梅々
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見せ物小屋の嘘
- 2014/06/06 (Fri) |
- 土沖 小ネタ |
- CM(0) |
- Edit |
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拍手ありがとうございます~(´▽`)
最近週一でバイト入ってるので一回の疲労感が半端じゃないです。
もうちょっとバイトしなきゃなぁ。
そういえば今日は夏コミ当落でしたね!お買い物楽しみです。
幼い頃、近くの長屋の子どもと見せ物小屋へ行った。
俺自身も幼く、寺子屋へ通い出して数年経ったぐらいだったように思う。その子どもは俺よりも幼く、そして珍しい見た目をしていた。
砂色の髪に、白い肌、硝子玉のような瞳。綺麗だと俺は思っていたが周りの子どもには好かれていなかったと記憶している。珍しさ故に。
そんな子どもと手をつないで見せ物小屋へ行ったのだった。そのときの目玉はなんだったか。涙が宝石になる猫か。不思議な肌の色をした、異国の娘か。
それらに見惚れた俺は、手をつないでいたはずの子どもがいなくなっていたことに気づかなかった。
夜通しその見せ物小屋の周りや、その子どもが行きそうな場所を村総出で探し回ったが結局見つからず、今に至っている。
俺のせいだ、それなのについ先刻まで、なぜか忘れていた。
「そうご」
たしか、そんな名前だった。
思い出し呟いたら、檻の向こう、今回の見せ物小屋の目玉の、美しい少年がふと顔を上げた。
「…………ひじかたさん?」
ガラス玉の目が、俺を見た。
最近週一でバイト入ってるので一回の疲労感が半端じゃないです。
もうちょっとバイトしなきゃなぁ。
そういえば今日は夏コミ当落でしたね!お買い物楽しみです。
幼い頃、近くの長屋の子どもと見せ物小屋へ行った。
俺自身も幼く、寺子屋へ通い出して数年経ったぐらいだったように思う。その子どもは俺よりも幼く、そして珍しい見た目をしていた。
砂色の髪に、白い肌、硝子玉のような瞳。綺麗だと俺は思っていたが周りの子どもには好かれていなかったと記憶している。珍しさ故に。
そんな子どもと手をつないで見せ物小屋へ行ったのだった。そのときの目玉はなんだったか。涙が宝石になる猫か。不思議な肌の色をした、異国の娘か。
それらに見惚れた俺は、手をつないでいたはずの子どもがいなくなっていたことに気づかなかった。
夜通しその見せ物小屋の周りや、その子どもが行きそうな場所を村総出で探し回ったが結局見つからず、今に至っている。
俺のせいだ、それなのについ先刻まで、なぜか忘れていた。
「そうご」
たしか、そんな名前だった。
思い出し呟いたら、檻の向こう、今回の見せ物小屋の目玉の、美しい少年がふと顔を上げた。
「…………ひじかたさん?」
ガラス玉の目が、俺を見た。
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