梅々
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上を向いたら危ないから前を見ろ
ちょっと暗いことばっかりだったから明るくしようとしたらなんか小ネタ書いていて、しかもそれが私的に小説のライン(1300字)越えたんだが大丈夫か。明日から試験だぞ。こんな時間だぞ。
ってか本当にこんな時間ですねバロス寝ます。
というわけで、百合ネタ入りましたー。
会話が下品です。
でもやらしいことは何一つないです。
後半シリアスチックになってしまいましたなんで?
ってか本当にこんな時間ですねバロス寝ます。
というわけで、百合ネタ入りましたー。
会話が下品です。
でもやらしいことは何一つないです。
後半シリアスチックになってしまいましたなんで?
おまえは何も知らないから あたしの全てを踏みにじる
葉見ず花見ず
踏んだ、と思ったら遅かった。でもそれは当然のことだ。だって踏んだから踏んだと思うんだから。その時には被害者と加害者の関係ができあがっている。踏んだのふ、ぐらいで咄嗟に足の位置を変えればいいんだろうけどそんな器用なことできる人いるのか。
下から悲鳴と言うよりも醜い鳴き声がするのを聞きながら、足を踏ん張り悩む。
そしたら脛を鞘で殴られた。中の兼定が泣くんじゃないの、という強さで。
「いったぁぁぁぁぁ! 何しやがんのクソ土方!」
「それはこっちの台詞だバカ!! 腹踏みやがって死ぬ! 寧ろ死ね!」
「こんなところでアンタが寝てるからだろィ! 被害者は俺でさ!」
「常識的に考えて俺が被害者だろ自己中! 俺がどこで寝てると思ってんだよ!!」
「え、どこって。寝るときは普通布団だろィあんたばか? マジでばか?」
「もうおまえどっかいけ」
怒鳴り疲れたのか朝一でがっくり土方さんは肩を落として溜め息をついた。その横で俺は欠伸をする。
寝付けない俺を差し置いて一人で寝やがってこのアマ。当然の報いだ。
寝乱れた浴衣の袷からは谷間が覗く。寝るときはノーブラだそうだ。息苦しいのが嫌いで。なのに俺には始終着用を副長命令で義務付けやがって。
わしづかんで揉んでやろうか、思うが変態の行動なので止めた。生憎俺にそんな趣味はない。土方さんじゃあるまいし。
「貧乳。起きなせェ」
「処女は黙ってろ。此方は夜遅いから眠いんだよ」
「腰軽」
「腰重」
「・・・腰重って言いやすか?」
「知らね」
のっそのっそと起き上がった土方さんの首筋にはキスマーク。お盛んなことで、呟けばハッと罰が悪そうな顔をする。浮気を見つけられた彼氏のようだ。昨日見たドラマを思い出す。
「アンタの神経が分からない。野郎の種がそんなに欲しいんですかィ?」
「・・・そんなもんいらない」
「じゃあただの淫乱ですか」
「おまえこそ、叶わない望み捨てたら。近藤さんはおまえを、女としては見ない」
あぁ、なんという応酬だろう。殺意が沸いて、からだを支配して、清光と仲良くしたがっている。それは向こうも同じ。
琴線だ。
琴線に、触れた。
朝一でなんて会話を、冷静な俺は思う。でも滅多に触れられない琴線に、触れるだけでは満たされない。
痛そうな顔をしてる。俺も多分そう。とどのつまりは、俺もこの人も同じなのだろうと思う。
「俺はアンタみたいに他の男で妥協しない。ずっと、あの人だけを思いまさァ」
「そんな甘いことばっかり言えねぇよ、世の中。だから餓鬼なんだ」
「餓鬼でいいでさ。でも、ここだけは譲りたくねぇんです」
一瞬、泣きそうに見えた。
なんで?
理由なんか分からない。でもこのまま続けちゃ、いけない。
煙草に手を伸ばしたのを見ると同時に背を向ける。部屋をでて、あまりにも青い空に溜め息が出る。こちらも朝から気持ちは青い。真っ青だ。
土方さんの考え方が俺とは随分違うのは昔から知ってる。なんだかんだ言って、俺のこと思ってくれてるのも。
でも、いまのは知らない。なんで、なんで、泣きそうになった?
閉めたばかりの障子を見ても白いだけ。光を反射したそれは、俺の問いかけまでも跳ね返す。
葉見ず花見ず
踏んだ、と思ったら遅かった。でもそれは当然のことだ。だって踏んだから踏んだと思うんだから。その時には被害者と加害者の関係ができあがっている。踏んだのふ、ぐらいで咄嗟に足の位置を変えればいいんだろうけどそんな器用なことできる人いるのか。
下から悲鳴と言うよりも醜い鳴き声がするのを聞きながら、足を踏ん張り悩む。
そしたら脛を鞘で殴られた。中の兼定が泣くんじゃないの、という強さで。
「いったぁぁぁぁぁ! 何しやがんのクソ土方!」
「それはこっちの台詞だバカ!! 腹踏みやがって死ぬ! 寧ろ死ね!」
「こんなところでアンタが寝てるからだろィ! 被害者は俺でさ!」
「常識的に考えて俺が被害者だろ自己中! 俺がどこで寝てると思ってんだよ!!」
「え、どこって。寝るときは普通布団だろィあんたばか? マジでばか?」
「もうおまえどっかいけ」
怒鳴り疲れたのか朝一でがっくり土方さんは肩を落として溜め息をついた。その横で俺は欠伸をする。
寝付けない俺を差し置いて一人で寝やがってこのアマ。当然の報いだ。
寝乱れた浴衣の袷からは谷間が覗く。寝るときはノーブラだそうだ。息苦しいのが嫌いで。なのに俺には始終着用を副長命令で義務付けやがって。
わしづかんで揉んでやろうか、思うが変態の行動なので止めた。生憎俺にそんな趣味はない。土方さんじゃあるまいし。
「貧乳。起きなせェ」
「処女は黙ってろ。此方は夜遅いから眠いんだよ」
「腰軽」
「腰重」
「・・・腰重って言いやすか?」
「知らね」
のっそのっそと起き上がった土方さんの首筋にはキスマーク。お盛んなことで、呟けばハッと罰が悪そうな顔をする。浮気を見つけられた彼氏のようだ。昨日見たドラマを思い出す。
「アンタの神経が分からない。野郎の種がそんなに欲しいんですかィ?」
「・・・そんなもんいらない」
「じゃあただの淫乱ですか」
「おまえこそ、叶わない望み捨てたら。近藤さんはおまえを、女としては見ない」
あぁ、なんという応酬だろう。殺意が沸いて、からだを支配して、清光と仲良くしたがっている。それは向こうも同じ。
琴線だ。
琴線に、触れた。
朝一でなんて会話を、冷静な俺は思う。でも滅多に触れられない琴線に、触れるだけでは満たされない。
痛そうな顔をしてる。俺も多分そう。とどのつまりは、俺もこの人も同じなのだろうと思う。
「俺はアンタみたいに他の男で妥協しない。ずっと、あの人だけを思いまさァ」
「そんな甘いことばっかり言えねぇよ、世の中。だから餓鬼なんだ」
「餓鬼でいいでさ。でも、ここだけは譲りたくねぇんです」
一瞬、泣きそうに見えた。
なんで?
理由なんか分からない。でもこのまま続けちゃ、いけない。
煙草に手を伸ばしたのを見ると同時に背を向ける。部屋をでて、あまりにも青い空に溜め息が出る。こちらも朝から気持ちは青い。真っ青だ。
土方さんの考え方が俺とは随分違うのは昔から知ってる。なんだかんだ言って、俺のこと思ってくれてるのも。
でも、いまのは知らない。なんで、なんで、泣きそうになった?
閉めたばかりの障子を見ても白いだけ。光を反射したそれは、俺の問いかけまでも跳ね返す。
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