梅々
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その声で、もう一度
「・・・おまえ」
「んう?」
「おまえは何祈ったんだ」
「・・・?」
「短冊、」
口に入れていた素麺を飲み込んで合点したというふうにああ、と言えば若干不機嫌そうに、目の前の端正な顔が歪んだ。
今日は未だ星空を見上げていない。天之川も見ていない。なんでも、十九年に一度あるかないかの満月且つ七夕という日だから、どうせなら見ときたい。
「言っていいんで」
「あーなんか想像はつく」
「なんて?」
「どーせ俺に対する悪意だろう」
残念、不正解。口には出さずその通りだとでもいうように笑みを向けたら向かいに座っていた男は溜め息をついた。
そんなもの、神頼みする必要はない。
と思ったから、真面目に真剣に悩んで、浮かんだ小さな望みを書いてみた。
“もう一度姉上に名前を呼ばれたい”
七夕ですね。いま布団から空見上げてみましたが月さえ見えない。雲を退かそう、誰か。
明日はいよいよおきたんです。こっそり問題用紙裏で祝えたらいい。そして00のベストも明日発売ね。うぎゃー。
「んう?」
「おまえは何祈ったんだ」
「・・・?」
「短冊、」
口に入れていた素麺を飲み込んで合点したというふうにああ、と言えば若干不機嫌そうに、目の前の端正な顔が歪んだ。
今日は未だ星空を見上げていない。天之川も見ていない。なんでも、十九年に一度あるかないかの満月且つ七夕という日だから、どうせなら見ときたい。
「言っていいんで」
「あーなんか想像はつく」
「なんて?」
「どーせ俺に対する悪意だろう」
残念、不正解。口には出さずその通りだとでもいうように笑みを向けたら向かいに座っていた男は溜め息をついた。
そんなもの、神頼みする必要はない。
と思ったから、真面目に真剣に悩んで、浮かんだ小さな望みを書いてみた。
“もう一度姉上に名前を呼ばれたい”
七夕ですね。いま布団から空見上げてみましたが月さえ見えない。雲を退かそう、誰か。
明日はいよいよおきたんです。こっそり問題用紙裏で祝えたらいい。そして00のベストも明日発売ね。うぎゃー。
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