梅々
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事変
昨日二代目エロ魔神を襲名してしまったかもしれない早良ですこんばんわ。
あたし、イラストはちゅーどまりです。二人がひとつになってる絵は描けないというのに!
文もだめなんですけどね、はい。
あと昨日自分の髪が腰まであるのに言われて気付いたという、なんともいえない。丸々一年間、前髪以外切ってないです。もう、金色毛虫なのりです。やばいのかも。
ソウ3見ましたー。2よりぐろいです。見てて力が入らなくなった。1と同じくらいかなー。
あれ一気に1~4とか見たら病みますね。カオスな感じになったので見終えてから作業用事変ききながらリボーン読んでたらディノヒバがですね、はい。好きです!
では久々の援交ネタの続き。そうだ、京都へ行こう。でおわってた素晴らしさ・・・。
あたし、イラストはちゅーどまりです。二人がひとつになってる絵は描けないというのに!
文もだめなんですけどね、はい。
あと昨日自分の髪が腰まであるのに言われて気付いたという、なんともいえない。丸々一年間、前髪以外切ってないです。もう、金色毛虫なのりです。やばいのかも。
ソウ3見ましたー。2よりぐろいです。見てて力が入らなくなった。1と同じくらいかなー。
あれ一気に1~4とか見たら病みますね。カオスな感じになったので見終えてから作業用事変ききながらリボーン読んでたらディノヒバがですね、はい。好きです!
では久々の援交ネタの続き。そうだ、京都へ行こう。でおわってた素晴らしさ・・・。
人だから、感情があってそれを抑圧する理性があって。
だけどそれさえもきかない刺激があったとき獣同等となる。
つまり、俺はあんたに死んでほしい。その思いをいつも胸に抱いていてそれを抑えているんだ。
あんたみたいな獣になりたくないから。
破滅への
静かなホテルの一室、一人でいるとガチャン、と鍵が開いた。誰が入ってこようと、わざわざ出迎えに行く必要のある人じゃないのは明白だから、テレビを見たまま動かずにいる。
足音で違いがわかる。それはまるであの人を求めているようで、そんな自分が嫌になる。
沖田君。呼んだ声は予想通り抑揚のない声。一応呼ばれても振り向かないのは喩え相手を土方以上に嫌っていても失礼かなと思って振り返る。こころの読めない微笑。土方さんが毛嫌いするのもわかる。これだけは共感できる。
この人は、機械のよう。
「なんですかィ?」
「土方君は少し遅くなる。だからこれは・・・あぁ、甘味の類いだ。それとお汁粉まであるね。夜食の差し入れのようだ」
「あっ、お汁粉あるんで? そりゃあよかった。飲みたくて仕方なかったんでさァ」
「・・・君は本当に、面白い」
「何がですかィ?」
人間観察が好きそうだ、ぼんやり浮かんだ考えをそのまま浮遊させて俺を分析しようとする機械の声に微笑で返す。俺は不思議な人間らしいから、分析はそう容易くできねェよ、伊東さん。
一週間近く前のこと。いつもと様子の違う土方さんに呼び出されて行った雪の夜。CMのような唐突さで土方さんは京都へ行かないか、と言った。それが何れ程予想だにしない言葉だったか。
たかが援交相手の、俺に。彼女に言えよ、と返せばお前がいいんだと殊勝な態度で言われて、元より拒否権のなかった俺は行くしかなくて。
ついてきて知った、同僚と二人の出張で土方さんはその人をとてもとてもきらいだと。
でも今だに思う。彼女と来れば良かったのに。
「君は土方君とは他人だ。そして人には言えない関係だ」
「・・・」
「それだけじゃなく、彼は―――」
「・・・彼は?」
一瞬の、間。その絶妙な間隔にこの人は絶対サディストだなと決めつける。
それよりも何。土方さんがなんだって言うの。続きが気になって問う。向けられる焦らすような微笑みが腹立たしい。
もう一度、催促しようとして唇を開くとガチャンとドアが開いた。
今度こそ、足音があの人のもの。
向き合ったまま視線だけ土方さんに向ければこの二三日ですっかり見慣れた不機嫌な顔。
「・・・用が済んだらさっさと部屋出るっつってなかったか?」
「ああそうだった。ついね、気に入ってしまって、」
彼のことを。微かに聞こえた声、ぴくりと土方さんの眉が上がった。土方さんが行動に移す前に颯爽と部屋を出て、同僚は部屋へ帰る。
それを見送り舌打ちして、土方さんはつかつか此方へ向かってきた。座ったまま見上げれば、強かな抱擁。
京都へ来てから、毎晩帰ってくると土方さんは必ず俺を抱き締める。窒息するような強さのときもあれば、胸がとろとろに溶けてしまいそうに甘く優しいときもあって。
今日は、強めで体が軋む。
はぁぁ、と深く息を吐いた土方さんは、ぽんぽんと頭を撫でて髪をすきながら、少しだけ密着した体を離した。真ん前から熟視られる。
「なにもされてねぇか」
「アンタじゃあるまいし」
「ならいい」
俺は良くない。あんたがなんでこんなとこに彼女じゃなくて俺を連れてきたのか理由が分からないし、我が儘言ったってきいてくれるぐらい気持ち悪い程に優しいし。
胸が軋むのはこの抱擁のせい。
優しさを求めているわけではないのに、与えるアンタのせい。
なにがしたい。問えないのはなんのせい?
「今日は何してた?」
「商店街でぷらぷら買い物してやした。あんま遠くへは行けねぇんでね。二条城また行ったり、そんぐらい」
「そうか・・・。明後日なら、空くから」
愛しそうに細めた目でじぃっと熟視られて、慈しむように頬を包まれて、口付けが降る。
これは違う、疑似恋愛で非現実。だから俺のためのものじゃなくて、帰ればきっといつもの冷酷な土方さんに戻るのだから。
受け入れてはならない優しさ。
ああ、なんて恐ろしいのだろう!
「明後日も仕事なんじゃ?」
「毎日残業してんの、なんでだと思ってんだ」
そういえば、と。伊東さんより大抵30分~1時間遅く帰ってきて、初日にその理由をちゃんと残業だと言っていた。観光したいからだなんて、この人にしては可笑しい。
首筋に埋まった顔が左右に揺れて、肌に触れる唇と髪がむずむずとよくないものを起こす。
石鹸の匂いがする、呟いてから土方さんは俺の首を吸血するかのように噛む。
「っぁ、」
「ベッドとこのまま、どっちがいい?」
「どっちでも・・・ッ」
背と膝裏に回った手が体を支えて持ち上げる。所謂、お姫さまだっこ。嫌だ、こんなの。気持ちが伝わったのか嗜めるかのように額にキスされた。
だけどそれさえもきかない刺激があったとき獣同等となる。
つまり、俺はあんたに死んでほしい。その思いをいつも胸に抱いていてそれを抑えているんだ。
あんたみたいな獣になりたくないから。
破滅への
静かなホテルの一室、一人でいるとガチャン、と鍵が開いた。誰が入ってこようと、わざわざ出迎えに行く必要のある人じゃないのは明白だから、テレビを見たまま動かずにいる。
足音で違いがわかる。それはまるであの人を求めているようで、そんな自分が嫌になる。
沖田君。呼んだ声は予想通り抑揚のない声。一応呼ばれても振り向かないのは喩え相手を土方以上に嫌っていても失礼かなと思って振り返る。こころの読めない微笑。土方さんが毛嫌いするのもわかる。これだけは共感できる。
この人は、機械のよう。
「なんですかィ?」
「土方君は少し遅くなる。だからこれは・・・あぁ、甘味の類いだ。それとお汁粉まであるね。夜食の差し入れのようだ」
「あっ、お汁粉あるんで? そりゃあよかった。飲みたくて仕方なかったんでさァ」
「・・・君は本当に、面白い」
「何がですかィ?」
人間観察が好きそうだ、ぼんやり浮かんだ考えをそのまま浮遊させて俺を分析しようとする機械の声に微笑で返す。俺は不思議な人間らしいから、分析はそう容易くできねェよ、伊東さん。
一週間近く前のこと。いつもと様子の違う土方さんに呼び出されて行った雪の夜。CMのような唐突さで土方さんは京都へ行かないか、と言った。それが何れ程予想だにしない言葉だったか。
たかが援交相手の、俺に。彼女に言えよ、と返せばお前がいいんだと殊勝な態度で言われて、元より拒否権のなかった俺は行くしかなくて。
ついてきて知った、同僚と二人の出張で土方さんはその人をとてもとてもきらいだと。
でも今だに思う。彼女と来れば良かったのに。
「君は土方君とは他人だ。そして人には言えない関係だ」
「・・・」
「それだけじゃなく、彼は―――」
「・・・彼は?」
一瞬の、間。その絶妙な間隔にこの人は絶対サディストだなと決めつける。
それよりも何。土方さんがなんだって言うの。続きが気になって問う。向けられる焦らすような微笑みが腹立たしい。
もう一度、催促しようとして唇を開くとガチャンとドアが開いた。
今度こそ、足音があの人のもの。
向き合ったまま視線だけ土方さんに向ければこの二三日ですっかり見慣れた不機嫌な顔。
「・・・用が済んだらさっさと部屋出るっつってなかったか?」
「ああそうだった。ついね、気に入ってしまって、」
彼のことを。微かに聞こえた声、ぴくりと土方さんの眉が上がった。土方さんが行動に移す前に颯爽と部屋を出て、同僚は部屋へ帰る。
それを見送り舌打ちして、土方さんはつかつか此方へ向かってきた。座ったまま見上げれば、強かな抱擁。
京都へ来てから、毎晩帰ってくると土方さんは必ず俺を抱き締める。窒息するような強さのときもあれば、胸がとろとろに溶けてしまいそうに甘く優しいときもあって。
今日は、強めで体が軋む。
はぁぁ、と深く息を吐いた土方さんは、ぽんぽんと頭を撫でて髪をすきながら、少しだけ密着した体を離した。真ん前から熟視られる。
「なにもされてねぇか」
「アンタじゃあるまいし」
「ならいい」
俺は良くない。あんたがなんでこんなとこに彼女じゃなくて俺を連れてきたのか理由が分からないし、我が儘言ったってきいてくれるぐらい気持ち悪い程に優しいし。
胸が軋むのはこの抱擁のせい。
優しさを求めているわけではないのに、与えるアンタのせい。
なにがしたい。問えないのはなんのせい?
「今日は何してた?」
「商店街でぷらぷら買い物してやした。あんま遠くへは行けねぇんでね。二条城また行ったり、そんぐらい」
「そうか・・・。明後日なら、空くから」
愛しそうに細めた目でじぃっと熟視られて、慈しむように頬を包まれて、口付けが降る。
これは違う、疑似恋愛で非現実。だから俺のためのものじゃなくて、帰ればきっといつもの冷酷な土方さんに戻るのだから。
受け入れてはならない優しさ。
ああ、なんて恐ろしいのだろう!
「明後日も仕事なんじゃ?」
「毎日残業してんの、なんでだと思ってんだ」
そういえば、と。伊東さんより大抵30分~1時間遅く帰ってきて、初日にその理由をちゃんと残業だと言っていた。観光したいからだなんて、この人にしては可笑しい。
首筋に埋まった顔が左右に揺れて、肌に触れる唇と髪がむずむずとよくないものを起こす。
石鹸の匂いがする、呟いてから土方さんは俺の首を吸血するかのように噛む。
「っぁ、」
「ベッドとこのまま、どっちがいい?」
「どっちでも・・・ッ」
背と膝裏に回った手が体を支えて持ち上げる。所謂、お姫さまだっこ。嫌だ、こんなの。気持ちが伝わったのか嗜めるかのように額にキスされた。
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