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梅々

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隠れてキスをしよう

いつだって俺は、お前のこと。



髪についた花を取ってやろうと手を伸ばす。淡い色の髪に映える橙の小花は金木犀だ。そこかしこが甘い匂いに包まれている。

幼児のように無垢な眼差しで俺の指の動きを追っている様は可愛い。でも、コイツは可愛いだけではなくて、いつも、魅了される。十年前から、ずっと。

愛しい。

だが言ってはならない。総悟がそれに応えるはずがないからだ。頷くはずもない。軽蔑されるのが普通だ。

それならば、潔く隠して。



「土方さん」



「ん?」



粗方花を取ってやれば頭をぶんぶん、犬のように振ってから真っ直ぐ総悟は俺を射ぬいた。



「俺、アンタのこと好きだったんでさ」



「・・・」



聞こえた日本語の解読が即座にできなかった。

なんといった、今。



「今だから言えるんですけどね。あ、引いたりしねぇでくだせェよ。今は、もう」



その続きを総悟は言わなかった。でも文脈から分かる。・・・分かりたくはない、が。

不毛なのはもう、理解していた。だがここまでなんて信じたくない。





俺は、昔からずっと好きなんだから。





















片想いしている相手に昔好きだったって言われたらどれだけ目の前が真っ暗になるんだろう。

と思って書いてみましたが突貫すぎて杜撰です。

とりあえず沖田に言わせたい。土方に言わせたら銀沖フラグです。



でも、本当幸せな側面ばかり書いているような気がするのですが、土方と沖田は不倫のような背徳感があるというか醍醐味なので、そういうのを書きたいです。

近藤さんとミツバさんに対する背徳がもう、アダムとイブ並みにあるんじゃないだろうか。

でもミツバさんへの背徳感は拭いされるけれど、近藤さんへのは二人が二人である限り心の中にあり続けるんですよね。



奥が深い文を書きたいです切実に。

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祝☆映画化

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