わからないなぁ←















神様、これは天罰なのですか。





雪夜には程遠い





初めてのときの記憶はない。気付いたら全裸で布団に寝ていて、隣ですやすやと土方さんが寝ていた。そして腰が猛烈に痛かった。それしか、覚えていない。
その次の時のことは覚えている。初めてのときの次の夜で、覚えてないなら教えてやるよと押し倒され抵抗できなかった。腰の痛みのせいで。それが案外気持ちよかったものだからずるずると続いている。
だから大嫌いだけれど、そういう関係ではある。
俺の答えに満足していないのか、トッシーは不満そうな顔を見せたが何も追求してこなかった。そのままトッシーは俺の視界の外へと消えて、ごそごそと何か探し始めた。
少しだけ顔を動かせたので右側を見る。赤い格子の障子が人一人分程開いていて、真っ暗な闇夜とその下の鮮やかなネオンがみえた。高さ的には地上五階あたりだろうか。
今頃は山崎と寂しく呑んでいたはずなのに。世の中じゃクリスマスなのに。なんで俺はこんなやつとこんなところに。

「あったでござる!」

「・・・なにがだし」

「どっちがいいでござるか?」

ジャーン、と陳腐な効果音とともにトッシーが見せたのはメイド服とセーラー服だった。引くだのなんだのの次元を超えて、笑うしかない。
どっちがいいか、ということはつまり選んだものを着させられるのだろう。彼が着るとは考えにくい。黒い丈の短いメイド服は首元がしゃれていて、長いリボンがついている。首に二三重に巻いて結ぶのだろう、中々お洒落だ。袖もパフスリーブでエプロンも薄桃のひらひらふりふり。一方のセーラー服も大差ない丈の短さで、上着の丈も短めだ。絶対に臍が出る。その上此方には猫耳と尻尾のオプションまでついている。
どちらも嫌な場合はどうすれば良いのだろうか。きっとそんな選択肢与えられていないけれど。

「着たくないんだけど」

「拙者へのクリスマス・プレゼントだと思うナリ」

「おまえにやる義理はねぇっての!」

フイと可能な範囲で顔を背けると僅かに視界の隅に映った、ハンガー。そこにはナース服やカトリック系の制服だとか、チャイナ服だとかコスプレ用の服がたくさんあった。げんなりとする俺をものともせず、トッシーは俺の隊服を脱がし始めた。抵抗しようと腕に力をいれるがやっぱりダメで、人形のように、上着に続きベスト、シャツまで脱がせられる。
こんな男に良い様にされているのが悔しくて、段々と視界が潤んでいくのを感じる。けれども泣いたら負けだと強く自分に言い聞かせて歯を食いしばるも情けなくて。

「・・・沖田先輩の肌はいつ見ても綺麗でござるなぁ」

「どういう意味でィ」

「前にも見たことあるでござる」

そうだコイツは土方さんの中にいるから、あの人を通して見たことがあるんだと思い出したら羞恥で思考が満ちて、堪えていた涙が零れた。
もう駄目だ、なにもかも終わりだ。どうにでもなれ。
トッシーは暫くじっと俺を見て、そして今度は下を脱がせ始めた。
結局、着せられたのはメイド服だった。俺的にはもうメイドだろうが冥土だろうが変わりはないけれど彼にとっては大きな違いがあるらしく、瞳をキラキラさせている。

「さすがナリ!! ギガント可愛いでござるっ!」

「おまえそれ誉め言葉だと思ってる? めっちゃ貶されてるんですけど」

「そんなことないっ! ここまでメイド服の似合う三次元の人間は先輩だけでござる!」

一度決壊した堤防は直ることなく、涙が次から次へと流れてく。体が自由になたら覚えてろ、八つ裂きにしてやると思いつつ、ハァ、と溜め息をついた。
見た目は一緒なのに、こんなにも違う。声も指先も、土方さんなのに。
目を瞑ってそんなことを考えていたら唇に柔らかいものが触れた。少しカサカサのそれは馴染み深い唇で、反射的にぺろり、とそれを舐めていた。あっ、と目を開けるといつもと同じ色をした瞳がそこにはあって、素直に流されることにした。
くちゅ、くちゅといつもされるように彼の口内を掻き回してみたら、んっと鳴いた。それがあまりにも珍しいもので、しかも腰にくる声で、もっとそういう声がききたいて舌を絡める。ひとには散々啼けと言うくせに、土方さんは滅多に啼かない。感じているんだなと分かる、低く甘い声を出すことはあるけれど。
童貞相手なら経験値は俺の方が上で、調子に乗っていたら服の上から胸をきゅっと揉まれた。

「んっ、ァあ!」

「っは、ぁ・・・いつもこんなキスをしてるでござるか?」

思わず唇を離して喘いだ俺に尋ねながら、トッシーは目元を染めより強く揉む。縛られているわけでもないのに不自由な体は身を捩ることもできずに、小さく震える。
いつもと違う手付き、なんて比較するのはおかしいと分かっているけれど。目の前の顔は素直に欲情していて、吐息も荒くて、求められていると分かる。それも、心の底から。
ゾクゾクとする、なんて俺はそこまで淫らだっただろうか?

「んっも・・・気はすんだだろィっ・・・?」

「まだナリ。・・・拙者は沖田先輩の全部がほしい」

それは子犬のような眼差しだった。欲情しているのに子犬だなんておかしいが、そうとしか表現できない。
こんな風に言われるのは初めてで、どう反応すればいいのか困る。だって、土方さんとはアソビでしかなく、こんな、告白みたいな台詞、言われたことがなかった。
だからだろうか、胸が高鳴るのは。なんて、それじゃあ俺が土方さんを好きみたいだと思ってはたと気付いた。
俺は、あの人のことが。

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