梅々
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快進撃
日焼けってええよな。プールの匂いって乙だよな。
変態土方も絶対頷く、夏の風物詩だ。
あ、祭ネタ書きたい。夏の風物詩。
それじゃ、一日で書き上げた沖土。背後注意!
変態土方も絶対頷く、夏の風物詩だ。
あ、祭ネタ書きたい。夏の風物詩。
それじゃ、一日で書き上げた沖土。背後注意!
星が自ら光を発するのは、己以外の誰かに存在を認めてもらいたいからだろう。
深遠の宇宙、孤独に生きて人知れず散っていきたくなんてないから。たった一人でいいから、自分の存在に気付いて欲しい、最期の瞬間にその思いを込めて、他の誰にも負けないぐらい強く光る。
俺も、強く光りたい。アンタの為に。
Diletto 番外編
『今日は、雨雲が日本の上空に―――――』
ザァァァ・・・という雨音は幻聴だったらしい。頭からシーツを被っているから目元が隠れて、窓の外を見る事はできない。一人だけの部屋は何故か広く感じ、厳粛な雰囲気さえ漂っている気がする。今日は、朝から土方さんはいない。帰りが遅くなるつってた。なんか、仕事の打ち合わせだとも。
『次は―――――』
ニュースキャスターの冷たい声はこの部屋の中、妙に馴染んで聞こえる。
今日は、七夕だ。織姫が彦星に会える、年に一度の日。一年もの間、何を考えて過ごすのだろう。浮気はしてないだろうか、とか不安にならないのだろうか。俺だったら、一瞬たりとも離れたくないのに。土方さんから。
目が痒くて擦ると、ほっぺに触れた。それまで気付かなかったが軽く、汗ばんでいる。
(ほら、こんなふうに)
土方さんの傍から離れると、途端に俺は何も感じられなくなる。暑いも寒いも、巧いとか不味いとか、それ以外も全部。陳腐な表現だけど、世界が色を失ってしまう。あの人一人、いないだけで。
シャワーを軽く浴び風呂を出ると、留守電が入っていた。
『―――――今日な、意外と早く上がれそうだから、飯食わないで待ってろよ。あ、だからって飯食わないで寝る、とかも無しだかんな。―――――ピー。メッセージは、以上です』
それだけの短いものだったが嬉しくて笑みがこぼれる。帰ってきたら抱きついてやろうかな。いや、押し倒すのもいいかもしれない。・・・そのまま玄関でヤっちゃうのもたまにはいい。でも最初はやっぱ抱きつこう。で、靴脱いだとこを・・・。
「・・・悟、総悟」
「・・・・・・土方さん?」
目を開けると、真っ正面に土方さんがいた。のそのそと起き上がると、辺りは暗く、どうやらソファの上で眠っていたらしい。
「ただいま」
「おかえりなせェ」
口を尖らすと、どうしたんだ?と疑問符が降ってきた。
「玄関先で押し倒そうと思ってたんでさァ」
「そりゃ・・・寝ててよかった」
心底ホッとした声に反論すべく振り返ると、目の前が真っ赤だった。数度瞬きしてみると、一面の赤はどうやは薔薇で出来てるらしい。顔を少し離してみると、真っ赤な薔薇の花束だった。
「え・・・?これ、」
「20本、ちゃんとあるぜ?・・・玄関で押し倒されてたらマジやばかったな」
「なんで」
花束の向こうに、土方さんの笑顔が見えた。目を細めて、いつもより優しく見える。
「誕生日だろ?明日。だから12時ちょうどに祝いたくてよ。酒とケーキもあるから」
言葉に出来ない。12時ちょうどに、って何処の気障野郎だよなんて思わない。だって、この人は。
「大馬鹿でィ・・・」
俺も大概そうなのだがそこんとこは棚に上げる。花束なんかよりも、酒よりもケーキよりも、アンタのそういう気持ちが痛いぐらい好きだ。馬鹿だから、気付かないだろうけど。
押し倒す勢いで抱きつくと、花が土方さんの手から離れ、宙に舞った。やっぱ、土方さんには薔薇が似合う。
「布団、行きやしょう」
「でもシャワー・・・」
「今すぐ、アンタが欲しい」
真っ直ぐと目を見つめ気持ちを込めて口付けると、それが伝わったのか、俺の口をむさぼるように舌を絡ませてくる。
「んぁ・・・っふ」
むさぼりあって、絡まりあって、感じ合う。こんなキス、土方さん以外とじゃ絶対出来ない、そう思う。
*
「どうして欲しいですかィ・・・?」
「っくァ・・・っやく、そうご、ぅあっ」
端正な顔を歪め涙を流す土方さんはとても綺麗だ。いつもの強がりは影を潜め、素直に情順に、俺を受け入れる。時々反抗するけど、そのたび逆にいつもより体を愛でると薬でも盛られたかのように切なく嬌ぎ、たくさん吐精する。白にまみれた土方さんを見ると、もっと酷くしたくなる。
「挿れ・・・も・・・駄目」
また一滴新たに涙が流れる。舌で舐めとり、目元を拭うとしがみついてきた。
「じゃ、メインデイッシュいきやすか」
中に入れていたバイブを強引に引き抜き、代わりに素早く己の欲を当てがう。
ごくりと喉がなったかと思うと、さっきまでバイブをうまそうに食んでいたすぼまりが、キュッと絞られた。
「俺が欲しいんじゃねぇんで?土方さん」
「ほし、い・・・」
じゃあ、と最奥まで一気に貫くと背に痛みが走った。久々に、爪痕がつけられた。確か、最初につけられたきりだった気がする。
「うっ・・・ひっぁ、やぁ・・・」
あられもなく叫ぶ土方さんを唐突にいじめたくなって、耳元に囁く。
「・・・すごい・・・ひき千切られそうでさァ。わかる?すごい絡まってんの・・・襞が、すんごく」
「っあ、ああっん・・・やめ、そう・・・ご・・・ぁっく」
襞のうごめきが、先程より強くなった。気を抜けば、すぐにイってしまうだろう。
「・・・淫乱」
「ん・・・ああああっ!」
白濁を散らしている土方さんを尚も攻めると、びゅ、びびゅ、と不規則に、いつもよりも白濁がはきだされる。
「総・・・悟」
艶っぽい声に誘われるように、俺も最奥で欲をはきだした。
「あ、もう12時だ・・・」
「・・・おめでと」
「いえいえ。じゃ、酒持ってきやすね」
「飲めねぇよ、何も」
「大丈夫でさァ。下の口で、」
「お前は馬鹿かっ・・・ゴホッ、ゴホッ・・・」
「馬鹿はアンタだろィ・・・」
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