梅々
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雨恋
朝イチでテンション落ちました。
男性不信?いやまさか。アレルギーだったりしてw
それにしても。関東は梅雨なのに雨が少ないです。全国に平均的に雨が降ればいいのに。雨好きな私に対する放置プレイか。
明日からまた試験二週間前という悪夢。
今年もおきたんが書けないです。
だから、おきたんのリクエスト受け付けます!
七月末にどーんと聖誕祭を!(サンホラじゃないですよ)
あ、オリジナルの〆切七月末だ・・・。
では、百合で土沖土未満です。
今回は普通の学園もの。
男性不信?いやまさか。アレルギーだったりしてw
それにしても。関東は梅雨なのに雨が少ないです。全国に平均的に雨が降ればいいのに。雨好きな私に対する放置プレイか。
明日からまた試験二週間前という悪夢。
今年もおきたんが書けないです。
だから、おきたんのリクエスト受け付けます!
七月末にどーんと聖誕祭を!(サンホラじゃないですよ)
あ、オリジナルの〆切七月末だ・・・。
では、百合で土沖土未満です。
今回は普通の学園もの。
もう本当にありえなくて。
誰か早くどうにかして。
薄曇り
「土方さぁん!」
「・・・どしたの、総悟」
「マジもうやだ・・・」
姉上と同じ時間に家を出るので俺はいつも学校に着く。それよりも土方さんの方が早くて、なんてどうでもいいんだけど、今は。
教室に入るなり声をかけたら、窓際の一番後ろの自分の席で本を読んでいた土方さんはびっくりしたように顔を上げた。
土方さんの元へ直行したかったけれど荷物が重いから一旦自分の席に寄って、それから土方さんの元へ行く。机の横に膝をついて顎をちょこんと机に乗せて、重い重い溜め息を吐く。
あぁもう朝っぱらから死にたいぐらいテンションが低い。
「何かあったの」
「・・・やっぱ女の子がいい」
「・・・何があったの」
本を閉じてよしよしと、土方さんは頭を撫でてくれる。優しさにほろりときそうになるのは、それだけ参っている証拠だ。もっと撫でてほしい。
何があった、なんて重大なことは何もない。
だけれど。
「・・・中学まで一緒だった男子に会ったんでさ」
「うん」
「・・・一緒にいるの、なんか嫌で。でもCDめっちゃ借りたかったから」
「うん」
ちゃんと聞きながら頭を撫で続けてくれる。
素直に甘えるのは珍しいと自覚しているから、土方さんは本当に驚いただろうな、と思った。
元来俺は、八方美人だ。偽善者なのだ。嫌いな人は作らないようになんて無駄な努力をしたりして。それが、裏目に出ただけ。
八方美人はよくないと分かっている。愚痴を言わなくても心中で思っていたら同じなのに。
「・・・草食系男子とかそんなん、別にどうでもいいんですけど。それが俺に好意を向けてたりするともう、ダメなんです」
「そっか・・・」
「いい顔しといて釣れたら捨てる、みたいで嫌なんだけど、駄目で・・・」
「総悟は可愛いからね」
「うるさい死ね土方」
粗方、纏まらない言葉で伝えたら分かってくれたらしくて。茶化された。
きもちわるい、と思ってしまう。その好意が。そしてそう思う自分が。こんな俺、好かれる価値ないのに。
可愛い女の子に癒されたい。勿論、土方さんも可。
だからこうしているわけだけど。
「・・・総悟」
「あぁ、女の子っていいなぁもう」
「あたしはさ、そんな総悟が好きだから。あたしからの好意は嫌?」
「イヤじゃない」
「じゃあ、そのままでいな。何もできないけど、話ぐらい聞くから」
「・・・あぁ土方さん大好き! 彼女になって!」
「はいはい・・・」
優しく微笑を浮かべた土方さんがとても、優しい言葉を与えてくれる。
甘えている、いつも。
このままじゃいけないのに。
ぎゅううと抱き締めるとよしよしと背中を撫でられる。
土方さんからはいい匂いがして、満たされた気分になる。
「・・・そうだ、土方さん宿題みして」
「自分でやんなよ・・・」
「忘れちゃったんでさァ! 仕方ないでしょ」
付き合ってほしいって。本心なんだよって言ったら。
土方さんはどう想うのだろう。
(男なんていらないから、アンタだけほしい)
誰か早くどうにかして。
薄曇り
「土方さぁん!」
「・・・どしたの、総悟」
「マジもうやだ・・・」
姉上と同じ時間に家を出るので俺はいつも学校に着く。それよりも土方さんの方が早くて、なんてどうでもいいんだけど、今は。
教室に入るなり声をかけたら、窓際の一番後ろの自分の席で本を読んでいた土方さんはびっくりしたように顔を上げた。
土方さんの元へ直行したかったけれど荷物が重いから一旦自分の席に寄って、それから土方さんの元へ行く。机の横に膝をついて顎をちょこんと机に乗せて、重い重い溜め息を吐く。
あぁもう朝っぱらから死にたいぐらいテンションが低い。
「何かあったの」
「・・・やっぱ女の子がいい」
「・・・何があったの」
本を閉じてよしよしと、土方さんは頭を撫でてくれる。優しさにほろりときそうになるのは、それだけ参っている証拠だ。もっと撫でてほしい。
何があった、なんて重大なことは何もない。
だけれど。
「・・・中学まで一緒だった男子に会ったんでさ」
「うん」
「・・・一緒にいるの、なんか嫌で。でもCDめっちゃ借りたかったから」
「うん」
ちゃんと聞きながら頭を撫で続けてくれる。
素直に甘えるのは珍しいと自覚しているから、土方さんは本当に驚いただろうな、と思った。
元来俺は、八方美人だ。偽善者なのだ。嫌いな人は作らないようになんて無駄な努力をしたりして。それが、裏目に出ただけ。
八方美人はよくないと分かっている。愚痴を言わなくても心中で思っていたら同じなのに。
「・・・草食系男子とかそんなん、別にどうでもいいんですけど。それが俺に好意を向けてたりするともう、ダメなんです」
「そっか・・・」
「いい顔しといて釣れたら捨てる、みたいで嫌なんだけど、駄目で・・・」
「総悟は可愛いからね」
「うるさい死ね土方」
粗方、纏まらない言葉で伝えたら分かってくれたらしくて。茶化された。
きもちわるい、と思ってしまう。その好意が。そしてそう思う自分が。こんな俺、好かれる価値ないのに。
可愛い女の子に癒されたい。勿論、土方さんも可。
だからこうしているわけだけど。
「・・・総悟」
「あぁ、女の子っていいなぁもう」
「あたしはさ、そんな総悟が好きだから。あたしからの好意は嫌?」
「イヤじゃない」
「じゃあ、そのままでいな。何もできないけど、話ぐらい聞くから」
「・・・あぁ土方さん大好き! 彼女になって!」
「はいはい・・・」
優しく微笑を浮かべた土方さんがとても、優しい言葉を与えてくれる。
甘えている、いつも。
このままじゃいけないのに。
ぎゅううと抱き締めるとよしよしと背中を撫でられる。
土方さんからはいい匂いがして、満たされた気分になる。
「・・・そうだ、土方さん宿題みして」
「自分でやんなよ・・・」
「忘れちゃったんでさァ! 仕方ないでしょ」
付き合ってほしいって。本心なんだよって言ったら。
土方さんはどう想うのだろう。
(男なんていらないから、アンタだけほしい)
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