梅々
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ほしがる言葉なんてあげない
- 2014/05/25 (Sun) |
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拍手ありがとうございます(´▽`)
今日は試験してきました。帰ってから大奥十巻読んで鬱になるという。
田沼意次も平賀さんも青沼さんも好きだった。政治はどの時代も公私混同なんですね。
突然の死ねた。
「アンタさえいなければよかったのに」
微笑んで、歌うように言う。
それにいつものように返せればいいのにそれもできそうにない。
目の前が霞む。いや、潤んで見えなくなっていく。
見なければならないのに、焼き付けなければならないのに。けれど瞬きをしたら最後、水滴が目の縁からこぼれてしまう。そうなったら笑われるのだろう、避けねばならない。
なんて、最期まで意地を張るのか。
「俺はお前がいなきゃ駄目だったよ」
ぽろりと涙の代わりに本音がこぼれ出た。
総悟は焦点の合わない目を俺に向けて、花の綻ぶような笑顔を浮かべた。
ずっとずっと、俺がほしかったもの。
「アンタのそういうとこが、嫌い」
天の邪鬼な唇が、息も絶え絶えに嘘をついた。
そうして、真摯に近藤さんをお願いしますと告げて、姉の元へと旅だった。
今日は試験してきました。帰ってから大奥十巻読んで鬱になるという。
田沼意次も平賀さんも青沼さんも好きだった。政治はどの時代も公私混同なんですね。
突然の死ねた。
「アンタさえいなければよかったのに」
微笑んで、歌うように言う。
それにいつものように返せればいいのにそれもできそうにない。
目の前が霞む。いや、潤んで見えなくなっていく。
見なければならないのに、焼き付けなければならないのに。けれど瞬きをしたら最後、水滴が目の縁からこぼれてしまう。そうなったら笑われるのだろう、避けねばならない。
なんて、最期まで意地を張るのか。
「俺はお前がいなきゃ駄目だったよ」
ぽろりと涙の代わりに本音がこぼれ出た。
総悟は焦点の合わない目を俺に向けて、花の綻ぶような笑顔を浮かべた。
ずっとずっと、俺がほしかったもの。
「アンタのそういうとこが、嫌い」
天の邪鬼な唇が、息も絶え絶えに嘘をついた。
そうして、真摯に近藤さんをお願いしますと告げて、姉の元へと旅だった。
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見えない気持ち信じてしまいそう
- 2014/05/24 (Sat) |
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ちゅーのひおわってた!
- 2014/05/24 (Sat) |
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拍手ありがとうございます!
レジュメ無事終わりました~でも明後日試験だから勉強しなきゃです。
朝起きて、顔を洗いに洗面所へ行ったら先に顔を洗ってる最中の人がいた。
隣に並ぶまでそれが近藤さんだとは気づかなくて、気づいたからには挨拶しようとしたら、先に近藤さんが声をかけてきてくれた。
「おっ、おはようトシ! 今日は遅いな」
「……え?」
けれどそれが人違いで、きょとんとしていたら顔を洗い終えた近藤さんが顔を上げた。
「あれっ? 総悟?」
「おはようございやす」
「トシのにおいがしたから間違えちまったよ。ごめんな」
「いえ、気にしないでくだせぇ」
なんて言って俺が気にするけど。
同じ布団で一晩一緒にいたからか。
俺、そんなに、あの人のにおいが移ってるのか。
「でもなんで、おんなじにおいなんだ?」
「き、気にしないでくだせぇって!!」
初めて同衾した朝。
レジュメ無事終わりました~でも明後日試験だから勉強しなきゃです。
朝起きて、顔を洗いに洗面所へ行ったら先に顔を洗ってる最中の人がいた。
隣に並ぶまでそれが近藤さんだとは気づかなくて、気づいたからには挨拶しようとしたら、先に近藤さんが声をかけてきてくれた。
「おっ、おはようトシ! 今日は遅いな」
「……え?」
けれどそれが人違いで、きょとんとしていたら顔を洗い終えた近藤さんが顔を上げた。
「あれっ? 総悟?」
「おはようございやす」
「トシのにおいがしたから間違えちまったよ。ごめんな」
「いえ、気にしないでくだせぇ」
なんて言って俺が気にするけど。
同じ布団で一晩一緒にいたからか。
俺、そんなに、あの人のにおいが移ってるのか。
「でもなんで、おんなじにおいなんだ?」
「き、気にしないでくだせぇって!!」
初めて同衾した朝。
ヒトカラ。
- 2014/05/20 (Tue) |
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ヒトカラデビューしました。一時間半で二十数曲しか歌えなかった。案外安かったし楽しかったのでまたやろうと思います。歌下手だから練習したい。そして気兼ねなく暗い歌歌えるのがいい。
「ただいま、そうちゃん」
玄関の方から扉が開閉する音と姉上の声が聞こえてきて、味噌汁の味見をやめてぱたぱたと、玄関へ向かった。
仕事で疲れてる姉上のお帰りだ。おでむかえしてくれるだけで疲れが吹っ飛んじゃう、そう前に姉上が言っていたから、毎日欠かさず出迎えるようにしている。
「お帰りなさい、姉上! ご飯にしやす、それともお風呂に……」
エプロンで手を拭いながら玄関へ向かったら。
姉上の後ろにもう一人、いた。
なんでこいつがここに。
問う前に姉上が答えてくれた。
「帰り道、送ってくださったの。だからご飯にお誘いしたの」
「……邪魔する」
気まずそうに俺をみた土方さんは、再び俺からふいと視線を逸らした。気まずそうに。
そりゃ気まずい。
姉上の同級生な土方さんと俺は、つい先日別れたばかりなのだから。
「ただいま、そうちゃん」
玄関の方から扉が開閉する音と姉上の声が聞こえてきて、味噌汁の味見をやめてぱたぱたと、玄関へ向かった。
仕事で疲れてる姉上のお帰りだ。おでむかえしてくれるだけで疲れが吹っ飛んじゃう、そう前に姉上が言っていたから、毎日欠かさず出迎えるようにしている。
「お帰りなさい、姉上! ご飯にしやす、それともお風呂に……」
エプロンで手を拭いながら玄関へ向かったら。
姉上の後ろにもう一人、いた。
なんでこいつがここに。
問う前に姉上が答えてくれた。
「帰り道、送ってくださったの。だからご飯にお誘いしたの」
「……邪魔する」
気まずそうに俺をみた土方さんは、再び俺からふいと視線を逸らした。気まずそうに。
そりゃ気まずい。
姉上の同級生な土方さんと俺は、つい先日別れたばかりなのだから。