梅々
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沖田格好良いよ!
会長はメイド様見てたら沖土のターンがやって参りました。もうずっと沖土に当てはめてニヤニヤしてました。鈴村さんもしかして大阪弁?いやまさか。
そんな感じで書いてたら小ネタがまた長くなりました☆
沖土でハロウィン!
そんでもって二年後です(^q^)←←
すごくおいしいよ二年後!と思ってジャンプ読み返したら土方の顔がうざかったww
とりあえず沖田が皇帝であるのが分かれば読めます。
そんな感じで書いてたら小ネタがまた長くなりました☆
沖土でハロウィン!
そんでもって二年後です(^q^)←←
すごくおいしいよ二年後!と思ってジャンプ読み返したら土方の顔がうざかったww
とりあえず沖田が皇帝であるのが分かれば読めます。
首輪に繋がれていてやるから。
お前も鎖に繋がれろ。
蜘蛛の糸
「Trick or treat?」
耳元で流暢な英語がささやかれてハッと顔を上げた。驚きのあまりに書き損じてインクが滲んだ書類は後でまた書こうと、丸める。
冷やかな瞳で微笑を浮かべ、覗き込む、男。
未だに見惚れてしまう。しかも息のかかりそうな至近距離。慌てて視線を反らした俺を面白そうにふーんと笑い、男は姿勢を正して俺の斜め後ろに立った。何をされるか分からず、仕事も進まなくて神経をただ男にだけ向ける。
「Trick or treat?」
もう一度繰り返された問に一度静かに深呼吸をしてから返す。
「すみません、今日は部屋に隠ってたので用意は何も、」
「へぇ? じゃあ悪戯させてくれるんだろ」
聞き慣れた声より少し低いそれが、体を震わす。それともその高圧的な物言いが原因か。振り向けば、窓からの月明かりに黄金に髪を靡かせ、赤いマントを纏い総悟が立っている。ハロウィンだ、そう思うような光景だ。吸血鬼だとか悪魔だとか。そういった類いのものに見える。
ふと、口角が上がったかと思えば襟首を急に捕まれた。喉が絞まる、無理矢理立たされて椅子が派手な音を立てて倒れた。
口付けられる、妄想に近い予想は当たり噛みつくような荒々しさで唇を塞がれ口内で舌が暴れる。キスと呼べないその行為に慣れている俺は、答えながらもおずおずと、総悟の背に腕を回す。拒絶はされなかったので掻き抱いて、夢中になって貪るようなキスを続けた。身長差が縮んでいることに総悟は喜んでいるのかもしれなかった。いつもの総悟なら、立ったままの口付けは好まない。七センチの身長差が癪に障るからだ。
「なぁ」
「はい」
「書類は山崎に任せろ。アンタは一晩中俺の相手をしろ」
「・・・仰せのままに」
総悟の言うことは、絶対。
二年経ったというこの世界ではそうなっていた。それを振りかざし総悟は俺を手に入れようとする。可愛い、奴。
近藤さんが離れたいま、総悟が縋れるのは俺しかいない。そのことにどれだけ俺が優越を抱いているか。総悟はそれを知らない。
「どんなお仕置きがいい?土方」
「どんなのでも」
愉しそうに総悟は言う。でもどこか物足りなさそうなのを見逃しやしない。抵抗されたいのだろう。言葉で俺を捩じ伏せたいのだろう。だが今の俺は抵抗なんてしない。
絶対服従。
お前にそれを強いられるのがこんなに愉しいとは、俺も思いもしなかった。
他の隊士には菓子を献上させたくせに、こうやって俺の元へ来るおまえに何も渡さないのが一番の服従だ。望みを聞いてやる。快感をやる。
だから楽しませろよ。離れるなよ。総悟。
「・・・化けの皮剥がしてやる」
「そんなもんないですよ」
どうだか、吐き捨てるおまえが心底愛しい。
早く、甘い身体と悪戯を、俺に。
お前も鎖に繋がれろ。
蜘蛛の糸
「Trick or treat?」
耳元で流暢な英語がささやかれてハッと顔を上げた。驚きのあまりに書き損じてインクが滲んだ書類は後でまた書こうと、丸める。
冷やかな瞳で微笑を浮かべ、覗き込む、男。
未だに見惚れてしまう。しかも息のかかりそうな至近距離。慌てて視線を反らした俺を面白そうにふーんと笑い、男は姿勢を正して俺の斜め後ろに立った。何をされるか分からず、仕事も進まなくて神経をただ男にだけ向ける。
「Trick or treat?」
もう一度繰り返された問に一度静かに深呼吸をしてから返す。
「すみません、今日は部屋に隠ってたので用意は何も、」
「へぇ? じゃあ悪戯させてくれるんだろ」
聞き慣れた声より少し低いそれが、体を震わす。それともその高圧的な物言いが原因か。振り向けば、窓からの月明かりに黄金に髪を靡かせ、赤いマントを纏い総悟が立っている。ハロウィンだ、そう思うような光景だ。吸血鬼だとか悪魔だとか。そういった類いのものに見える。
ふと、口角が上がったかと思えば襟首を急に捕まれた。喉が絞まる、無理矢理立たされて椅子が派手な音を立てて倒れた。
口付けられる、妄想に近い予想は当たり噛みつくような荒々しさで唇を塞がれ口内で舌が暴れる。キスと呼べないその行為に慣れている俺は、答えながらもおずおずと、総悟の背に腕を回す。拒絶はされなかったので掻き抱いて、夢中になって貪るようなキスを続けた。身長差が縮んでいることに総悟は喜んでいるのかもしれなかった。いつもの総悟なら、立ったままの口付けは好まない。七センチの身長差が癪に障るからだ。
「なぁ」
「はい」
「書類は山崎に任せろ。アンタは一晩中俺の相手をしろ」
「・・・仰せのままに」
総悟の言うことは、絶対。
二年経ったというこの世界ではそうなっていた。それを振りかざし総悟は俺を手に入れようとする。可愛い、奴。
近藤さんが離れたいま、総悟が縋れるのは俺しかいない。そのことにどれだけ俺が優越を抱いているか。総悟はそれを知らない。
「どんなお仕置きがいい?土方」
「どんなのでも」
愉しそうに総悟は言う。でもどこか物足りなさそうなのを見逃しやしない。抵抗されたいのだろう。言葉で俺を捩じ伏せたいのだろう。だが今の俺は抵抗なんてしない。
絶対服従。
お前にそれを強いられるのがこんなに愉しいとは、俺も思いもしなかった。
他の隊士には菓子を献上させたくせに、こうやって俺の元へ来るおまえに何も渡さないのが一番の服従だ。望みを聞いてやる。快感をやる。
だから楽しませろよ。離れるなよ。総悟。
「・・・化けの皮剥がしてやる」
「そんなもんないですよ」
どうだか、吐き捨てるおまえが心底愛しい。
早く、甘い身体と悪戯を、俺に。
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