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梅々

苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/

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同じ秘密を抱える

拍手ありがとうございますー。

鋭意原稿中です。
腰が痛いです。カラオケに行きたい。可愛い服も買いたい。



わんどろで土沖で「18歳」です。










俺があの人にあった頃、あの人は今の俺と同じぐらいで。
自分は一人で平気だという態度を普段とるくせに、近藤さんが構うと幼い表情をするものだから酷くそれが気に障った。その上近藤さんと姉上という俺の世界を二分している二人ともを奪われるのではないかという子ども染みた独占欲が、あからさまな敵意としてあの人に向けられた。
それに対するあの人の対応はなんともまあ大人げなかった。全力で叩きのめしにきた。
大人げなかったけれど、俺を子どもとして扱わず対等に扱っていたのだ、あの人は。その証拠に稽古では俺相手に手を抜くことはなかった。そのことに気づいたのは上京してからだけど。
俺はあの人と同じものを持っていなかったけれど、あの人が失ったものを持っていた。それをあの人が妬んでいたか、羨ましく思っていたか、そんなことはどうでもいい。
今は殆ど似たようなものなのだ。
同じ者を選んで同じ者を亡くした。

「あれ、今日は帰らねぇの?」
コトを終えたらさっさと帰る土方さんが今日は帰らずにベッドの中にいる。いつも通り風呂から出たら誰もいないのだろうと思っていた俺は少しびっくりする。
「たまにはいいだろ」
なんて笑って、土方さんは来いと手招く。
拍子抜けしながら従って、俺は土方さんの腕の中に収まる。
土方さんは朝寝が嫌いなことで有名だ。女を買いに行っても朝まではおらず夜中に屯所へ帰ってくるのだ。柔らかい膚に包まれて眠るのはそう悪いものではないと思うのだが。土方さんは好まないらしい。
「朝までいんの?」
「いちゃ悪いか」
「いーえ別に」
俺と土方さんが一緒に帰ったところで俺らが同衾してたなんて思う人間はいないだろう。だからまぁいいかと瞼を閉じる。

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祝☆映画化

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