梅々
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ふふふふふ。
やっと来ました!!通販で買った色々なもの。待っていた。四日待っていた・・・。ツバサの17巻、最高です。吸血鬼、神威、昴、そしてファイ・・・。
神威と昴のコンビはすんごくいいです。二人とも可愛い。そして対するふーまとせーしろーさんは兄弟だったんだね。Sで鬼畜で攻めの兄弟。・・・側にいたくないな。でもいい。うん。神威とふーまに、昴とせーしろーさん。確にキャラ似てるね。
そしてファイが・・・!吸血鬼だし名前で呼んで距離作ろうとしてるし・・・。早く18巻を買いたいけど所持金、一円もありません。19巻は借りてるから・・・読んじゃおうかな。
それではひたすら甘くした沖土。
神威と昴のコンビはすんごくいいです。二人とも可愛い。そして対するふーまとせーしろーさんは兄弟だったんだね。Sで鬼畜で攻めの兄弟。・・・側にいたくないな。でもいい。うん。神威とふーまに、昴とせーしろーさん。確にキャラ似てるね。
そしてファイが・・・!吸血鬼だし名前で呼んで距離作ろうとしてるし・・・。早く18巻を買いたいけど所持金、一円もありません。19巻は借りてるから・・・読んじゃおうかな。
それではひたすら甘くした沖土。
久々に見た日の出は淡く霞んでいて、俺の今の心ン中と全く同じだった。
どうすればいいのだろう。このままじゃ、もがいてるだけで何も変わらない。でも、だからといって見てみぬふりはもう出来ない。
―――――清んだ空を見たいなら、雲を退かせばいい。邪魔な雲を退かしたいなら風をおこせばいい。
だから、俺は。
Diletto 第七話
「今日はアンタいつもよか早起きですねィ」
「・・・お前もな」
紫煙を吐きつつ振り向くとうつ伏せになり、眠そうに目を擦っていた。
起きてるとは思わなかったものだから、少し驚いた。多分、カーテンを開けていたからだろう。うちのレースのカーテンは遮光性が低いどころか殆どないから柔くだが日が差してしまう。だから眩しかったのだと思い、今更だがカーテンを閉じる。それでもやはり朝だから、室内はそれなりに明るい。
「今日はなんか、よく寝れた。・・・久々に」
「・・・俺の腕の中だからじゃありやせん?ここんとこ、ご無沙汰でしたし」
珍しく寝起きの機嫌が良いのか、クスリと口元を緩ませ、片手を俺の手元に滑らせる。擽ったくて身を引こうとすると、がっしりと腕を掴まれた。
そのまま、引き寄せられる。
「煙草、危ねぇんだけど」
「そんなの、どうでもいいでしょう」
どうでもいいってお前が火傷するかもしれないのに。当の本人がどうでもいいと言っているのだから良いのかもしれないが、念のため煙草を逆の手に持ち変えた。
「ねぇ、俺の腕の中だったから、よく寝れたんだろィ?」
どうしてもそうだ、と肯定して欲しいのか、重々総悟は聞いてくる。確かに久々に腕枕された。一概にそうだとは言えないが、それが一因だというのは確かで。
やむなく頷いてみせると、それが俺の本心ではないというのがわかっているだろうに、嬉しそうにヒヒッと笑った。
「でも本当、久々・・・」
近くなった距離に首の後ろに腕がまわされる。肩口で聞こえる声は、滅多に聞くことのない、安堵の色を含んでいて、意外だった。
顔を見ようとしても、拒むように抱き締められる。
若干、心配になる。
「オイ、どうか―――――」
「あんたの中で、俺はどんな存在なんですかィ?」
何の感情も含まれていないその声が、不安を煽る。普通じゃない。いつも通りじゃ、ない。何故か酷く脆く感じる。こういう風に訪ねられるのは珍しくないけれど、それでも、何かが。
「大事なヤツだよ」
「なんか、嘘くさいんですけど」
敢えて、出来るだけ素直に、オブラートに包んで言ってみたのだが、漸く向けられた双眼は胡散臭そうに細められていた。
酷い顔にどうしても苦笑が漏れてしまう。
「うわっ、笑いやがったこの人信じらんね。もういいでさ」
総悟はふんと拗ね、俺の手元から煙草をかっさらった。そのまま、煙草を啣え、部屋を出ていく。
なんて拗ね方だ。ありえねぇだろ。あ、シケモクだ。いや、まだ吸い殻じゃない、まだ吸えるからシケモクにはならないか。ではなくて、早いとこ機嫌直して貰わないと。
「総悟・・・」
後を追うようにキッチンへ行くと、目の前には驚きの光景が広がっていた。
あの総悟が、煙草を吸いながら料理をしていた。料理といえどもたかが目玉焼きなのだけど、それでも、総悟が料理をしているという現実は変わらない。
「・・・何してんのお前」
「料理してんでィ。気が散るから邪魔しねぇで」
なんか、聞き覚えのある台詞に記憶を探ると、自分が総悟に言った台詞だった。最近拗ね方変わったな、なんてぼんやりと考えている時ではない。
「悪かった、って」
「ふん。別に何も気にしていやせん」
途端、ボンと目玉焼きが爆発した。二人して目が点になる。固まったままの総悟より先に、片付けなければと動き出す。
「早く退け、総悟!」
「・・・へい。なんで爆発するかな・・・?」
素早く煙草を取り返し、フライパンを水につける。黒い煙をたてるそれから目を離し、コンロを見る。周りには被害が無いらしく、ふぅ、と詰めていた息を吐いた。
「大丈夫か、総悟」
「・・・ハァ。なんで俺料理できねぇんだろ」
会話になってない返事に、気になって手をとり火傷していないか調べる。すると、右手の人差し指と親指の先が赤くなっていた。
本当、不器用なヤツだ。
煙草を流し場に投げ捨て、その指を口に含む。
「なっ・・・!!」
驚き引こうとする手を強く掴み、火傷した個所を重点的に舌を這わせた。
「ちょっ・・・止めっ・・・」
顔を見るととても困惑していて、思わず噴き出してしまった。指舐められたぐらいでどんな反応だ。
「何だよお前・・・。そんな顔すんなっての」
「しょうがねぇでしょう・・・」
赤く染まった頬を隠すように、総悟は顔を伏せた。
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