梅々
苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/
池田屋
本日は有名な池田屋の日ですよーたぶん。
諸説ありますが今日この日に沖田さんが吐血したとか・・・。るろ剣思い出します。あーやるせない。
そんな小ネタです。病ですね。
怖い、怖い。どうしようもないほど、恐怖が体を支配する。今まで味わったことがない、なんだこれは。討ち入りは全て終わった。負傷者もでたが、ここまで、脂汗のでるほどのものではない。
何故だ。脈動を強く感じる。自分の呼吸が荒い。暑いからなんて理由で片付けられるわけがない。今すぐ縮こまり強く瞼を閉じたくなるような、恐怖。
ケホッ、と席が聞こえた。二階からだ。ギシギシ、床を鳴かせて上へ上がる。喉が渇いた。頭がズキンズキンと痛む。進むなと警告するようだ。しかし足は止まらず、階段を上りきってしまう。死体が転がってる中に、見知った頭が見えた。闇でも目立つ、薄い色。それが蹲っている。
安心した。それと同時に掠れた声が漏れた。
「そうご・・・」
「ひ、じかた・・・さん」
顔をあげた。白い見慣れた顔だ。その口許を汚す、赤はなんだ。
雲間から月が顔を出し、目の前の部屋を照らした。畳についた白い手の、隣に赤い花が咲いていた。
これは俺への罰か。人を殺して、幸せを得ようとした俺への。
諸説ありますが今日この日に沖田さんが吐血したとか・・・。るろ剣思い出します。あーやるせない。
そんな小ネタです。病ですね。
怖い、怖い。どうしようもないほど、恐怖が体を支配する。今まで味わったことがない、なんだこれは。討ち入りは全て終わった。負傷者もでたが、ここまで、脂汗のでるほどのものではない。
何故だ。脈動を強く感じる。自分の呼吸が荒い。暑いからなんて理由で片付けられるわけがない。今すぐ縮こまり強く瞼を閉じたくなるような、恐怖。
ケホッ、と席が聞こえた。二階からだ。ギシギシ、床を鳴かせて上へ上がる。喉が渇いた。頭がズキンズキンと痛む。進むなと警告するようだ。しかし足は止まらず、階段を上りきってしまう。死体が転がってる中に、見知った頭が見えた。闇でも目立つ、薄い色。それが蹲っている。
安心した。それと同時に掠れた声が漏れた。
「そうご・・・」
「ひ、じかた・・・さん」
顔をあげた。白い見慣れた顔だ。その口許を汚す、赤はなんだ。
雲間から月が顔を出し、目の前の部屋を照らした。畳についた白い手の、隣に赤い花が咲いていた。
これは俺への罰か。人を殺して、幸せを得ようとした俺への。
PR
TRACKBACK
TrackbackURL
COMMENT