梅々
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ちょっ・・・!高杉ィ!!
五月病、治らぬままで六月に。あ、一句出来た!じゃなくてどうしようテスト前なのにこのていたらく。
大丈夫なのだろうか私は。
つーか銀魂ヤバかった。伊東さァァァァァァん!!!!またこォォォォ!!!山崎はどうなんの。
大丈夫なのだろうか私は。
つーか銀魂ヤバかった。伊東さァァァァァァん!!!!またこォォォォ!!!山崎はどうなんの。
忘れてないで、思い出して。俺を。
そう、心では思ってるのに、あんたに思い出して欲しくない。矛盾してるのはわかってる。けど、過去に囚われているのはアンタだから。傷付けたくない。
傷付けていいのは、俺だけだ。
Diletto 第二話
もきゅっ、もきゅっとたくあんを噛みながら、箸を遊ばせ呟いた。
「たまには誘ってくれやせんかねィ」
「おまっ・・・何言ってんだ?」
例によって例の如く箸から豆を落とし、土方は目をひんむいた。
食事中にする話題ではないだろ。それも、よりによって誘えだと?寝言は寝て言え。本当はヤりたくない。寧ろヤられたくない。ヤる方ならいいんだ。だけど、今更主導権なんて、況してコイツから取れる訳がなくて。
だから、誘えなんて言われても、出来る訳がない。
「アンタ色っぽいから、誘われたら直ぐに抱いてやるのにねィ」
「抱かれたくねぇんだよ、俺は」
それぐらい、わかってほしいんだけど。そりゃァな、最初は抵抗してても後半ノリノリだろなんて言われればそれまでだ。だけど、理性で覆いきれない部分てものが確実にあって。総悟だし、いいか・・・と思ってる部分もある。
結局、それは嫌がってる事になっていないのではないか?
「結構よがってる癖に土方さんたら」
「何だよ・・・」
「べ~つにィなんでもねぇでさ。御馳走様」
いつも通り茶碗をさげに、総悟は台所へ向かった。カチャカチャ、と無造作に食器を置いていく。
最近、総悟の考えをよくわからなくなることが、多々ある。俺のことじーっと見てる癖に目が合うとそっぽむくし馬鹿の癖によく考え耽ってるし。
体を重ねる毎に、遠く感じる―――――。
「おかしくねェか?」
「何が、ですかィ?」
着替え終えた総悟が眉を寄せ、顔を覗き込んできた。早く着替えろ、と催促するように顎で促される。
「・・・まァ、色々とな」
「珍しいですねィ。アンタがはっきり言わないなんて」
靴下を履きながら時計を見遣ると一時。近藤さんとの約束は二時半だから十分間に合うだろう。
「お前も似たようなもんだろ」
「そうです?」
純粋な目で真っ直ぐ見られ、また言葉を濁す。本当、わからない。何がしたいんだよコイツは。
無言のまま二人で玄関を出て、スタジオへと向かう。その道中も、総悟は何かを考えているように黙っていた。前は、壊れたラジオみたくずっと話しかけてきていたのに。何が変わった?俺、なのか?何も変わってないはずなのに?
「そ・・・」
「土方さんッ!」
振り向いた瞬間ガッと腕を引っ張られ、バランスを崩したところ、総悟に抱き締められた。もといた場所を車が走り去る。
「・・・ったくアンタは・・・。ちっとも変わってやせんねィ」
小さな笑い声とともに囁かれ、また疑問が生まれる。
じゃあ、なんでお前は。
「俺の事、好きなんだよな?」
「えぇ。好きですぜ?どうしたんで?急に」
「なら全部教えろよ。何考え込んでんのか、お前はどうしたいのか」
「アンタとイチャイチャしてぇ」
「そうじゃねぇよ」
どうすれば、真っ直ぐに伝えられるのだろうか。
この、想いを。
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