梅々
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静岡
たったいま静岡震源で震度6の地震があって怖かったです。
うちは震度4だったのですが、それでも。
日本大丈夫かな・・・。
早く、安心できる状態に戻りますように。こればかりは、祈るしかできないです。
自然災害は恐ろしいです。
怖い。
地震が起きてからのブログに拍手をくださった方、ありがとうございます。
本当に、支えられます。被害はないけれど、やはり怖いので。
頑張っていくので、どうぞ、あなたも頑張ってください(>_<)
地震に対する恐怖感は必要だけど、過度なものは精神的に悪いです。健全には生きられません。
一刻も早く、平穏が訪れますように!
では、こんなときですが、小説を打ったので更新します。
沖土で、一応ホワイトデーの話です。
来年は穏やかなホワイトデーだといい。リア充うざっ!と思えるような。
うちは震度4だったのですが、それでも。
日本大丈夫かな・・・。
早く、安心できる状態に戻りますように。こればかりは、祈るしかできないです。
自然災害は恐ろしいです。
怖い。
地震が起きてからのブログに拍手をくださった方、ありがとうございます。
本当に、支えられます。被害はないけれど、やはり怖いので。
頑張っていくので、どうぞ、あなたも頑張ってください(>_<)
地震に対する恐怖感は必要だけど、過度なものは精神的に悪いです。健全には生きられません。
一刻も早く、平穏が訪れますように!
では、こんなときですが、小説を打ったので更新します。
沖土で、一応ホワイトデーの話です。
来年は穏やかなホワイトデーだといい。リア充うざっ!と思えるような。
その体に触れたい
その心に触れたい
あなたに掴まれたハート
バレンタインにはチョコを強請られた。強請る、といっても。甘ったるい声を出し、服の裾を摘まんで煩わしくしつこくするのではなくて(相手が総悟ならそれすらも愛しいが)、くれねぇの、とただ一言、キスの近さで問われただけだった。そんな距離で、あの赤い瞳に見つめられたら。抗えないのは俺が弱いのか。
渡したのは前に一緒にテレビを見たとき、食べたがっていたチョコだった。チョコにしては高いがコンビニで売っていたから大した手間もなく渡せて、総悟も喜んでいた。そのまま俺自身までも、おいしくいただかれてしまったわけだが。
ホワイトデーの今日は、名前に反して赤い色をよく見る一日だった。討ち入りがあったのだ。
それも、約一ヶ月用意に費やした程のものが。
ふぅ、と紫煙を燻らせる。血生臭さに鼻は慣れてしまったようだった。視界に映る壁や床には赤色が散っている。
「土方さん、まだこんなところにいたんですかィ」
「・・・汚ねぇなお前」
表の方から歩いてきた総悟は返り血にまみれて、隊服の烏色がより重くなっていた。白い頬にも点々と、他人の血液がついている。
気に食わない。
首元のタイを外し、総悟の顎を掴みそれを拭き取ろうと頬を擦る。乾燥しかけているそれを取るのは乾燥した布では難しく、故に力は強くなってしまう。
「痛ぇでさ」
「我慢しろ。文句言うなら汚してんじゃねぇよ」
「なぁんか機嫌悪いですね」
そりゃそうだろう。お前は俺のもんなのに。何他人のモンをつけてやがる。
汚していいのは、俺だけだ。俺以外は認めない。
馬鹿げていて口には出せない。だから無言で拭き取り、頬の赤が摩擦によるもののみになったところで漸く手を離した。
未だに俺は、総悟を綺麗な物のように扱っている、自覚がある。こんな関係になった今も。否、だからこそ神聖視しているのかもしれない。
愛しい、汚れない総悟が、俺に欲情し俺を抱く。
その事実が俺を満たし、欲情させる。子どもだった総悟が男の顔をして俺を見るだけで、胸が高鳴る。
自分の醜さも浅ましさもよく知っている。そんな俺を、好きだと言う総悟を甘やかすように愛しているのも本当だ。
「山崎が、バレンタインもらえなかったし今日が潰れて良かったって」
「アイツ寂しいな」
「アンタも、寂しい?」
口角を上げ総悟が問う。それはお返しを求めていたのかと問っているのと変わらない。
正直に言えば、求めている。だが、また寄越せと総悟が言うのならば、俺があげてもいい。
惚れた弱味だとか言うが、そんな言葉だけでは到底表せない。心臓を握られているのと同じようなものだ。容易く、総悟は俺の心臓を握り潰すことができる。
「どうなんで?」
「・・・おまえはどうなんだ」
「そんなの分かりきってるでしょ」
アンタのお陰で、寂しくなんかありやせんよ。
ほら握る。このまま俺は死ぬんじゃないか、不安になると同時に、頭を掴まれた。そして唇が重なる。視界いっぱいに赤い瞳が映る。邪魔なものは一切目に入らない、総悟しか見えない。
口を開けろと舌が唇を舐めた。素直に従えば、舌とともにとろり、異物も口に入り込んだ。
「んっ、ふ、・・・ぁっ、」
甘い。キスに夢中でそれしか分からない。総悟がその異物ごと口内をあやして、俺がキスに溺れかけたところであっさりと、離れていった。
残るのは、あがった息とチョコレート。
「お返しですぜ」
「・・・ありがとな」
「まぁそれはおまけで、本番は帰ってからですけど」
思わず肌が泡立つような、雄の顔をする総悟に。帰る間も惜しいと唇を寄せた。
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