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梅々

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なにがあった。

精神不安定です。
いや、なんか月末から沈んでいたから試験悪かったんだけど、それが過ぎても気が引き締まらない・・・。
なんか母もいま同じだそうで、大丈夫かねー。と話してますが。

暗いことばかり数えていてもテンションがいまの経済と同じようにさがるだけなので止めようよ、母上。

なるようになるんだから。怠け者はそのうち罰をうけるんだから。他人を道連れにして。

というわけで。久々に大好きな土沖サイトさま行ったらミツバさん祭りしてて私はなんだか幸せになりました。それも一瞬・・・なんて暗い。





では、沖土濡れ場で土方片想い。
















お願いだからそんな風に

喜ばないで

悲しまないで

嬉しそうな顔 しないで


愛しているわけじゃ ないんだから





花落つる時





とてつもなく苛々して、どうしようもなくて。物に当たるのも馬鹿馬鹿しくて、訪れたのは副長室。利用しているのかされているのか、自分的には利用しているつもりだけど彼方も利用しているつもりなのかもしれない、ともかく、来た。
けれど風呂にでも行っているのか無人で、仕方なしに布団を敷く。

子どもの頃から知っていた。
浅はかなあの男の気持ちを。姉上が誰よりも大切で、愛しくて堪らなかった。その上弟の俺までも同時に邪な気持ちを向けていたのだから、器用と言えばいいのかなんと言えばいいのか。
嫌いなものはいつまで経っても嫌いなままだった。だから気付いてもそのまま放っといて、というか尚更邪険にしていた。

というのに。

「・・・あれ、総悟」

「俺を待たせるなんて死にたいんですかィ? マゾ方さん」

「どんだけ自己中だよおまえは」

「こんだけでさぁ」

その顔見ていたら苛々する。多分、言ったらそうかと悲しそうな顔するだろうから言わない。余計気分が荒れるだけだ。
嫌い、だから壊したいのに。
あんたはそれさえも嬉々として受け入れる。俺には考えられない。ついていけない思考にどうのこうの言う気はおきなくて、ただ一刻も早くすっきりしたい。

「ほら、そこ寝てくだせぇ」

「・・・今日は、」

「別に嫌なら嫌で構いやせんよ。女買いに行くだけですから。あんたみたいに」

断ろうとした言葉を遮ると、悲しそうな目が瞬きをして色を変える。狂っている、と他人事のように思うけれど、第三者から見れば俺も同じ。だが俺とこの人意外誰も知らないのだ、外聞などどうでもいい。
躊躇いつつも布団に座った、着流し姿の土方を布団へと押し倒す。嫌がるのは口先だけ、しかも、時間が経つにつれ嫌がるふりさえも止める。
この男に矜恃なんかあるものか。繋がることさえできればそれでいいのだ、浅はかなことに。

「石鹸の匂い、すごいですねィ」

「ったりめぇだろ・・・・・・いーから離せッ、あっ!」

「ここ、こんなふうにされて気持ちいいんですかィ?」

「うっ・・・・・・ふぁ、っ・・・」

きゅうっと胸の先の赤を強めに摘まむと、顔を真っ赤に染め目を強く瞑って、鼻にかかった声を出す。
これがまた色っぽい。
男のくせに、なんて男抱いて達している自分に言えた言葉ではなくて。それでも詰る、ひくひく揺れる腰を。

「そんなに俺に遊ばれたいんで?」

「ちがっ・・・あぁ、んっ・・・」

帯を緩めて裾を乱す。下着の上から揉んで、閉ざされた孔をつつく。反抗なんてできていない。こんな欲にまみれた声で嫌だなんて言われても、煽られるだけなのだ。
焦らすのに飽きて、履いたばかりであろう下着を脱がす。たっぷりの先走りに潤ったそこには触れず、奥のすぼまりを指先で撫でる。

「っあ・・・・・・総悟っ・・・」

「・・・俺的には今すぐ挿れてぇんですがねィ。一応あんた副長ですし、切れちゃ困りやすから」

言って、引き出しからローションを取り出してとぷとぷと恥部にぬりたくる。くにゅ、と人差し指を沈めるが、内部は既に熟れきっていた。奥までねだるように内壁が蠢き、きゅううと指を締め付ける。
心配しなくても切れなかったかもしれない。徒労かと思うとイラッとくるが、それだけ土方との行為を重ねたのだと示唆していてなんとも言えなくなる。
愛しているわけではない。だけど何度も肌を重ねている。相性はいいのだろう、だけれどそれだけでしかない。
感情が伴うことは決して有り得ない。

「力抜いてくだせぇよ」

「んっ・・・う、ひああぁっ・・・!!」

外気に晒した自身を一気に土方の体内へ埋めてゆく。じゅぶ、と全て収まりきった瞬間、掠れた声を上げ土方は己の欲望を散らした。
とろとろの白い体液が、土方の肌と寝巻きを汚す。
それを見届け、繋がったまま土方の体を反転させた。そして容赦なく腰を揺すりつける。

「っあ、あぁっ・・・! くっ、総悟ぉっ!」

「もっと痛そうな声出してみなせぇよ、土方さんっ・・・」

「ひぁぁ、ぁふっ! くぅ・・・・・・やめ、っそぉご・・・」

どんなに強かに打ち付けても揺すっても、土方は果てしない甘さを抱いた声色で俺の名を呼び、はしたなく腰を揺らす。こんな俺のどこがいいんだ、聞くのも面倒で尋ねやしないけれど心の中で問いかける。


こんな俺よりも


こんな血生臭い世界よりも


尊いあの人の幸せを


何故選ばなかったのか。


分かりきったことを、まだ俺は引き摺っている、一人で。
苦しんで泣き叫んで、跪いて地に頭をつけこれ以上ないくらい、謝ってほしい。
そうすれば、何もかも踏ん切りがつくのに。

「総悟っ・・・あ、ぁあっ!」

「っ嫌いだ、あんたなんかっ・・・」

愛しそうに俺を求めるあんたが、なによりも。
それ以上に、そんなあんたを結果的には受け入れている自分自身が。

大嫌いだ。

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