梅々
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リーマン
やっほーい温いけど終わりました!
それでは沖土リーマン濡れ場です!
それでは沖土リーマン濡れ場です!
貪欲に求めて
貪欲にあげる
カフスに口づけを
玄関を開け家に入った途端、土方さんはまずネクタイを緩めた。その緩め方はいつだかテレビでやっていた、男性がやるとグッとくる仕草そのもので、俺は気障ったらしいと思うがきっと、この顔で何気無くやっているからそれなりにポイントが高いのだろうと冷静に考えてみる。男らしさが滲み出てるのがいいのだろうか。それなら分かる。でも抱かれたいとは思わない。
台所へ向かおうと思っていたが止めにした。というか、行けなくなった。ご飯にする、お風呂にする、それとも私。そんな三択が浮かんだが選択肢は一つしかない。
押し倒したい。
「ぅ、わっ!」
襟元の釦を外していた土方さんに正面から突っ込んで押し倒した。顔を押し付けた首元からは煙草の混じった汗の匂いがする。
押し倒して首筋に顔を埋めたまま、手をスーツの中に入れる。シャツ越しに感じる土方さんの体温はぬくい。疲れて眠たいのだろう、思いながら半端に緩められたネクタイを解いた。シュルル、と衣擦れの音に興奮が増す。
反応を窺おうと、すんと息を吸ってから顔を上げてみたら、反応から予想がついていたけれどきつい眼差しがじっと俺を見ていた。欲に濡れた目で。
「テレビで、野郎は疲れるとしたくなるって聞きやしたが本当ですかィ」
「・・・それなりには」
言いながら顔を背けられた。恥ずかしげ、というかしくじった、という顔をしている。流されかけたことが悔しいのだろう。もしも土方さんが本気で疲れてて眠たいのなら俺は飯を作るだけ作って、ごろごろしてもいい。だって、俺らはセフレではないのだから。
そっぽむいたままの土方さんの首筋に顔を埋め、動脈の辺りに歯を立ててみた。反応次第にしようと、半ば微睡みつつある性欲をもてあます。若いからってなんでもかんでも我慢が効かないわけじゃない。
「総悟、」
「・・・飯はいりやせんね?」
「お前を食うから、いい」
女のようだ。頭を撫でる手付きに、欲に掠れた声。だが、同時にこの人は男なのだとも思う。雄々しい強さで俺を食らおうとする。もしかしたら俺が抱かれていた可能性もあったのかもしれない。恐ろしい。
上体を上げた土方さんの唇を塞ぎながら、スーツを脱がす。品の良いそれは滑らかに落ちて、白いシャツに包まれた俺よりもたくましい肩に爪を立てる。一応、筋トレは毎日やっている。だが一向に肩が厚くならないのは遺伝の所為なのだろう。姉上の華奢な肩を思い出して、余計、爪を立ててしまう。
唇を離してネクタイで、土方さんの手首を結ぶ。両手を一緒に結んだら、不満そうな瞳を向けてきたけど文句は言われなかった。すぐにシャツを脱がしては勿体無い気がしてその上から体を撫でてみる。
「・・・っん、」
「・・・二週間ぶり、ぐらいですかね」
忙しかったのは俺もこの人も同じで。電話は元からだったがメールも一切しなくて、少し物足りなく思っていた。
シャツの上から、乳首を親指で潰す。上がった悲鳴が耳に心地よく響いて、自然と笑っていた。それがお気に召さなかったのか、頬を包まれたと思えば爪が食い込む。だから同じように爪を立ててやる。
「ひぅっ、ん」
「頬っぺたいてェでさ」
「お、まえが笑うからだろ・・・」
「いや、久々だったんで。なんか、興奮して」
「・・・っ!」
土方さんの頬に朱が散った。真っ赤になったと思ったら、脱がせろと命令される。何様だ。でも土方さんがそんなこと言ってきたの初めてで(縛ったことは何回かあるけど)照れた顔の可愛さに免じて釦を外してやる。本音を言えばもうちょっと着たままでいてほしかったけれど。全て外し終えると下も、と催促された。本当に珍しい。この人一体どうしたの。
「ちょっと立ってくだせェ」
「・・・ん」
言われた通りに膝立ちになった土方さんに、場違いだけれど拍手したくなった。ここまで積極的な姿を見たことはない。土方さんがぶっ飛ぶぐらいやったことがあれば見たこともあっただろうけれど、俺は睡眠欲にとっても弱い。性欲は瞬間湯沸し器みたいに一気に生まれて、そしてに一気に消える。淡白らしい俺が、欲情するのだからこの人は俺のタイプってことだろう。疲労感の似合うサラリーマン。それが俺のタイプか。
ベルトを外しチャックまで外す。遠慮なく下着ごとズボンを脱がすと、息を飲みながら土方さんが両手で顔を隠した。いつもの不遜な態度はどこへやら。腰を下ろした土方さんの足から邪魔な布を取り去る。シャツ一枚で、両手を縛られた男の姿に唇を舐める。恥ずかしそうな顔が、好きだ。愛しく感じる。だから、余計恥ずかしがらせたい。悔しがらせたい。表情を歪ませたくなる。土方さんが綺麗だから、いけない。
脱がせたままない胸を弄んでいたら両手でぐいっと押されて、体が離れた。というか。さっき照れたのは分かったが照れられるようなこと言ってない。何で照れたんだと、問おうとしたら土方さんが俺の前に、這いつくばった。
ゾクリ背筋を何かが駆けた。シャツからちらりと覗く尻も腿も、日に当たらない箇所だからとても白い。引っ掻いてやりたい衝動を我慢しながら土方さんの次の行動を待っていたら、もどかしそうにしながら俺のズボンを、脱がそうとしてきた。
「・・・どうしたんで、土方さん」
「・・・うるせェ」
顔を上げずにささっと前を寛げる。下着から出した俺の性器に戸惑いがちな手付きで触れて、そっと握った。
「・・・!」
どくん、脈打ったのが直に触ってるから当然分かったのだろう。土方さんが、俺を見た。悔しい。悔しいことに、猛烈に興奮した。だって、こんなことを、するような人ではない。それなのに、なんで俺のを握って上目で見ているんだ。
はぁ、と一つ息を吐く。これはきっと据え膳だ。ならおいしく食べなきゃ勿体無い。
「ちゃんと口で、しなせェよ」
「ふ、ぅっ・・・ん、」
言った途端にはむっと口に入れられた。土方さんの顔は真っ赤で、少し苦しげにしながらできる限り口に含もうとしている。温かさに、裏側を撫でる舌。フェラされたのは初めてだけどきもちいい。なんたって土方さんの顔がいい。眉を寄せてはいるが、薄く開いた瞳がとろんとしている。もっとやらしい顔をしてほしくて、頭を撫でてやる。黒くて、見た目よりも柔らかい髪が手に絡むと同じように舌が性器に絡んだ。裏側をちろちろ舐めていたそれが、先端をべろりと舐めてちゅうちゅう、吸う。
直接的な快感に息が漏れる。それに。俺のをしゃぶりながら尻を揺らして声をもらしている姿に、激しく腰を動かしてやりたくなる。
「土方さん、尻振りすぎでさァ」
「んぁ、っふぅ、んん・・・っ」
「可愛い面しちまって」
可愛い、に反応したのか腰が揺れて微かに歯が当たった。その感覚もまた良くて、後で怒られてもいいかなと思いながら土方さんの頭を鷲掴んで、腰を押し付けた。
「んぐ、っん、ふ、くっ・・・」
「土方さんイイ顔してやすぜ? 口犯されるのも好きなんで?」
「んふぅっ!」
涙が玉になって、頬を流れた。きつさを無くした目が、強請るように俺を見る。香水くさくて露出多くて化けた顔で媚び売る同級生なんかよりも、土方さんのほうが可愛いと思う。涙も、苦しげな顔も似合って、やらしくて。俺だけが知ってる訳じゃないかもしれないと、ふと頭を掠めたけれど。俺がこの人に欲情して、この人が俺に欲情しているならそれだけでいい。
達しそうになって、土方さんの頭を離す。唾液に濡れた土方さんの口と糸が繋がって、やたらと卑猥だ。
「はぁっ・・・」
「口の周りベトベトですねィ」
「・・・出さなくて良かったのかよ」
「出して欲しかったんですかィ、口ん中に」
「・・・っちげェよ」
「でも、そんなまどろっこしいこと面倒なんで。早くアンタの中に出したいんでさ」
「・・・っおまえってなんでそう」
「なんですかィ」
上体を起こした土方さんが同じ目の高さでやれやれと言った。こっちの台詞だ、思ったまま言えば今度はため息を寄越される。
「死ね土方」
「おまえが死ね。・・・やってから」
また目が反らされた。目を見て言ってくれりゃいいのに。言ってくれるだけ珍しいのだけれど。
こっちに背を向けさせて、四つん這いにさせる。真っ白い尻が目の前にきて、思わず噛みついた。
「いっ・・・!」
ビクッと怯えたように背が震えた。きゅん、と孔も締まって、土方さんにバレないように笑いながら孔を解す。
土方さんは中々痛いのがお好きなようで、大して濡らしてもいないのに指二本突っ込んでも少ししか痛がらない。また同じところに噛みつけば、指を食んだままきゅうっと孔は絞まる。それによがって、土方さんの性器からはダラダラよだれが垂れている。躾のなっていない、犬みたいだ。
「もう大丈夫ですかィ」
「分かってんだろ、・・・総悟」
名を呼んだ温度に堪えきれなくなった。これ以上我慢したら死ぬ。低く掠れた声に、弱い、自覚はあったけれど。
腰を鷲掴んで、一息に中に押し入る。狭いながらも健気に受け入れる、二週間ぶりのそこはとても熱い。
「っは、くるし・・・っ」
「あち、ぃ・・・っん」
シャツを捲り上げて現れた背中に吸い付く。キスマークつけても怒らないってことは、他に男はいないのだろうか。ちょっと嬉しいかもしれない。女がいてもどうとも思わないのに、不思議だ。
背にキスをする度、土方さんが喘いで襞が絡む。段々と土方さんの足が開いて、腰が前後に振られる。俺が動きを止めていれば、腰の動きは次第に大きくなって。
「あ、っもぅ・・・動け!」
「命令ですかィ。どうしよっかなー」
「・・・っん、ぅ! おまえが、欲しい・・・っ!」
「もうあげてまさァ」
「なか、に・・・っかけてくれ・・・総悟の、」
精子、と悲鳴のような声で強請られた。
おもいっきり腰を引いて、とにかく勢いよく突き挿れる。技巧なんか凝らす余裕なくて、ぐぷぐぷ液体を泡立てながら性器を食う孔を、犯す。
「あひっ、ァあ、あっ、ひィンっ!」
「ぐっちゃぐちゃですぜ、アンタの穴ん中・・・っ。嬉しいですかィ」
「ァう!!っれし、そうごぉ・・・っ! うれし、ぃあああ!」
前立腺を性器で突き回しながら土方さんの尿道に爪を立てた。ぴゅっと精子が弾けて、土方さんのシャツを汚す。濡れた肉は絡んでは奥へ奥へと誘って、それに従い貫けば、悲鳴をあげて土方さんがイく。
可愛い。俺のものに、なればいいのに。
「ぁはあっ、ひくっ、は、ぁひ・・・っ、もぅ、くれ・・・っ! なかにっ・・・こ、われる・・・ぅあああぁあ!!」
尻振って強請る様に痩せ我慢がきかなくなって、達しながらもじゅぶじゅぶ腰を回せば、そうご、と土方さんが嬉しげに笑った。
貪欲にあげる
カフスに口づけを
玄関を開け家に入った途端、土方さんはまずネクタイを緩めた。その緩め方はいつだかテレビでやっていた、男性がやるとグッとくる仕草そのもので、俺は気障ったらしいと思うがきっと、この顔で何気無くやっているからそれなりにポイントが高いのだろうと冷静に考えてみる。男らしさが滲み出てるのがいいのだろうか。それなら分かる。でも抱かれたいとは思わない。
台所へ向かおうと思っていたが止めにした。というか、行けなくなった。ご飯にする、お風呂にする、それとも私。そんな三択が浮かんだが選択肢は一つしかない。
押し倒したい。
「ぅ、わっ!」
襟元の釦を外していた土方さんに正面から突っ込んで押し倒した。顔を押し付けた首元からは煙草の混じった汗の匂いがする。
押し倒して首筋に顔を埋めたまま、手をスーツの中に入れる。シャツ越しに感じる土方さんの体温はぬくい。疲れて眠たいのだろう、思いながら半端に緩められたネクタイを解いた。シュルル、と衣擦れの音に興奮が増す。
反応を窺おうと、すんと息を吸ってから顔を上げてみたら、反応から予想がついていたけれどきつい眼差しがじっと俺を見ていた。欲に濡れた目で。
「テレビで、野郎は疲れるとしたくなるって聞きやしたが本当ですかィ」
「・・・それなりには」
言いながら顔を背けられた。恥ずかしげ、というかしくじった、という顔をしている。流されかけたことが悔しいのだろう。もしも土方さんが本気で疲れてて眠たいのなら俺は飯を作るだけ作って、ごろごろしてもいい。だって、俺らはセフレではないのだから。
そっぽむいたままの土方さんの首筋に顔を埋め、動脈の辺りに歯を立ててみた。反応次第にしようと、半ば微睡みつつある性欲をもてあます。若いからってなんでもかんでも我慢が効かないわけじゃない。
「総悟、」
「・・・飯はいりやせんね?」
「お前を食うから、いい」
女のようだ。頭を撫でる手付きに、欲に掠れた声。だが、同時にこの人は男なのだとも思う。雄々しい強さで俺を食らおうとする。もしかしたら俺が抱かれていた可能性もあったのかもしれない。恐ろしい。
上体を上げた土方さんの唇を塞ぎながら、スーツを脱がす。品の良いそれは滑らかに落ちて、白いシャツに包まれた俺よりもたくましい肩に爪を立てる。一応、筋トレは毎日やっている。だが一向に肩が厚くならないのは遺伝の所為なのだろう。姉上の華奢な肩を思い出して、余計、爪を立ててしまう。
唇を離してネクタイで、土方さんの手首を結ぶ。両手を一緒に結んだら、不満そうな瞳を向けてきたけど文句は言われなかった。すぐにシャツを脱がしては勿体無い気がしてその上から体を撫でてみる。
「・・・っん、」
「・・・二週間ぶり、ぐらいですかね」
忙しかったのは俺もこの人も同じで。電話は元からだったがメールも一切しなくて、少し物足りなく思っていた。
シャツの上から、乳首を親指で潰す。上がった悲鳴が耳に心地よく響いて、自然と笑っていた。それがお気に召さなかったのか、頬を包まれたと思えば爪が食い込む。だから同じように爪を立ててやる。
「ひぅっ、ん」
「頬っぺたいてェでさ」
「お、まえが笑うからだろ・・・」
「いや、久々だったんで。なんか、興奮して」
「・・・っ!」
土方さんの頬に朱が散った。真っ赤になったと思ったら、脱がせろと命令される。何様だ。でも土方さんがそんなこと言ってきたの初めてで(縛ったことは何回かあるけど)照れた顔の可愛さに免じて釦を外してやる。本音を言えばもうちょっと着たままでいてほしかったけれど。全て外し終えると下も、と催促された。本当に珍しい。この人一体どうしたの。
「ちょっと立ってくだせェ」
「・・・ん」
言われた通りに膝立ちになった土方さんに、場違いだけれど拍手したくなった。ここまで積極的な姿を見たことはない。土方さんがぶっ飛ぶぐらいやったことがあれば見たこともあっただろうけれど、俺は睡眠欲にとっても弱い。性欲は瞬間湯沸し器みたいに一気に生まれて、そしてに一気に消える。淡白らしい俺が、欲情するのだからこの人は俺のタイプってことだろう。疲労感の似合うサラリーマン。それが俺のタイプか。
ベルトを外しチャックまで外す。遠慮なく下着ごとズボンを脱がすと、息を飲みながら土方さんが両手で顔を隠した。いつもの不遜な態度はどこへやら。腰を下ろした土方さんの足から邪魔な布を取り去る。シャツ一枚で、両手を縛られた男の姿に唇を舐める。恥ずかしそうな顔が、好きだ。愛しく感じる。だから、余計恥ずかしがらせたい。悔しがらせたい。表情を歪ませたくなる。土方さんが綺麗だから、いけない。
脱がせたままない胸を弄んでいたら両手でぐいっと押されて、体が離れた。というか。さっき照れたのは分かったが照れられるようなこと言ってない。何で照れたんだと、問おうとしたら土方さんが俺の前に、這いつくばった。
ゾクリ背筋を何かが駆けた。シャツからちらりと覗く尻も腿も、日に当たらない箇所だからとても白い。引っ掻いてやりたい衝動を我慢しながら土方さんの次の行動を待っていたら、もどかしそうにしながら俺のズボンを、脱がそうとしてきた。
「・・・どうしたんで、土方さん」
「・・・うるせェ」
顔を上げずにささっと前を寛げる。下着から出した俺の性器に戸惑いがちな手付きで触れて、そっと握った。
「・・・!」
どくん、脈打ったのが直に触ってるから当然分かったのだろう。土方さんが、俺を見た。悔しい。悔しいことに、猛烈に興奮した。だって、こんなことを、するような人ではない。それなのに、なんで俺のを握って上目で見ているんだ。
はぁ、と一つ息を吐く。これはきっと据え膳だ。ならおいしく食べなきゃ勿体無い。
「ちゃんと口で、しなせェよ」
「ふ、ぅっ・・・ん、」
言った途端にはむっと口に入れられた。土方さんの顔は真っ赤で、少し苦しげにしながらできる限り口に含もうとしている。温かさに、裏側を撫でる舌。フェラされたのは初めてだけどきもちいい。なんたって土方さんの顔がいい。眉を寄せてはいるが、薄く開いた瞳がとろんとしている。もっとやらしい顔をしてほしくて、頭を撫でてやる。黒くて、見た目よりも柔らかい髪が手に絡むと同じように舌が性器に絡んだ。裏側をちろちろ舐めていたそれが、先端をべろりと舐めてちゅうちゅう、吸う。
直接的な快感に息が漏れる。それに。俺のをしゃぶりながら尻を揺らして声をもらしている姿に、激しく腰を動かしてやりたくなる。
「土方さん、尻振りすぎでさァ」
「んぁ、っふぅ、んん・・・っ」
「可愛い面しちまって」
可愛い、に反応したのか腰が揺れて微かに歯が当たった。その感覚もまた良くて、後で怒られてもいいかなと思いながら土方さんの頭を鷲掴んで、腰を押し付けた。
「んぐ、っん、ふ、くっ・・・」
「土方さんイイ顔してやすぜ? 口犯されるのも好きなんで?」
「んふぅっ!」
涙が玉になって、頬を流れた。きつさを無くした目が、強請るように俺を見る。香水くさくて露出多くて化けた顔で媚び売る同級生なんかよりも、土方さんのほうが可愛いと思う。涙も、苦しげな顔も似合って、やらしくて。俺だけが知ってる訳じゃないかもしれないと、ふと頭を掠めたけれど。俺がこの人に欲情して、この人が俺に欲情しているならそれだけでいい。
達しそうになって、土方さんの頭を離す。唾液に濡れた土方さんの口と糸が繋がって、やたらと卑猥だ。
「はぁっ・・・」
「口の周りベトベトですねィ」
「・・・出さなくて良かったのかよ」
「出して欲しかったんですかィ、口ん中に」
「・・・っちげェよ」
「でも、そんなまどろっこしいこと面倒なんで。早くアンタの中に出したいんでさ」
「・・・っおまえってなんでそう」
「なんですかィ」
上体を起こした土方さんが同じ目の高さでやれやれと言った。こっちの台詞だ、思ったまま言えば今度はため息を寄越される。
「死ね土方」
「おまえが死ね。・・・やってから」
また目が反らされた。目を見て言ってくれりゃいいのに。言ってくれるだけ珍しいのだけれど。
こっちに背を向けさせて、四つん這いにさせる。真っ白い尻が目の前にきて、思わず噛みついた。
「いっ・・・!」
ビクッと怯えたように背が震えた。きゅん、と孔も締まって、土方さんにバレないように笑いながら孔を解す。
土方さんは中々痛いのがお好きなようで、大して濡らしてもいないのに指二本突っ込んでも少ししか痛がらない。また同じところに噛みつけば、指を食んだままきゅうっと孔は絞まる。それによがって、土方さんの性器からはダラダラよだれが垂れている。躾のなっていない、犬みたいだ。
「もう大丈夫ですかィ」
「分かってんだろ、・・・総悟」
名を呼んだ温度に堪えきれなくなった。これ以上我慢したら死ぬ。低く掠れた声に、弱い、自覚はあったけれど。
腰を鷲掴んで、一息に中に押し入る。狭いながらも健気に受け入れる、二週間ぶりのそこはとても熱い。
「っは、くるし・・・っ」
「あち、ぃ・・・っん」
シャツを捲り上げて現れた背中に吸い付く。キスマークつけても怒らないってことは、他に男はいないのだろうか。ちょっと嬉しいかもしれない。女がいてもどうとも思わないのに、不思議だ。
背にキスをする度、土方さんが喘いで襞が絡む。段々と土方さんの足が開いて、腰が前後に振られる。俺が動きを止めていれば、腰の動きは次第に大きくなって。
「あ、っもぅ・・・動け!」
「命令ですかィ。どうしよっかなー」
「・・・っん、ぅ! おまえが、欲しい・・・っ!」
「もうあげてまさァ」
「なか、に・・・っかけてくれ・・・総悟の、」
精子、と悲鳴のような声で強請られた。
おもいっきり腰を引いて、とにかく勢いよく突き挿れる。技巧なんか凝らす余裕なくて、ぐぷぐぷ液体を泡立てながら性器を食う孔を、犯す。
「あひっ、ァあ、あっ、ひィンっ!」
「ぐっちゃぐちゃですぜ、アンタの穴ん中・・・っ。嬉しいですかィ」
「ァう!!っれし、そうごぉ・・・っ! うれし、ぃあああ!」
前立腺を性器で突き回しながら土方さんの尿道に爪を立てた。ぴゅっと精子が弾けて、土方さんのシャツを汚す。濡れた肉は絡んでは奥へ奥へと誘って、それに従い貫けば、悲鳴をあげて土方さんがイく。
可愛い。俺のものに、なればいいのに。
「ぁはあっ、ひくっ、は、ぁひ・・・っ、もぅ、くれ・・・っ! なかにっ・・・こ、われる・・・ぅあああぁあ!!」
尻振って強請る様に痩せ我慢がきかなくなって、達しながらもじゅぶじゅぶ腰を回せば、そうご、と土方さんが嬉しげに笑った。
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