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梅々

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ホワイト

五連勤も後半にさしかかりました。明明後日は検定+春コミだなんて。差し入れどうしよう。











私信ですが、蒼依さん。

バナー変えました……!

変えるのを忘れてしまいすみませんでした!











それでは、やっと書き終えました。ホワイトデーネタで姫始めネタの続きっぽい銀沖。本番まではいってませんが18禁です。

土沖バージョンも書きたいです。盛り上がったネタがあるので!






































北極星











にんまりと旦那が笑って、それから俺をぎゅっと抱き締めた。すんすんと俺の頭に鼻を埋めて息を吸って、いい匂いだと旦那は柔らかく言う。

旦那の匂いも甘くて好きだけど。思いながら胸板に当てた額を擦り付けるようにすると頭を撫でられる。



「今日はお泊まりコース?」

「へい。でも明日昼から仕事あるんで加減してくだせぇ」



分かったと言いながらぽんぽんと背を叩かれた。子ども扱いだ、でもそれが悔しくないのは相手が旦那だから。旦那には敵わないと分かっているから甘受できる。

飲み物いれてくるから、と名残惜しそうに旦那が離れた。まだ時間はたくさんあるってのに、おかしな人だ。好きなだけ抱き合えるのに。

今日は世で言うホワイトデーで、随分と前から、旦那に予定を開けといてと言われていた。バレンタインもそうだった。チョコちょうだいと正月明け初めて会ったときから言われ続けていた。だから仕事の合間に抜け出して、嫌味っぽく高いチョコを買ってあげた。しかもなんだかんだ口移しのサービスつきだ、旦那が一生かけても稼げないぐらい高いプレゼントだった。

仕事は午前中に終わらせて、何をお返ししてくれるんだろうと素直にソファーに座って待っていると、お待たせお待たせと旦那がコップを二つ持ってやってきた。両方ともいちごみるくが入ってるみたいだ。



「はい、総悟くん」

「ありがとうございやす。珍しいですねィ、旦那がいちごみるく入れてくれるなんて」

「お礼の気持ちってやつ?」

「まさかお返しこれだけとか言わないですよねェ」

「それはねぇよ」



口の上を白くした旦那が俺に寄りかかってくる。折角ソファーは向かいにもあるのにわざわざ隣に座るなんてと思うけれど、この距離が何だか恋人同士の距離っぽくて、うきうきする。

旦那相手だから手放しで楽しい。土方さん相手だったら、と考えかけて止めた。水を差すだけだ、つまらなくなる。つまらなくなるってのに。



「お宅の副長さんにはチョコあげたの?」

「あげやせんよ。貰いやした」

「じゃあ総悟くんにチョコもらったの俺だけか」

「いや、近藤さんにもあげやした」

「ああ。……多串君には、お返しあげるの?」

「まさかぁ」



ふーん、と旦那が俺に凭れかかったまま言う。ちらりとみればまだ口の上を白くしたままだ、気づいていないのかもしれない。

そっと体を離すと真っ直ぐ、旦那が俺を見てきた。その視線を感じながら旦那の上唇についたいちごみるくをぺろりと舐めとってやると腰を抱き寄せられた。お返しとばかりに舐め返されて、唇を食まれる。



「ん……」



気持ちいいことは旦那に教えてもらった。恥ずかしいことされても、ただ見られるだけでも感じるのだとか、どこで繋がるのかとか身を以て。

縋るように旦那の胸に手をつくとくちゅり、と舌を差し込まれた。ぞくぞくしながら受け入れて、舌を絡め返す。いちごみるくのお陰か、いつもよりずっと甘ったるい。土方さんとのキスとは大違い。



「きもちい?」

「ん、きもちいいでさ」

「じゃあもっときもちよくしてあげる」



抱え上げられて旦那の膝の上に座らせられた。視線の高さが変わる。珍しく俺が見下ろすことになる。でもどの角度から見ようと旦那の髪はふわふわの天パだし、赤い瞳は覇気がない。ヤル気はあるみたいだけど。

上から丁寧に釦を外していきながら、素肌に唇を寄せられる。ちゅっちゅ、と啄まれるのはこそばゆくて、身を捩れば鎖骨の下を強く吸われた。ちり、と僅かに痛むけれどそれより風呂入るとき気にしなきゃいけないからめんどくさい。内腿とかならまだ人目につきにくいからいいのにと思うけど、それを自分から催促するのはおかしい。



「あんま痕つけねぇでくだせェよ」

「えー。仕方ねぇなー」



旦那は意外と痕をつけたがる。それを言ったらこうやって甘ったるい雰囲気を作って前戯をすることも意外だ。慣らしていれて腰振って出して終わりかと思っていた。恋人ごっこを旦那は楽しんでいるらしい。俺と同じように。それになんだかんだ大事にされてるらしい。傷をつけてはいけないと。

じっと見つめながら平らな胸をやんわりと揉まれて頬に熱が集まるのが分かる。指先でぐっぐっと押されて、僅かに形が変わる。ない胸揉んで何が楽しいって、俺の反応なんだろう。胸がむずむずしてくる。赤い色をしてる部分にはわざと触ってこなかいくせに、急にそこへふうと息をかけられて肩が跳ねた。



「ひぅ、っ」

「もうまっかっか。触れって尖ってる」

「じゃ触りなせェよ旦那」



言えばつんつん、と尖ったそこをつつかれた。一瞬だけ触れる指は優しいようで意地が悪い。仄かに甘さが混じった溜め息をつくと、ふっと笑って色の変わったそこのふちをくるくるとなぞられる。触れるか触れないか、絶妙な力加減がじれったくて胸を突き出すようにすれば、つんと尖った中心を摘ままれた。



「ぅあ! ん、や、ぁっ」

「お返しだから、好きなだけ感じなよ」

「っなら、焦らすんじゃ、ねぇやっ、」



両方の乳首を摘まんでころころとなぶられる。それも旦那の目の前でだ、確実に見られている。ちらり、視線を向ければ欲情しきった顔をしていた。普段は感じない男くささに堪えきれなくなって、ふわふわの白い頭を抱き締めた。望み通り唇がそこを挟んで、ちゅっと吸い付いた。



「あ……っ」



じん、と腰が痺れて、ぎゅっと目を瞑った。そのせいでより旦那のくれるきもちよさに敏感になって、吐息すら擽ったい。それなのに、唇が食んだまま尖らせた舌先で舐められて、もう片方はくっと爪を立てられた。



「ひぅ、あぁっ」

「本当に総悟くん乳首好きだね」

「はっ、ん……旦那、下も」



触ってくれと腰を揺らす。すると上目に旦那が俺を見て、にんまりと笑った。

カチャカチャとベルトを外し、慣れた手付きで下着ごと脱がされる。旦那の膝の上、ばたばた足を動かして足から抜くと同時に、総悟くん、と名を呼ばれた。



「なんですかィ」

「俺のくわえてくんない?」

「……別にいいですけど」



ソファーに座ったままの旦那の足元にぺたりと座り、いつもと変わらない格好をしている旦那の、痴部だけを露出させる。僅かに反応していて弓形になっているそれを戸惑うことなく握るとぴくりと反応した。

緩やかに筒状にした手を動かしていると、だんだんと先から液体が滴ってくる。それを塗り込めるように先端を親指でぐりぐりやっていると堅くなっていく。

眉を寄せる旦那の顔を見たら、もっと良くしてやりたいと思って、あむっとそれを頬張った。でも全部は口に入らないから、根本の部分は相変わらず手で弄ってやって、唇にきゅっと力を入れると旦那の性器が脈打つ。

もう何度もした行為だけど未だ慣れない。相変わらず顎は痛いし、どのタイミングで動きを激しくすればいいのかも分からない。でも、直に興奮していく様を感じるのは悪くない。旦那の匂いも味も、覚えた。精液は不味いが、旦那が俺の愛撫で射精するのは嬉しい。だから、こうするのは嫌いじゃないと、旦那の反応を上目に窺えばまた質量が増した。

 頭を撫でられたのを催促と受け取って、唇を閉じたまま顔を前後に動かす。いつもされるようにするけども、ちっともうまくいかない。諦めて舌を尖らせて尿道をつつく。ちろちろ舐めていると苦い味が舌を刺激する。



「んふ、ぅ」

「段々うまくなってきてんね」



それは誉め言葉なのか。うまくしゃぶれたって何の役に立つんだ。旦那を気持ち良くしてやるぐらいしかできない。土方さん相手には、しないし。

 こんな風に野郎のブツをしゃぶるようになるとは思っていなかった。旦那以外はごめんだ。土方さん相手だろうと。そもそもあの人に跪きたくない。

雁の部分を柔く噛んで、ちゅうちゅうと吸う。苦い味にぞくぞくして、腰が揺れる。思えば放置されたままだった。左手で旦那のを擦ったまま、右手を自分のに這わす。



「んあ、は、ぁっ……」

「やらしいなぁ総悟くん」

「ん、だって触ってくんねぇんだもん旦那」

「じゃあ触ってあげるから、もっかいくわえて」

「っんん」



口に含むと後頭部をおさえつけて、旦那が腰を打ち付けてきた。同時に、旦那のと同じぐらい興奮して先走りを流してる性器に、旦那の足が触れた。くっ、と腹につくように踏まれて声を漏らせば、旦那のも堅くなる。

やばい、踏まれてんのに気持ちいい。旦那も分かってんだろう、それを思うともっと酷く扱ってほしくなる。言えやしないけど、早く、繋がりたい。喉の奥に打ち付けられる、それは尻を犯される感覚に似ていて。されるがまましゃぶって、足の指で先端をぐりぐりやられて、もういきそう。



「んふ、んっ、ん、ぅんっ!」

「いきそう? じゃあ俺も、」



旦那が目を細めて舌なめずりした、それに見惚れていれば、喉の奥まで強かに打ち付けられて、性器を強く踏まれた。



「んああぁ……っ!」

「ほら、総悟くんっ……」



俺が達した瞬間、口の中から旦那の性器がずるりと抜かれた。快感に震えながらその行方を見ていると、どぷりとそれから精液が噴射されて、俺の顔へかかった。咄嗟に瞼を閉じる。



「ん……はぁっ」



目の周りはかけられてないのを確認して、目を開けると旦那に抱えあげられてまた、膝の上に座らせられる。それからしたり顔で俺の顔を両手で包んで、精液を広げられる。



「ホワイトデーだから、お礼にぶっかけてみた」

「……コメントに困ることしねぇでくだせぇよ」

「でも顔にかけられるの初めてだろ?」

「そうですねィ」

「大人の階段一段昇れたじゃん、俺のお陰で」



嬉しくねぇでさ。

呟けば目の前で両手を広げられた。旦那の精液が満遍なくついているのを見て、舐めたいと思ったままにぺろぺろ舌を這わす。苦い。でも舐めると、旦那が欲情するのを知っているから止められなくて、挑発するように見てやれば、男くさく旦那は笑う。



「このまましてくだせぇ」

「あいよ。今日は総悟くんの好きなようにするから」



後ろに伸びてくる指に期待して、息が荒くなる。

瞼を瞑ったら、一瞬だけ土方さんの姿がちらついたけれど、それも旦那の匂いにかき消された。

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