梅々
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エデュケーション
朝起きたら足の痛みが無くなってたのですっきり目が覚めました。爽やか(^^)
そんでもって今日は美容院行ってきました。神田が10cm髪きったって気付かれないのと一緒で多分私も気付かれない。一緒に行った父も微妙な顔してました。
で、かえりにブックオフで事変の教育をかいました。好きな歌ばかり。夢のあとは土沖しかありえない。
では、昨日の分。
若干危ない?いや、大丈夫かな。
あといっこ!
そんでもって今日は美容院行ってきました。神田が10cm髪きったって気付かれないのと一緒で多分私も気付かれない。一緒に行った父も微妙な顔してました。
で、かえりにブックオフで事変の教育をかいました。好きな歌ばかり。夢のあとは土沖しかありえない。
では、昨日の分。
若干危ない?いや、大丈夫かな。
あといっこ!
9.つまり、言葉なんていらない。
何に気付けばいいんだ、と問うよりも早くそっちが気付けと苛立ちにも似た感情が胸を覆った。甘い余韻を残して、離れた唇が愛しく思えたのはきっと、火照る体の所為。
大嫌いなんだって、殺したいぐらい。大好きなんだって、嫉妬してしまうぐらい。振り回されてるのは俺なんだ、ここ数日。そして多分それ以前だって。
どうか、気付いて。
途中で愛撫を止めた手は優しく俺の体を抱き締める。裸の肌が触れる感触が心臓に宜しくない。
「・・・」
「此方向けよ」
「嫌でさァ」
複雑な心境はそのまま顔に出てしまっているだろう。見られたら笑われる。それぐらい情けない。
ゆらゆら不安げに揺れる灯りが障子に映った影を揺らす。ゆらりゆらゆら、覚束無いのは何もかも全て。
嘘に縋るのも一夜の夢に縋るのも弱々しいからではないんじゃないか。一度きりのそれを胸に生きてゆけるのは素晴らしいことで強いことで、次を求めてしまうことが弱いことなんだ。
俺は弱い? 体だけでもいいと思っていた?
自分さえも偽りそうな心境、考えるのは止めにしよう。
「おまえは俺に似てるよ」
「ぅっ、わ!」
「頑固にいいとこなんかねぇよ?」
ぐるん、腕を捕まれて半回転させられる。寂しげな瞳に映った俺がじぃっと、自分を見返す。
愛おしむような手付きで頭を撫でられ抱き締められる、その優しさに胸がじわじわ溶け出しそう。
これってあいされてるみたい、呟いたら俺を包んだ鼓動が早くなった。心音は嘘をつかない。ぽかんと上を見上げるけれど顔を見る前にきつく抱き締められて目に写るのは肌のみ。
「・・・土方さん?」
「もういいから、寝ろ」
「なら自室帰ってくだせぇ。暑苦しいし邪魔」
「だるいから無理だ」
「自業自得だろィ」
誤魔化しがきく相手じゃないと分かっているだろうに。
悪足掻きしようとしているのが丸分かりで、くすくす笑ってしまう。眠気はさっきの悪戯で覚めてしまった。意表返し、してやろうじゃないか。されるがままの俺じゃないんだって、本人もわかっているのだから。
ゆっくりと背に腕を回して、力が緩んだ隙に唇を触れ合わせる。なんともいえない声で、ん、と声を出して主導権を奪う、土方が嬉しげな表情をしているのを見逃さなかった。
気付かれたいのも気付くべきこともつまりは一緒。
「なんだ、そういうことですかィ」
「なにがだよ」
「あんたが異常だって話」
「つまりお前もだろ」
何を勘違いしていたのだろう、純粋にこの人は喜んだんじゃないか、初めてキスしたときだって多分。
女泣かせだなんて嘘っぱち、ただのヘタレじゃないか。こんなヘタレに振り回されていたとは、と少し憂鬱になりかける。
「あんた俺じゃなくても男抱く?」
「無理」
「・・・即答ですかィ」
「おまえは俺じゃなきゃ駄目なんだろ」
「死ね。その首斬り落としてやりまさァ」
「待て待て待て」
照れ隠しに刀を構えると、ひきつった顔で苦笑を浮かべた。
認めたくなくても、やっぱり俺はこの人を。
何に気付けばいいんだ、と問うよりも早くそっちが気付けと苛立ちにも似た感情が胸を覆った。甘い余韻を残して、離れた唇が愛しく思えたのはきっと、火照る体の所為。
大嫌いなんだって、殺したいぐらい。大好きなんだって、嫉妬してしまうぐらい。振り回されてるのは俺なんだ、ここ数日。そして多分それ以前だって。
どうか、気付いて。
途中で愛撫を止めた手は優しく俺の体を抱き締める。裸の肌が触れる感触が心臓に宜しくない。
「・・・」
「此方向けよ」
「嫌でさァ」
複雑な心境はそのまま顔に出てしまっているだろう。見られたら笑われる。それぐらい情けない。
ゆらゆら不安げに揺れる灯りが障子に映った影を揺らす。ゆらりゆらゆら、覚束無いのは何もかも全て。
嘘に縋るのも一夜の夢に縋るのも弱々しいからではないんじゃないか。一度きりのそれを胸に生きてゆけるのは素晴らしいことで強いことで、次を求めてしまうことが弱いことなんだ。
俺は弱い? 体だけでもいいと思っていた?
自分さえも偽りそうな心境、考えるのは止めにしよう。
「おまえは俺に似てるよ」
「ぅっ、わ!」
「頑固にいいとこなんかねぇよ?」
ぐるん、腕を捕まれて半回転させられる。寂しげな瞳に映った俺がじぃっと、自分を見返す。
愛おしむような手付きで頭を撫でられ抱き締められる、その優しさに胸がじわじわ溶け出しそう。
これってあいされてるみたい、呟いたら俺を包んだ鼓動が早くなった。心音は嘘をつかない。ぽかんと上を見上げるけれど顔を見る前にきつく抱き締められて目に写るのは肌のみ。
「・・・土方さん?」
「もういいから、寝ろ」
「なら自室帰ってくだせぇ。暑苦しいし邪魔」
「だるいから無理だ」
「自業自得だろィ」
誤魔化しがきく相手じゃないと分かっているだろうに。
悪足掻きしようとしているのが丸分かりで、くすくす笑ってしまう。眠気はさっきの悪戯で覚めてしまった。意表返し、してやろうじゃないか。されるがままの俺じゃないんだって、本人もわかっているのだから。
ゆっくりと背に腕を回して、力が緩んだ隙に唇を触れ合わせる。なんともいえない声で、ん、と声を出して主導権を奪う、土方が嬉しげな表情をしているのを見逃さなかった。
気付かれたいのも気付くべきこともつまりは一緒。
「なんだ、そういうことですかィ」
「なにがだよ」
「あんたが異常だって話」
「つまりお前もだろ」
何を勘違いしていたのだろう、純粋にこの人は喜んだんじゃないか、初めてキスしたときだって多分。
女泣かせだなんて嘘っぱち、ただのヘタレじゃないか。こんなヘタレに振り回されていたとは、と少し憂鬱になりかける。
「あんた俺じゃなくても男抱く?」
「無理」
「・・・即答ですかィ」
「おまえは俺じゃなきゃ駄目なんだろ」
「死ね。その首斬り落としてやりまさァ」
「待て待て待て」
照れ隠しに刀を構えると、ひきつった顔で苦笑を浮かべた。
認めたくなくても、やっぱり俺はこの人を。
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