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梅々

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風邪

喉の痛みで久々に朝食食べなかったです。平日に食べなかったのは久々。お腹は減るのに胃が痛いわ喉が痛いわで。
明日は一限からの居酒屋のバイトなので死んできます。そしてよみがえれ。





こねた。










くすり、背後の男が笑って、ぱっと振り返る。男が見ていたのは俺が脱いだばかりの単で、バカにされたんだと、かっとなった。
だってこれは、姉上のお下がりだ。

「土方のくせにバカにしやがって!」
「あ?」

ごめんね、そうちゃん。
申し訳なさそうに、俺の背丈にあわせて修繕した姉上を思い出して堪らなくなった。
姉上が悪いんじゃない。小さい俺がいけないんだ。母上も父上もいないんだから、俺が、しっかりしなきゃいけないのに。
こいつは、何も知らないで、笑いやがった。

「なんでも持ってるおまえなんかにはわかんねぇよ!」
「――」

そう、言った瞬間の土方の顔が、忘れられない。何があっても眉をつり上げて口をへの字にしていたのに、今は、目付きを緩めてどこか遠くを見て、笑っている。
なんで。なんでおまえがそんな顔するの。なんでも持ってるくせに俺から姉上も近藤さんも奪おうとしているんじゃないの。
なんでそんな、寂しい顔するんだよ。

「そう、だな」
「っ!」

穏やかな声、それに泣きそうになって脱いだ服もそのままに部屋から飛び出した。





何も知らず子どもだった沖田は意図せず土方の心を抉ったことがあったのかもしれないとふと思った。その時に沖田は、土方は恵まれていたんじゃないと悟って、昔なんかあったんだろうなって思いながら相手をしてやっていたらいいな。少しだけ丸くなる。
きらいな野郎のままでいいのは、大事なものとして数えることは土方を喜ばせるだけだから認めたくないっていう天の邪鬼さならなぁ。
沖田は、振り返ってみると俺には有り余るぐらいの幸せがあったと思ってる。もうかえってこない、だからこそ大切な思い出なんだよね。それは土方にとっても同じで、大切な思い出を共有しているのが信頼にも繋がってるのは言わずもがな。

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祝☆映画化

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