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梅々

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萌えろ俺のコスモ

ナンジャタウンいこーーーー!!

というノリで行きたいです。

母からは明日のオンリーの帰りに行けばと言われたけど人形町から池袋って。

しかも一人って。

ないわぁww



沖田のアイマスクストラップが欲しいです。

まぁ、明日手に入れるわけですが( ̄ー ̄)ニヤニヤ





オンリーだぁぁぁぁぁ!!



待ちに待ったオンリーが明日です!

月日が過ぎるのは本当に早い!



楽しみだから今日は早く寝ようと思います!

・・・ここに来てくださってる方で行かれる方はいらっしゃるのか少し気になります(*^^*)











それでは五万二千打、お静様リクエストの「二人が出来上がる過程の物語。お互い絶対実らないと勝手に思ってる。沖田視点で女性が絡む感じ」です。

続きます!

その上スランプ気味で申し訳ないです。うぅ・・・
































花は千千に乱れ舞い



貴方の傍らを乞い願う











月に叢雲花に風











何にも言えない。

否、言ったらいけない。



開け放した障子の向こう、はらりはらりと白に近い桃色の花弁が舞う。長閑な光の降り注ぐ、手入れは最低限にしかされていない庭も、花弁が二三舞い込んだだけで随分と違って見える。桜の木自体は、隣の家にあり、塀の向こうから僅かに顔を覗かせている。

風流だなぁ、なんて眺めていれば、穏やかな気持ちになる。

そんな風に、考えていたら。

ペシンと勢いよく頭を叩かれた。



「いって・・・」



「痛ぇじゃねぇよこの糞餓鬼! 大事な会議の最中だってぇのに何余所事考えてやがる」



「話はちゃんと聞いてまさァ。明明後日の夕刻だろィ」



「聞いてんなら態度で示せ!」



「相変わらずだなぁ、沖田も副長も」



「トシ、聞いてたんだからいいじゃだろう。話が進まないぞ~」



原田がニヤニヤ笑い近藤さんが自覚のないまま俺に加勢した。ニヤリ、有利な立場になったので笑ってやれば、無言で再び頭を殴られた。これは立派なパワハラです。

殴られるのは好きではないから、渋々話を聞いてやる。聞く態度なんて、話す人の顔を見ていればそれなりによく見えるものだ。だから、それを口実にじいっと顔を眺める。男らしく整った精悍な顔。一言で片付ければそれで終わるけれどそれだけじゃこの人の顔の良さを表しきれないと思う。例えば、唇一つとっても、俺じゃあ無理だけど国語力豊かな人なら半日は語れそうなものだ。

不機嫌な時は主に口角が少し下がっていてへの字、大抵それに軽く煙草が挟まれている。怒鳴っているときなんていうのはヤクザやチンピラの様だけれどそれでもどことなく品があるように見えるから不思議だ。あと、笑ったとき。にっこりと笑っているのなんて見たことがないけれど、嫌味ったらしく口角を上げている時はなんだか、ぞくぞくする。勿論、惚れ惚れともするのだけれど。

なんて見ていたら手元の書類を読み上げていた土方さんが不意に顔を上げ、目が合った。

どきりと胸が跳ねるのはここ何年かの内に条件反射と化してしまっている。それを無視して見つめたら、土方さんは周章てたように視線を反らした。

傷付いた、これは少し。何でそんな風に視線を反らしたのだろうか。疚しいことなんて、少なくとも土方さんにはないのに。俺には、あるけれど。



「―――以上! 総悟はこの後俺と見廻りだからな、それ以外は解散」



「えー。近藤さんと見廻りてぇなぁ」



「うるせぇ文句言うな」



ぶーぶーと頬を膨らませれば、通り様に近藤さんが頭を撫で、今度な、と言ってくれた。それだけで仕方ないなぁなんて思って、渋々立ち上がる。

本当は、土方さんと見廻りするのも嫌いではない。好きな人の傍にいるのが嫌いな人なんて滅多にいないのと同じで、俺も、好きな人の傍にいるのは大好きだ。

実らないのは分かりきっていても。



「帰りに団子で手を打ちまさァ」



「仕事なんだけど?」



「いいじゃねぇですかィ」



「よくねぇだろ」



とかなんとか言いながらも奢ってくれるのだ、土方さんは。それなら最初から買ってやるよとかなんとか言ってくれれば分かりやすくていいのに。そんな分かりにくいところがまた魅力なのだけれど。

外へ出ると風が肌を優しく撫でた。ポカポカ暖かい陽気に、少し冷たい風がちょうどいい。いつものことながら土方さんの斜め後ろを歩いて、黒い髪が細やかに風に靡くのを熟視る。

初めて会った時から、この艶やかな黒髪が羨ましくて堪らなかった。この国の人の殆どは土方さんや近藤さんみたいな黒髪で、俺や姉上みたいな薄い髪色は普通のものではないから。羨ましくて、妬ましくて。あの結わえられた髪を何度引っ張ったことやら。



「総悟、聞いてんのか?」



「へ?」



「・・・討ち入りのとき、気を付けろよおまえ。最近呆けてばかりだろ」



「アンタに心配されちゃあ俺もお仕舞いですねェ」



「てめぇな・・・」



呆れながらも、土方さんは優しい眼差しを向ける。きっと、末っ子だと聞いたことがあるから弟のように俺を思っているのだろう。それに、愛した人の弟でもあるわけだし。だから、土方さんは俺の数々の悪戯を大目に見てくれるのだ。仕方ない奴だな、の一言で片付ける。

そんな土方さんが憎らしくて堪らないし、そんな方法でしか構ってもらえない自分も嫌いで堪らない。

いつまで経っても俺は成長しないで餓鬼の頃から変わらない。やってることは変わっても、根本的に成長していないのだからその変化に意味はない。



「十四郎はんっ」



「お、」



不意に、前方から名を呼んで女が土方さんに駆け寄って来た。

涼しげな目元、キリッとした眉に長い睫毛。泣き黶が色っぽい、如何にもな女の人。大方、土方さんの馴染みの人なのだろうと二人を見て悲しくなった。

美男美女の二人が並ぶと背景に薔薇が咲くんじゃないかというほど絵になる。さっきからすれ違う人々が振り向き、瞳を光らせるぐらいに。

楽しそうに話す二人を見ていられなくて、そぉっとそぉっと気付かれないようにその場から逃げ出した。



俺が、土方さんの隣に並んだとしても、恋人として並ぶことはできないのだと、まざまざと見せつけられた気分。

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