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梅々

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いいふうふのひ!

今日の夢は小六のときの夢でした。

二次元どこいった。

受験前最後の面接練習をしてもらいました。多分大丈夫。あとは小論文と風邪を直す!頑張ります!

土沖はいい夫婦なのかな。





では、久々の更新で申し訳ない感じの土沖です。
土方殆んどまだ出てませんが。
続く予定!
あ、背後注意な感じです。
Gデビューいたしました!←
















白い花弁
滑り落ちる露
染まる赤花

咲かすも実らすも俺次第





色情狂の夢を食らう





やっちまったなぁ、呟いてももう遅い。
でも悪いのは土方さんだ。ひとが頑張っていたら急に、押し付けてくるんだから。喉にぐっと押し付けられた刹那、吐き気が込み上げてそれを我慢しようとしたら危うく噛んでしまった。噛んだといっても甘噛みにもう一押しした程度。それなのに、あの短気な色情魔は怒って部屋に帰ってしまった。
置いていかれた俺は一人、裸に近い格好でペタリと布団の上に座り込んでいる。行灯の火がゆらゆらしているのが気に入らなくてとりあえず吹き消す。部屋の中は急に暗く冷たくなった。
うん、どうしようか。悪くないと思うから謝る気はない。でも、体はやる気になったまま燻っているから続きを願いたい。その為には謝るしかない。でも、とまた思考は元に戻る。そもそも怒る方が悪いんだ、しゃぶってやってるだけありがたく思えばいいものを。
こうなったら、と手を自分のものに伸ばす。

「ん、」

用を足す時には味わえない、甘い痺れ。思わず声を漏らして手を離す。いままでこうして、慰めることはなかった。慰める必要なんてなかったから、なんて何処かの遊び人のようだ。でもその何処かの遊び人が、毎晩のように夜這いしに来ていたからこう溜まることなんてなかった。なのにあの野郎。
一度触れてしまった以上、達するまで止められそうにない。でも今なら我慢する、という手立てもある。
もし、最中にあの野郎が戻ってきたら。恥ずかしさのあまり斬り殺しかねない。寧ろ死にたい。でもいままで、頭を冷やして戻って来たことなんてないから今回もありえない、はず。
我慢できないと結論付けてもう一度、今度はよりしっかりと握る。
勿論障子が閉まっているのを確認してから。

「はぁっ、」

案外自分の手でも気持ち良いものだ。ゆるく前後に動かすだけで、一層切なくなるぐらい、良くなる。幾度か繰り返すだけで、とろとろと先走りが手を濡らしてより滑りをよくする。
ついさっきまであの人のこれを、口に入れていたのに。ムッとしたら指先に力を込めてしまって、情けない声が出た。快感に力が抜けてそのまま布団に突っ伏す。これは良くない。こんなに騒いでたら誰かに聞かれるかもしれない。目の前のシーツに歯を立ててから指の動きを再開する。

「んっ、ふ・・・ぅ、」

目を瞑った暗闇に、見慣れた男の手が映った。それが、俺の手と重なる。
土方さんの手が俺の敏感なところに触れて、先に爪を立てて・・・・・・。いつものように愛撫する。そしていつものように名前を呼ぶ、総悟、と。でも耳に吐息はかからない。頭の中に響くだけ。全て妄想なんだから。

「く、ぅん・・・っ!」

乱れに乱れた寝巻き一枚を纏っているだけなのに体が熱い。あの人を想って慰めているこの状況に、俺は発情しているようだ。感化されて変態になってしまっただなんて、あの野郎を喜ばせるだけなのに。
手が止まらない。左手も添えて夢中になって撫で擦る。脳内の土方さんは今日も絶好調でいやらしい。手元からは水音がして脳内では低く囁かれて、ああもう。

「んんっ、ふ・・・、ぅくっ!」

シーツを噛んで声を殺そうとしても意味はなく、こんなときじゃなきゃ出せないような声が唾液とともに零れる。
ここも好きだろ、ニヤニヤしているのが分かる口調で土方さんは俺の胸元を示す。過去に腐る程詰られてきた通り、いまも刺激を求めてシーツに胸を擦り寄せている。好きだよ畜生、思いながら左手を自己主張の激しい胸に這わす。最初は指先で転がすだけ、次第に摘まんだり押したり、性器への愛撫と並行して弄っていれば、目の前が白く明滅する。
止めとばかりに引っ掻いたらもう。

「うゃあ、っひじか、っさ・・・!」

背がしなる。体が痙攣しながら、白濁を溢してシーツを汚す。
口で荒々しく息をして、踞ったまま濡れた顔を敷布に擦り付けた。心地好さが押し寄せては、それを覆うように虚しさが押し寄せる。達しても、揶揄う声も包んでくれる温もりも何もない。しかも、無意識の内に土方さんの名前を呼んでしまったし。
達する時に名前を呼ぶのだけは、故意に避けていたのに。聞かれてないからいいって問題ではない。俺の名前呼べよって言われたこともあるから、逆らいたいと思ったりもしたけれど。
完全に負けた気がして嫌。これ以上ないってぐらいにあの人に侵食されている現状さえも嫌なのに、最後の最後まで名前を呼んだら、心の底からあの人を求めてしまっている気がして。
最後の砦、なんていってもたったいま自ら崩してしまったけれど。
息も思考も整ったので汚した布団を片付けようとまた元のようにペタンと座る。あまりにも酷く寝間着が乱れているので軽く手をティッシュで拭いてから帯を絞め直す。さて。やらなきゃ、とは思うけれどかったるい。
土方さんが言うには俺は快楽に弱いらしいので、多分その所為。つまりあいつの所為だ。弱いって知っていて放り出していった、あいつの。
忘れていた怒りがまたふつふつと頭をもたげ始める。冗談じゃない、おまえの所為で俺は初めて自分で処理してしまったし、最後の砦も壊してしまった。男なら最後までやれっての、短気め。ってこれ完璧に放置されたことに対しての怒りでしかない。理不尽なことで怒りやがって、と怒るべきか、やっぱ。
さっきまで土方さんが居たところを見遣る。畳に触っても疾うに温もりはなくなってしまっているんだろう。本当に許せない。一人にしやがって。
畳を見ていたら色の明るい部分があった。障子が開いているらしい、外から薄く明かりが差している。だからか、と納得しかけて障子に視線を向ける。明らかに隙間が開いている。それだけじゃない。
月明かりに移る、人影。
それが誰かもいつからそこに居たかも先ずはいい、頭が勝手に手に指令を出して愛刀を掴み鞘から白刃を抜く。殺意を感じたのか逃げることなく逆に、男は障子を開けて中に一歩踏み出してきた。
髪が一筋ハラリと落ちる。首筋にぴたりと当てられた抜き身に驚いた風を見せず、でも内心かなり動揺しているのだろう、ただ立ち竦む。
死にたい、今、生まれて初めて。

「・・・ひじかたさん」

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