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梅々

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おなにーの日らしい

沖田が土方を思いながらそんなことやってるのを想像しただけで土方は抜けると思う。
土方が沖田を思って自慰してるのってあまり見たことない。沖田のいるところでしてるのならあるけどそっちのほうが変態だね。
でも沖田が自慰してるのを見ながら土方が自慰してる図も好きだ、倒錯的。

沖田は寝間着乱して土方の布団でシーツ噛んでしててもいいし、人知れないところでこそこそしててもいい。
土方は自室で。沖田の部屋行ったら多分一人でするなんて考え吹っ飛ぶからね。

補講二時間受けてバイト行ってきました。
補講は楽しかった。
バイトはつかれた。
バーゲン中だからお客さんは多い上にミスを連発してしまいました。
風邪治さないと。喉も痛いから接客業なのに話しづらかったです。





それでは漸く終わった高沖!濡れ場ありです。
ちょっと推敲とかする時間がなかったのでおいおいって感じかもです。















錯覚じゃないから泣きたいんだ

愛してくれる人がいるのになんでおまえなんかを





紫の空、浮かぶ蝶





 はぁと息が漏れた。生温くなった壁に頬を押し付けて余韻に体をぴくぴく震わせる。自慰をしたことがないわけではない。でもあまりしなくて。ただでさえ射精の気持ち良さが少し怖いのにこんなすごいのを与えられて頭がバカになりそうだ。元から空っぽ、なんて戯れ言は置いておいて。
 膝が笑ってずるずる、体が落ちかけた。その腰を高杉が掴み、中から指を抜く。つぷり、侵入者に甘やかされた穴は名残惜しそうにひくついた。疼く、というのはこういう感覚らしい。指のなくなった排泄器官の奥がむずむずする。

「沖田」

「・・・なんでィ」

「欲しいって言ってみろよ」

「ハッ」

 鼻で笑ってはみたけれど、浅ましいことに慣らされた体は欲しがっている。ふるりと震える性器は芯を持ち始めて、辱しめられたはずの穴の中は俺の意思とは別の反応を示している。
 疼く。体の奥がどろどろ爛れて、もどかしさが募っていく。指でもいいから、中に触ってほしい。なんてことを考えている自分に嫌気が差した。ヤられたいなんて思うとは。
 高杉の手がするり、尻を撫でて揉む。その強弱が絶妙で甘えたな声が出てしまう。

「ぁう・・・あ、あぁ、っん」

「・・・使い物にならなくしてやろうか」

「止めろっ、」

 親指を掴まれまたおかしな方向に力を加えられる。からかわれている。楽しそうで何より、なんて皮肉を言うこともままならない。 穴の上に密着した高杉の性器が想像以上に固さを回復していて。俺の恥態を見てこうなったのだと考えたら。体がぶるりと震える。
 もう我慢なんてきかない。

「ったかす、ぎが・・・っはぁ、ぅ、ほしい、っ」

「てめぇで尻穴開いてもっかい言え」

 耳元で囁かれてひくついた。快楽に涙がぽたぽた流れる顔を向け、不自由な両手でなんとか、尻の肉を掴んで外側へ引っ張る。より密着した熱に腰が揺れて止まらなくなる。
 相手がだれでもいい。やらしい俺に欲情してくれるなら。もっと辱しめて、気持ちよくしてほしい。征服されたい。
 否定したいのに次々と卑猥な願望が生まれて、唇から零れ落ちる。獣の目をした男に向けて。

「俺の中、犯しなせェ・・・早く・・・っ」

「お前こっちの才能もあんじゃねぇか?」

「ってめぇが、言わせたんだろィ・・・!」

「ほしいっつえばいいっつったろ」

「あぁう・・・」

腰を掴まれる。すりすり、もどかしさばかりを与えていたそれの先端がちょんと、先だけ挿れたと思えば出ていく。
 これ以上口走ったら言い訳はきかない。唇を噛んで入り口を嬲られるのを堪える。奥まできてほしい、疼くのはそんな手前じゃない。なんて言ったらこれは同意の上での行為になっちまう。
 唇を噛み強く瞼を閉じて死体の数を数えようとしても一向に気は紛れてくれない。はぁと、堪えきれない吐息を溢した。

「あァぁうっ!」

「っやべ・・・」

 その瞬間一息に貫かれて腰が抜けた。強烈な痛みが疼きを掻き消して仄かな快感がじくじくと下腹部に貯まる。高杉は動かずに項をねぶりながら乱れていないシャツの中に手を這わせてきた。優しく撫でる手にも堪えられない。
 つん、と胸の飾りに触れられて体がすくんだ。その拍子に穴にも力が入ってもう駄目だと思った。挿入されてる、中に自分じゃないものが在る。たったそれだけのことなのに、中が勝手に蠢いて食らいつくそうとするかのように男に絡み付く。浅ましいと卑下する余裕すらない。

「はっ・・・ぁ、あぁ・・・・・・んっ」

「そろそろ動くぜ」

「・・・ん、さっさとしやがれィ」

「余裕そうだな」

「っひぁ、あ、あぁ、ぅや、ヤ・・・!」

 ずん、と先端まで抜き殺意すら感じる強さで奥を穿たれて目眩がした。痛みはまだある、けれどそれを気持ち良さが上回って頭の中を掻き回されてるみたいになる。ぐちゃぐちゃだ、どこもかしこも。
 ぼたぼた涙が落ちてひっきりなしに声が出る。これじゃ五月蝿いと思ったのか、タイの位置を少しずらし口許に宛がってきた。遠慮なくそれに噛みつけば、より一層腰の動きは早まって。

「ぅ、うぅんっ、ふ、う~っ!」

「いい締め付けだ、隊長さんよォ」

「ぅやぁ! ったかす、ぎ、ぃあ、あぁんっ! でちまう・・・・・・っ」

「出るって、何が」

 がつがつと動物の後尾のように抉られる。尻の肉にびたびた高杉の下腹部が当たって、生ぬるいその感触にはしたないと思う。はしたないのはこの行為自体だけど、快感にそこまで頭が回らない。律動の度に擦られる頬がひりひり熱くて嫌がって顔を背ければ、高杉と目が合う。
 何が出るかなんて言わずとも知れているだろう。茶番だ。でも、言ってこいつが満足するなら早く終わるかもしれない。この醜態が、誰かに見られる前に。

「っせ、えきに、ぁう・・・きまって、あぁ!」

「本当イイ声してんなおまえ。ほら出せよ」

「っひ―――ぁ、」

 ぐぷぐぷと絡まる襞を足蹴にするような強さで腰を動かされて、次から次へ涎を垂らす尿道を抉られたらひとたまりもない。善すぎて声が出なくなる。一瞬意識がぶっ飛んで気が付いたときには足を上げさせられより深く繋がっていた。
 矜恃なんて疾うに奪われている。男にヤられて喘いでいる時点でそんなもの塵になっていて、形振り構っていられない。
 いまはただ気持ち良くて。こんなに激しく求められることも奪われることも経験したことがない。
 片手でくりくり、乳首を弄られて、触られていない方が疼いた。布にすれるだけでも淡い快感を感じて身体中が敏感になったみたいだ。

「はぁ、っあ、ぁん! ゃあ、うゃ、ひっ・・・」

「ケツん中犯されていいんだろ? もう嫌がりもしねぇな」

「あぁ! っいい、いぃでさ・・・っくい、ちぎっ・・・・・・やる」

「いいぜ、やるよ。たっぷり味わいな」

「あ、ぁ・・・・・・やぁあぁぁ!!」

 指で攻められた弱いところに腰を打ち付けられ無意識でそれをきゅうきゅう締め付けていたら、ぐぷん、と知らない感覚がして唇が戦慄いた。出ている、熱い何かが。
 ―――――高杉の性器から。
 嫌だ、強く思ってそれをなんとか抜こうとする。さっきも中に少し入ったがあれとは比較にならない。尻を引いて抜こうとすれば奥を突かれ、左右に振れば快感に力が抜けて。体の中のそれが震えて、どぷりどぷり、中が満たされていく。
 出された、中に。ぼたぼた涙が落ちる。するりと抜けるかと思った高杉のものは、中を掻き回してからずぶり、抜けた。かくり、膝が抜けて落ちた体を後ろから支えられる。

「出しやがったな・・・」

「食い千切る覚悟があんならなんてことねぇだろ」

 どかっと高杉が座り込んでその上に向かい合うように座らされる。文字通り手も足も出なくて、されるがままムスッとしていたら唇を奪われた。

「んむ、ふぁ・・・ん」

 舌の動きに翻弄される。過ぎた快感にぼやけた頭はますます霞んで、高杉の行為に反抗する気力もない。ちゅうと舌を吸って離れた唇を愛で追う。相変わらず獣じみた瞳が俺を見ていて、死んだ方が、抵抗して痛い目にあったほうがましだったと思った。
 入れられたい。猿のようにそれだけを俺は求めている。中に出された不快感を忘れたわけでもないのに。
 舌が涙と頬に滲む血、額から出た乾いた血を舐める。俺が何かの病気だったらこいつに移せたのに。惜しいことをした。

「高杉」

「なんだ」

「もっと」

 俯いて言えば鼻で笑われた。ぞくり、体が震えて、折角まっさらになったのにまた涙が滲む。

「言われなくても飽きるまで、離さねぇよ」





「あぁ、あ、ひぁっ、やぁ・・・!」

「・・・っ腰揺れてんぜ」

「うるさ、っぁあ! ふか、ぃっ・・・やだ、も、いくっ・・・!」

 道路に座りコンクリートに凭れる高杉に下から突かれる。立っていた時よりも勢いよく奥にささって、喘ぐしかできなくなる。気持ち良い、気持ち良くて、涙が止まらない。もうぐずぐずだ、顔も下も。手は未だに縛られたままだから縋ることもできなくて、高杉の肩に顔を埋めてなすがままに声を上げる。嗅ぎ慣れない煙草の匂いがする。それに胸がざわついてチクリと痛んだけれど、気付かないふりをする。
 いまなにをやっているのか。理性的に考えたら負けだ。現実を直視したら死にたくなるからいまは馬鹿になって、求めればいい。

「ふぁぁあ!! ったかすぎぃ・・・!」

「可愛いツラすんな。手放せなくなる」

 そうほざいて唇を塞がれる。ちゅっ、ちゅ、とわざと触れるだけなのがもどかしくて自分から舌を出す。
 優しい顔をしている。高杉は、欲情しきっているけれど。今ならこいつを殺れるのに。喩え解放されても何も出来ない。情が湧いたわけではなくて、体があまりにもままならないからだ。

「もう男なしじゃいられねぇんじゃねぇのか、沖田」

「ま、っさか、ん・・・そこ、やっ、ひぁ!」

 愛でられてるのかと錯覚しそうになって目を瞑る。余計なことを考えるぐらいなら、浅ましく腰を降ったほうがマシだ。
 動きに合わせて腰を振るとより追い詰められた。高杉なんざ好きではないけどいま、この瞬間だけは誰よりも愛しく感じる。まやかしだ。快楽は怖い。

「そろそろおわらすぞっ」

「んっ、早く、ぉわらせ・・・っあ、く・・・!」

 茶番だ、愛なんて一切ないのに愛を確かめる行為をする。酔狂なヤツ。
 俺も、こいつからしたらそうなのか。

「ぁっ、はう・・・っでる、ぅあぁ、あっ・・・!!」

「っ」

 確と抱き締められて汗の匂いと煙草の匂いが混じる。しろく弾ける刹那、また胸がきりりと痛くなった。
 ごめんなさい、無性に謝りたくなったけれど。誰に宛てたものか分からなくてすぅと、意識が消えた。

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