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梅々

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Thursday

地味に忙しい。バイト週四はちょっと辛い。体力さえ伴えば。

今日は朝電車が止まったのでぎりぎり遅刻しました。点呼には間に合った。始業時に校内にはいたけど一階だった。鐘が鳴り止むまでに四階になんて無理だよ。



通販のお知らせ笑点までにはやります。口座まだだけど。来週こそ。











それでは五周年続き。銀沖18禁のターンです。

次からは土方とか、出てくるかもしれませんが当分銀沖。






































リリスの微笑み











射精してくたくたになって抵抗もなにもできなくなっていた俺の後ろへ指を突っ込んで、旦那は内側から俺を攻め立てる。始めは一本だった指がいまは二本になっていて、湿った音を立てながら前後に動かしてみたり、内壁をぐるりと撫で回してみたりと悪戯に動く。その度にじわじわと快感が侵食して、指を噛み、シーツを片手で掴んでぶるぶると体を震わす。



「ん、んぅ、っんん、」

「大分解れてきたな」

「ふぅぅっ!」



抜け落ちそうになった指に身震いすると、新たにもう一本添えられて、狭い中へゆっくりと入ってきた。圧迫感は僅かなもので、慣らされたそこは快感を具に拾い、痛みは感じない。



「痛くない?」

「大丈夫でさ」



痛くはないけど、むずむずとして、普通は、快感なんて感じる場所じゃないはずなのにきもちいい。触れられると狂っちまいそうなところを三本の指でぐりぐりと押されて、いやだと、頭を振って示す。もう大丈夫じゃない、ずっと体がびりびりしているみたいだ。

指で押してたそこに爪を立てられて仰け反る。一瞬頭が真っ白になって、いきそうだったのにいけなくて、みっともないと思いながらも流れる涙が止まらない。



「イきたかった?」

「ったりまえでさ……」

「今度は、俺と一緒にイこうか」

「う、やぁ、」



指が一本引き抜かれたと思えばピースするように内部を広げられて、ありえない感覚にぶるりと体が震える。俺の顔を見ていた旦那がちらりと広げられた穴を見て、反射的に蛙のように開いていた足を閉じた。

愉しそうな顔をして旦那が俺を見る。見ながら、広げたままの指を出し入れし始めて、内側にひんやりとした空気が触れる。



「ひゃ、あ、っやだ、だんなぁっ」

「何が嫌なの」

「こんな、恥ずかしいっ……」

「そうだねー真っ赤な襞がひくひくしてるところなんて見られたくないよね」

「言わな、っあぁ!」



ぐるぐると存分に解されている体の中で指が回る。それがちょうど俺の弱いところを避けるようにするものだから、触ってほしくて足に力が入らなくなる。段々と開いた脚の間、余計に感じる視線に耳まで真っ赤になった。顔が熱い。

羞恥のあまりぐずぐずしていたら、ぬるっと体内にあった指が出ていった。反射的にきゅっと締め付けたそこに、とても熱いものが触れてどきりとした。旦那が俺に覆い被さって、真剣な目を向ける。

 俺、この顔に弱いんだ。

気づいて、怖いと漏れそうになった言葉は発露する前に消えて、旦那の背をぎゅっと掴む。



「少しでも嫌だとか、思ってるなら止めるけど」

「そんなに勃たせちゃって、止められるんですかィ?」

「その代わり総悟君の手にイかしてもらうわ」

「それはそれで面白そうですけど。……平気でさ、きてくだせェ」



へへっと無邪気に笑った後、ぐいと腰を押し付けてきて、穴が広がっていく。ぐぬぬ、と先が入ってくのが分かって、さっき指でやられたのが屁でもないほど、大きいものが中へ入ってきたのだと分かる。広げられ過ぎてぴくり、苦しさに呻いた俺にごめんねと一言こぼして、一息に。



「ひぁぁ、あぁー!」

「全部入ったよ、総悟君」

「あ、まだ、動いちゃ駄目、でさ……」

「うん」



中でドクドクと、脈打ってるのが分かる。他人が自分の中にいる感覚は、とてもおかしなものだった。違うリズムでとくんとくんと、鼓動を刻んでいる。違う温度で息づいている。それなのに、密着して包み込んでいるからなのか、そのまま融け合ってゆきそうな、そんな幻想を抱きそうになる。

旦那と一つになっている。甘い痺れが胸を覆うと同時に、刺が刺さったような痛みが胸の奥底でじんじんと続く。恋心を裏切ったのだから当然だ。自分を愛してくれる人に逃げたのだから。それを知っていても俺を抱き締めてくれる、旦那のこと俺は好きだ。土方さんとは少し違った意味で。同じくらい、好き。

 違和感だけを伝えていた結合部が、意識しない間にきゅっと旦那を締め付けた。ぞわぞわぞわ、快感に体が震えて、それを契機にむずむずと、疼いた。



「旦那、」

「どうした?」

「分かってんだろィ」



繋がってるだけじゃ我慢できない、言えずにじっと見つめると、指までも絡めて、旦那は分かってると低く、呟いた。

ずるり、引き抜かれて排泄感に上乗せされた悦楽に旦那と繋いだ手を強く握りしめてひぃっと息を吸う。手を繋がれたから声を殺せない、やりやがったなと睨みつけるも、当の旦那は知らぬ顔で傘の部分まで抜いて、ずん、と根本まで突き入れられた。



「あ、あぁっ!」

「はぁ、締まるわ総悟君の中」

「う、ぁ、んぁ、ん、んんっ!」



いいながら小刻みに揺さぶられて、その度に声が漏れて止まらない。噛み締めても気持ち良さにすぐ開いちまって、自分のもんじゃないような、甘ったるく零れるそれが恥ずかしい。

速度を増した突き上げにぼたぼたと涙が落ちる。それを舌で舐められて、より交わりが深くなってただ怖くなった。



「っもう、っかしく……なりま、さっ」

「おかしくなりなよ。そしたら俺が、面倒見てやるから」

「くぅ、あ、やだ……っそこやだぁっ!」



さっき指でなぶられた、弱い箇所を性器で刺激されてその度目が眩む。もうイきそうだ、喘ぎまじりに告げれば潤んだ視界に男臭い笑みを浮かべたのが見えた。



「銀さんこんな早い人じゃないんだけど、総悟君良すぎるから」

「うぁ、や……あん、ぁあっ、だ、んなっ」

「一緒に、な」

「ひあ、あ、っはげし、っやぁぁっ」



肌が当たってぱんぱん音を立てる、結合部からは水音がして俺はあられもない声を上げていて旦那は呼吸が荒くて、色んな音に煽られる。がんがんと奥まで打ち付けられて身も蓋もなく声に快感を乗せて放たないと本当に狂ってしまいそうだった。

不意に繋いでいた手が片方離されて、腰を物凄い勢いで中を穿ちながらきゅっと性器を握りしめられて、体が跳ねた。



「や、あ、イっちゃ、ん、っああああ!」

「っん、」



今まで味わったことのないほどの絶頂感にきゅう、とより中の旦那のと密着して、それにすら感じるとどくり、体の中で何かが弾けた。



「っひ……ぁ、あついでさ」



熱い液体が隙間を満たすように中へ注がれる。じんじんと染み込むような感覚。腰が甘ったるく痺れて、幸福感にへへっと笑うと、重くなった瞼が自然と落ちた。

優しく名前を呼ばれたのに安堵して、そのまま何も分からなくなった。

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