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梅々

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二二六事件

給料明細いただきました。人生初!
うわぁい!(ノ´∀`)ノ

とりあえずとっといて、家族にお菓子でも買おうかなと思っていましたが、いいお土産を頼むと言われたのでまずお土産を買わないと。
沖田は初めてのお給料、近藤さんに何か買ってあとは仕送り。近藤さんは皆になんか買って、土方は誰にも気付かれないよう近藤さんと沖田に使ったと思う。ミツバさんは、沖田に着物を買ってあげたりしたのかな。

あと拍手ありがとうございます!
お返事は明日必ずいたします!遅くなって申し訳ないです!
五時間労働は足に来た。


では小ネタ。二人とも既婚者。
















 奢ってやるから飲まないか。そう総悟に聞いたら予想通り素直に頷いて、約束を取り付け電話を切った。互いに忙しい身分ではあるが、珍しく都合があったのが明日の夜。愚痴る気満々だが構わないだろう、酒に釣られる総悟が悪い。
 翌日、総悟と飲むときに利用する店へ行ったら先に総悟は来ていて、しかも日本酒をちびちび飲んでいた。せめて待てよと思うのは普通だろう。

「お久しぶりでさァ」

「久しぶり。・・・どうせなら素面の対面が良かったけどな」

「まだ一升も飲んじゃいやせん」

 酔ってはいないだろう。餓鬼の癖に酒に強い。生を頼んで待っていると、空豆をかじりながら総悟が言った。

「ってかアンタさ、新婚でしょ」

「ああ」

「新妻の傍にいなくていいの」

 今月初め、俺のマネージャーを勤める女性と籍を入れた。
 が、既に悔やんでいる。それもこれも目の前の人間が問題だ。半ば当て付けのようなものだった。残り半分は忘れるため。つまり結婚の理由の全てが、コイツに関係している。

「そういうお前はどうなんだ」

「俺は良いんでさ。帰ったら痛め付けてあげるから」

「いいのかそれで・・・」

「喜んでくれやすぜ、アイツ」

 ニコニコのろける、総悟に殺意が沸く。互いに左手薬指にはプラチナの指輪が居座っている。デザインは似ている。似ているからこれを選んだ。
 総悟と、一度だけ関係を持ったことがある。総悟はデビュー当初から人気があり、可也細かいスケジュールが組まれていた。その疲労に体が堪えきれなくなってしまったとき、面倒を見てやった。俺が主役の作品で共演してからたまに飲んだりしていたが、それをきっかけにしてこう親しい仲になった。そして、酔った勢いで一夜を共に過ごした。
 それっきりなのだ。酔っ払った結果でしかない、それを。俺は忘れられずにいる。

「結婚しなきゃ良かった」

「何言ってんでィ。新妻は調教しがいあるってのに。好きなんじゃないの」

 好きじゃない誰でも良かった。言ってはいけない言葉は酒と共に飲み込んだ。
 お前が好きなのに。なんで結婚生活まで演じなければならない。妻も可愛いとは思う。だが、唯一の人間にはなりえない。
 コイツしか、もう。

「今日送ってくれ」

「そんなに飲むんで? まぁいいけど。土方さんの金でさ、いっぱい飲みなせェ」

 にんまり笑う。その顔でさえ愛しいよ。

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