梅々
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よくやった
やっとできました!
遅くなってすみませんペコ((_ _*)(*_ _))ペコ
それでは、匿名様リクエストの沖土痴漢ネタ後半戦です!
気に入って頂ければ幸いです´`
あ、濡れ場注意!
そして痴漢とはちょっと違っています←
遅くなってすみませんペコ((_ _*)(*_ _))ペコ
それでは、匿名様リクエストの沖土痴漢ネタ後半戦です!
気に入って頂ければ幸いです´`
あ、濡れ場注意!
そして痴漢とはちょっと違っています←
だから
教えてあげる
Let's party?
ぐったりとした土方さんの身形を調えて、電車を降りる。計算通りちょうど自分達の駅に着く少し前に終わったので予定通りトイレに連れ込む。
始め抵抗しようとしたけれど、自分の欲にまみれた俺のハンカチを見たら固まって、大人しく土方さんは俺についてきた。
恥ずかしがる顔は思いの外可愛くって、飽きたら止めようと思っていたけれどそんなことは全くなかった。それどころかもっと知りたい。気持ちいい時、どんな顔をするのか。どんな風に、俺を呼ぶのか。
この間改装したばかりだからかトイレは綺麗で、一番奥の部屋の個室に押し込んで後ろ手に鍵をかけた。
蓋をした便座に腰かけて、土方さんはふぅーと身体中を弛緩させる。
俺の前で。
「土方さん、そんなに気ィ抜いていいんですかィ? 一応痴漢の前ですぜ」
「・・・可愛い悪戯だろ」
ふん、と顔を背けながらそう言った。
悪戯か。
俺も悪戯のつもりでやった。だけど。なんでかこのままで終わらせたくはない、それどころかもっと知りたくて堪らない。
だから、悪戯ではないのだ。寧ろ本気の。
・・・だからって愛情があるとは、思いたくないけれど。
「じゃあ、」
悪戯だなんて一言じゃ片付けられないようにしてあげる。
胸ぐら掴んで噛み付くように口付けた。さっきの行為がフラッシュバックしたのかそれだけで土方さんの顔は真っ赤に染まって、あまりの可愛さに頬を包んで舌を捩じ込む。安易に入ったけれど土方さんはそれを押し返そうとする。無駄な抵抗を笑いながらぺろんと舐めたくちのなか、甘ったれな声が響いた。
いつもは偉そうなのに、今日の土方さんはとても可愛い。キツい眼差しが少し下がってとろんとしている。いつもは聞けないような声を出す。そしてとても素直。
首筋に爪を立て鎖骨までなぞったら、堪らなそうに身を捩りまたまた声を漏らす。
唇を離して見てみれば、目元には涙が溜まっていて口の周りは唾液で濡れていて、とてつもなくやらしかった。そんな土方さんに、欲情する俺はろくでなしか。
「ひっかかれて感じたでしょう」
「・・・全然」
そう言っている目許が赤い。体と同じくらい素直にしてやろうじゃないか、と嗜虐心に火がついた。これは土方さんの所為、俺はただ欲望の赴くままにしてやろう。
土方さんを便座からひっぺがして俺が座り、その上に足を開いて座らせる。シャツをズボンから引っ張り出してその中に手を突っ込む。見慣れているが触れるのは初めてな素肌は、やはり堅い。
土方さんと同じぐらい鍛えているというのに、俺には筋肉はあまりつかない。だから羨ましくて妬ましくて、やわやわと撫で擦る。
「ってか・・・なん、でっこんなことして、っぁ」
「アンタに煽られたからでさァ」
「んなことしてねぇよっ! ん、ってかそうじゃなくて・・・ひ、ぁっ!」
さりげなく胸の突起を引っ掻いたら聞いてる此方まで気持ち良くなりそうな声を出された。敏感なのだと感心して、そしてそんな声を出せることにも感心した。
そのまま両の突起を弄っていれば、それが次第に形を持ち始めた。顔を見ていても、明らかに気持ち良さそうだ。
気付いたことがある。土方さんはトイレに連れ込まれてから一切、嫌だとかやめろだとか言っていない。このままなにをするかなんて分かりきっているはず、だから不思議。
―――――もしかして、こういうことをしなれているんじゃないか。
ふと思った。それならこの反応の良さも抵抗の無さにも納得がいく。
納得はするが、何故か考えたら不快になった。
「土方さん」
「んっ、あ・・・なんだよ・・・?」
「こういうこと、したことあんですかィ?」
「こういうこと・・・?」
「だから、野郎にこんなとこ触られたりとか」
「ひぁ!?」
言いながら電車の中で触っていた部分に触れれば切れ長の瞳から涙が零れた。荒々しく拭こうとする手を制して、舌で滴を絡めとる。
初々しく反応する。だけど、声や表情はそこらのAV並。俺が欲情するのはその矛盾にかそれとも土方さん本人にか。答えをもう掴んでしまったが認めたくはない。だって俺は天の邪鬼。
なんて開き直りながら、布越しの愛撫を直にするため先程の行為を再びたどり、感じて震える、土方さんの急所を握る。このまま握り潰しちゃおうかなんて魔が差すけれど流石に可哀想だから止めておく。あとがあればお楽しみに、と。
「あっ・・・総悟、」
「何ですかィ」
吐息混じりの声に呼ばれてゾクリと鳥肌が立った。
この人の声だけでイけそうなのが癪で、扱く手をより早く動かしひっきりなしに分泌されてでてくる先走りを塗り込む。俺にしがみついて荒く息をして時たま艶かしい声を上げるその吐息が、耳にかかってこそばゆい。
「ぁ、んっ・・・は、ぁ・・・そ、っなとこ触らすのっ・・・ひん! ま、えが・・・初めて、だっ・・・ふ、ぁあっ!」
「それなのにこんなに感じてるんで?」
「んゃぁ、ちがっ・・・!」
辱しめればそれだけ蜜も増し、土方さんが溶けていく。恍惚としながらも理性と戦っている様は健全な男子高校生には見えない。
もうイきたくて堪らないのか、土方さんの腰はびくびく痙攣して自ら擦り付けるように揺れている。それを引き寄せて、先走りに濡れた手で背骨に沿ってすぅと撫でる。
自分のでさえ嫌なのに他人のなんか触れるか、なんて男同士のやり方を初めて知ったとき思ったが、今は嫌悪感が沸かない。下着の中までそのままなぞって、菊座をぐるぐる輪を描くように撫でた。
「ひぅっ!? っどこ触ってやがる!」
快感に溺れていた土方さんが、顔を上げて俺を見た。
晴れかけた空色の瞳だ。雲が風に流され日が顔を覗かせる、そんな空の色。
いつもは揺るがないそれがいまは揺れに揺れていて、涙を舌で拭ってやる。泣かせたのは俺だけども。
返事はせずにここだと、指ですぼまりを突っつく。その都度お綺麗な顔が歪んで、空色は瞼に隠されてしまう。
「アンタはもう、一回イった」
「・・・っんん」
「だから俺もイきたいんでさァ」
アンタの中で。
耳に吹き込んだら面白いほどに背が跳ねた。それを期待と受け取る。だって嫌がっている素振りは一切ない。
俺がこの人に好かれているわけではないだろうから、多分快感に弱い人なのだろう。ならばうまくすれば次もあると、優しくしてやることにした。
懲り懲りだ、なんて思われたら次回は期待できなくなる。
触れているだけでも大分綻んだ蕾に、ゆっくりと指を入れる。前を弄くる手は止めていないけど、イけない程度の強さで焦らしているからか土方さんは痛いとは言わない。
「あっ・・・気持ち悪っ・・・ん、はぁ」
「直によくなるはずなんで、我慢してくだせェ」
痛そう、というよりかもどかしげだ。そりゃあ、もういつでも射精できる状態なのに何度も寸止めを食らわされていたらもどかしいだろう。懇願されたら射精させてやらないこともないのに、土方さんは一切しないから俺は放っておく。
そのまま人差し指を根本まで突き挿れる。ぎゅう、と締め付けられると気持ちいいが、自身を挿れるにはキツい。解すために、指を適当に動かしてみる。
「っ、ぁ、うっ・・・は、んん、」
「気持ち良かったら言ってくだせェ」
「んなのっ・・・言えるかよ、ふぁ・・・あっ、あぁぁ!」
前をきつく握って、中の感触の違うところを指で押してみる。するとさっきまでの比ではないほどに体が痙攣して手の中のものも震えた。
一応イったんだと分かって集中的にそこを指で愛撫する。撫でて、押して引っ掻いて。達することのないよう握り締めたそれからひっきりなしに滴が生まれる。その反応は他の所と比べて顕著だから、ただの性感帯ではなさそうだけれどそんなことはどうでもいい。
知識なんて最低限あればそれでいいのだ。俺が気持ち良くなれればそれでいいんだから。
押し殺せていない喘ぎを口付けで塞いで、指をもう一本追加する。難なく指は飲み込まれて、襞の蠢動が歓喜を伝える。
「もう、イきてぇ?」
「んっ、イく・・・っ、あぁっ! いきた、っ!」
俺にしがみついて鸚鵡返しにしながらも恥じらいを見せる、その様に我慢をするのを止めた。肌に馴染んだそこから指を引き抜き、寛げたズボンから自分のものを取り出す。
そして、自身を十分に熟れた菊座に当てる。
熱い。思わず喉が鳴ったのはほぼ二人同時だった。早くくれとでも言うように蠢くそこに、土方さんは気付いているのか。
射精したがっている性器から手を離して、土方さんの片手をそこに導いてやる。自慰をしているようで倒錯的な光景に知らず知らずと目が奪われたが、性欲が限界を訴えた。
「・・・土方さん。イく時は一緒ですぜ。言うこと聞けなきゃちょんぎりやすからね」
「分かったから、早くしろっ・・・!」
切羽詰まった声と顔。あまりにも淫猥で遠慮は一切せずに一気に貫いた。
衝撃にイきかけたのか、土方さんの手の隙間から白濁が少し垂れる。
「っああぁぁぁ!!」
「あー。いい感じでさァ」
反り返った喉を舐め馴染むのを待つ。きつくはあるが、熱と収縮加減が堪らなく欲を刺激する。
こんな気持ち良いのに排泄器官なのか。人体の神秘ってこういうのを言うべき。なんて。
綺麗な曲線を描く喉仏に軽く噛みついてみたのは出来心。なのに、悲鳴と共に締め付けられたから歯止めが効かなくなった。
腰を掴んだ手に力を込め、腰を打ち付ける。
「ひぃんっ、あ、ぁあ! やめっ、そう・・・そうごぉっ!」
「はっ、初めてじゃねぇみてぇに馴染んでんのに、何言ってんですか」
それにしても気持ち良い。
ぐっちゃぐちゃに腰を振って土方さんのナカを突き刺しながら喉仏に歯をたてると、嬉しそうに襞が応える。長くはもたなそうだと分かって、がむしゃらに腰を打ち付け続ける。
「いゃぁ、っひぁ、あぅっん、そぉご、イくっ・・・イくぅっ!」
「もうちょいと待っててくだせェ。まだ挿れたばっかでさァ」
「はぁ、んっ、あぁ、そうご、そうごっ!」
「っ、」
ひたすらに名前を呼ばれて、此方まで声が出そうになった。ヤってて声が出るなんて矜恃が許さない、だから堪えたけど。
想像よりも甘く淫らに土方さんは鳴く。今だって、自分の性器を握りながら腰を振っている。
いつものこの人からじゃ考えられない痴態に、限界が迫った。
「そうご、っはやく・・・あぁ、んっ! イく、っやくぅ・・・!」
「いいですぜ、たっぷり飲んでくだせェ・・・!」
「そう、ご・・・っひぁぁぁっ!!!!」
蠢動する中のその最奥へ、濡れた肌のぶつかる音を響かせながら欲を放った。
欲に浮かされた声が甘ったれた口調で俺を呼んで、そして果てた。
欲を放つ間も、蠢くそれに快感を与えられて、終えた今も変わらない。荒い息のままどちらからともなく唇を重ねれば、身動ぐ度に新たな快楽が生まれる。
「・・・土方さん、」
「・・・総悟、」
もう一回、と強請ったのも、どちらからともなくて。
抱き締め合いながらもう一度、絶頂を求めた。
教えてあげる
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ぐったりとした土方さんの身形を調えて、電車を降りる。計算通りちょうど自分達の駅に着く少し前に終わったので予定通りトイレに連れ込む。
始め抵抗しようとしたけれど、自分の欲にまみれた俺のハンカチを見たら固まって、大人しく土方さんは俺についてきた。
恥ずかしがる顔は思いの外可愛くって、飽きたら止めようと思っていたけれどそんなことは全くなかった。それどころかもっと知りたい。気持ちいい時、どんな顔をするのか。どんな風に、俺を呼ぶのか。
この間改装したばかりだからかトイレは綺麗で、一番奥の部屋の個室に押し込んで後ろ手に鍵をかけた。
蓋をした便座に腰かけて、土方さんはふぅーと身体中を弛緩させる。
俺の前で。
「土方さん、そんなに気ィ抜いていいんですかィ? 一応痴漢の前ですぜ」
「・・・可愛い悪戯だろ」
ふん、と顔を背けながらそう言った。
悪戯か。
俺も悪戯のつもりでやった。だけど。なんでかこのままで終わらせたくはない、それどころかもっと知りたくて堪らない。
だから、悪戯ではないのだ。寧ろ本気の。
・・・だからって愛情があるとは、思いたくないけれど。
「じゃあ、」
悪戯だなんて一言じゃ片付けられないようにしてあげる。
胸ぐら掴んで噛み付くように口付けた。さっきの行為がフラッシュバックしたのかそれだけで土方さんの顔は真っ赤に染まって、あまりの可愛さに頬を包んで舌を捩じ込む。安易に入ったけれど土方さんはそれを押し返そうとする。無駄な抵抗を笑いながらぺろんと舐めたくちのなか、甘ったれな声が響いた。
いつもは偉そうなのに、今日の土方さんはとても可愛い。キツい眼差しが少し下がってとろんとしている。いつもは聞けないような声を出す。そしてとても素直。
首筋に爪を立て鎖骨までなぞったら、堪らなそうに身を捩りまたまた声を漏らす。
唇を離して見てみれば、目元には涙が溜まっていて口の周りは唾液で濡れていて、とてつもなくやらしかった。そんな土方さんに、欲情する俺はろくでなしか。
「ひっかかれて感じたでしょう」
「・・・全然」
そう言っている目許が赤い。体と同じくらい素直にしてやろうじゃないか、と嗜虐心に火がついた。これは土方さんの所為、俺はただ欲望の赴くままにしてやろう。
土方さんを便座からひっぺがして俺が座り、その上に足を開いて座らせる。シャツをズボンから引っ張り出してその中に手を突っ込む。見慣れているが触れるのは初めてな素肌は、やはり堅い。
土方さんと同じぐらい鍛えているというのに、俺には筋肉はあまりつかない。だから羨ましくて妬ましくて、やわやわと撫で擦る。
「ってか・・・なん、でっこんなことして、っぁ」
「アンタに煽られたからでさァ」
「んなことしてねぇよっ! ん、ってかそうじゃなくて・・・ひ、ぁっ!」
さりげなく胸の突起を引っ掻いたら聞いてる此方まで気持ち良くなりそうな声を出された。敏感なのだと感心して、そしてそんな声を出せることにも感心した。
そのまま両の突起を弄っていれば、それが次第に形を持ち始めた。顔を見ていても、明らかに気持ち良さそうだ。
気付いたことがある。土方さんはトイレに連れ込まれてから一切、嫌だとかやめろだとか言っていない。このままなにをするかなんて分かりきっているはず、だから不思議。
―――――もしかして、こういうことをしなれているんじゃないか。
ふと思った。それならこの反応の良さも抵抗の無さにも納得がいく。
納得はするが、何故か考えたら不快になった。
「土方さん」
「んっ、あ・・・なんだよ・・・?」
「こういうこと、したことあんですかィ?」
「こういうこと・・・?」
「だから、野郎にこんなとこ触られたりとか」
「ひぁ!?」
言いながら電車の中で触っていた部分に触れれば切れ長の瞳から涙が零れた。荒々しく拭こうとする手を制して、舌で滴を絡めとる。
初々しく反応する。だけど、声や表情はそこらのAV並。俺が欲情するのはその矛盾にかそれとも土方さん本人にか。答えをもう掴んでしまったが認めたくはない。だって俺は天の邪鬼。
なんて開き直りながら、布越しの愛撫を直にするため先程の行為を再びたどり、感じて震える、土方さんの急所を握る。このまま握り潰しちゃおうかなんて魔が差すけれど流石に可哀想だから止めておく。あとがあればお楽しみに、と。
「あっ・・・総悟、」
「何ですかィ」
吐息混じりの声に呼ばれてゾクリと鳥肌が立った。
この人の声だけでイけそうなのが癪で、扱く手をより早く動かしひっきりなしに分泌されてでてくる先走りを塗り込む。俺にしがみついて荒く息をして時たま艶かしい声を上げるその吐息が、耳にかかってこそばゆい。
「ぁ、んっ・・・は、ぁ・・・そ、っなとこ触らすのっ・・・ひん! ま、えが・・・初めて、だっ・・・ふ、ぁあっ!」
「それなのにこんなに感じてるんで?」
「んゃぁ、ちがっ・・・!」
辱しめればそれだけ蜜も増し、土方さんが溶けていく。恍惚としながらも理性と戦っている様は健全な男子高校生には見えない。
もうイきたくて堪らないのか、土方さんの腰はびくびく痙攣して自ら擦り付けるように揺れている。それを引き寄せて、先走りに濡れた手で背骨に沿ってすぅと撫でる。
自分のでさえ嫌なのに他人のなんか触れるか、なんて男同士のやり方を初めて知ったとき思ったが、今は嫌悪感が沸かない。下着の中までそのままなぞって、菊座をぐるぐる輪を描くように撫でた。
「ひぅっ!? っどこ触ってやがる!」
快感に溺れていた土方さんが、顔を上げて俺を見た。
晴れかけた空色の瞳だ。雲が風に流され日が顔を覗かせる、そんな空の色。
いつもは揺るがないそれがいまは揺れに揺れていて、涙を舌で拭ってやる。泣かせたのは俺だけども。
返事はせずにここだと、指ですぼまりを突っつく。その都度お綺麗な顔が歪んで、空色は瞼に隠されてしまう。
「アンタはもう、一回イった」
「・・・っんん」
「だから俺もイきたいんでさァ」
アンタの中で。
耳に吹き込んだら面白いほどに背が跳ねた。それを期待と受け取る。だって嫌がっている素振りは一切ない。
俺がこの人に好かれているわけではないだろうから、多分快感に弱い人なのだろう。ならばうまくすれば次もあると、優しくしてやることにした。
懲り懲りだ、なんて思われたら次回は期待できなくなる。
触れているだけでも大分綻んだ蕾に、ゆっくりと指を入れる。前を弄くる手は止めていないけど、イけない程度の強さで焦らしているからか土方さんは痛いとは言わない。
「あっ・・・気持ち悪っ・・・ん、はぁ」
「直によくなるはずなんで、我慢してくだせェ」
痛そう、というよりかもどかしげだ。そりゃあ、もういつでも射精できる状態なのに何度も寸止めを食らわされていたらもどかしいだろう。懇願されたら射精させてやらないこともないのに、土方さんは一切しないから俺は放っておく。
そのまま人差し指を根本まで突き挿れる。ぎゅう、と締め付けられると気持ちいいが、自身を挿れるにはキツい。解すために、指を適当に動かしてみる。
「っ、ぁ、うっ・・・は、んん、」
「気持ち良かったら言ってくだせェ」
「んなのっ・・・言えるかよ、ふぁ・・・あっ、あぁぁ!」
前をきつく握って、中の感触の違うところを指で押してみる。するとさっきまでの比ではないほどに体が痙攣して手の中のものも震えた。
一応イったんだと分かって集中的にそこを指で愛撫する。撫でて、押して引っ掻いて。達することのないよう握り締めたそれからひっきりなしに滴が生まれる。その反応は他の所と比べて顕著だから、ただの性感帯ではなさそうだけれどそんなことはどうでもいい。
知識なんて最低限あればそれでいいのだ。俺が気持ち良くなれればそれでいいんだから。
押し殺せていない喘ぎを口付けで塞いで、指をもう一本追加する。難なく指は飲み込まれて、襞の蠢動が歓喜を伝える。
「もう、イきてぇ?」
「んっ、イく・・・っ、あぁっ! いきた、っ!」
俺にしがみついて鸚鵡返しにしながらも恥じらいを見せる、その様に我慢をするのを止めた。肌に馴染んだそこから指を引き抜き、寛げたズボンから自分のものを取り出す。
そして、自身を十分に熟れた菊座に当てる。
熱い。思わず喉が鳴ったのはほぼ二人同時だった。早くくれとでも言うように蠢くそこに、土方さんは気付いているのか。
射精したがっている性器から手を離して、土方さんの片手をそこに導いてやる。自慰をしているようで倒錯的な光景に知らず知らずと目が奪われたが、性欲が限界を訴えた。
「・・・土方さん。イく時は一緒ですぜ。言うこと聞けなきゃちょんぎりやすからね」
「分かったから、早くしろっ・・・!」
切羽詰まった声と顔。あまりにも淫猥で遠慮は一切せずに一気に貫いた。
衝撃にイきかけたのか、土方さんの手の隙間から白濁が少し垂れる。
「っああぁぁぁ!!」
「あー。いい感じでさァ」
反り返った喉を舐め馴染むのを待つ。きつくはあるが、熱と収縮加減が堪らなく欲を刺激する。
こんな気持ち良いのに排泄器官なのか。人体の神秘ってこういうのを言うべき。なんて。
綺麗な曲線を描く喉仏に軽く噛みついてみたのは出来心。なのに、悲鳴と共に締め付けられたから歯止めが効かなくなった。
腰を掴んだ手に力を込め、腰を打ち付ける。
「ひぃんっ、あ、ぁあ! やめっ、そう・・・そうごぉっ!」
「はっ、初めてじゃねぇみてぇに馴染んでんのに、何言ってんですか」
それにしても気持ち良い。
ぐっちゃぐちゃに腰を振って土方さんのナカを突き刺しながら喉仏に歯をたてると、嬉しそうに襞が応える。長くはもたなそうだと分かって、がむしゃらに腰を打ち付け続ける。
「いゃぁ、っひぁ、あぅっん、そぉご、イくっ・・・イくぅっ!」
「もうちょいと待っててくだせェ。まだ挿れたばっかでさァ」
「はぁ、んっ、あぁ、そうご、そうごっ!」
「っ、」
ひたすらに名前を呼ばれて、此方まで声が出そうになった。ヤってて声が出るなんて矜恃が許さない、だから堪えたけど。
想像よりも甘く淫らに土方さんは鳴く。今だって、自分の性器を握りながら腰を振っている。
いつものこの人からじゃ考えられない痴態に、限界が迫った。
「そうご、っはやく・・・あぁ、んっ! イく、っやくぅ・・・!」
「いいですぜ、たっぷり飲んでくだせェ・・・!」
「そう、ご・・・っひぁぁぁっ!!!!」
蠢動する中のその最奥へ、濡れた肌のぶつかる音を響かせながら欲を放った。
欲に浮かされた声が甘ったれた口調で俺を呼んで、そして果てた。
欲を放つ間も、蠢くそれに快感を与えられて、終えた今も変わらない。荒い息のままどちらからともなく唇を重ねれば、身動ぐ度に新たな快楽が生まれる。
「・・・土方さん、」
「・・・総悟、」
もう一回、と強請ったのも、どちらからともなくて。
抱き締め合いながらもう一度、絶頂を求めた。
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