梅々
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波打ち際
- 2013/04/09 (Tue) |
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あれは?と目の前の日に輝く水面に負けずきらきらと瞳を煌めかせ、沖田は土方の黒い服の裾を握り、前方を湯気指した。
「波止場だ」
「はと?」
「波止場だって」
「ふうん」
はとばかぁ、言いながら沖田は透き通った眼差しを余すことなく目の前に広がる雄大な海に向ける。人生で初めて見た海は、彼の好奇心をくすぐったらしい。何で海は青いのから始まって、もっとそばへ寄ろうと裾を引っ張ってくる。仕方なしに防波堤の上に乗る。今度は浮きが気になったらしい。
「なみ、まっ白でさ!」
「そうだな。もっと暖かくなれば泳げるんだけどな」
如何せんまだ四月である。だから無理だなと小さな頭をなでようとすれば、興奮の色に染まったドングリ眼が土方を見ていた。
強い眼差しがちりりと、土方の心を焼く。
「泳げるんですかィ!」
「そりゃ、海だからな」
「へぇ!すごいなぁ!」
きゃっきゃと喜ぶ沖田の頭を今度こそなで、今度こようなと告げれば大きく頷いた。
生まれ変わりネタの予定だった。久々の学校、授業健康診断疲れました。
「波止場だ」
「はと?」
「波止場だって」
「ふうん」
はとばかぁ、言いながら沖田は透き通った眼差しを余すことなく目の前に広がる雄大な海に向ける。人生で初めて見た海は、彼の好奇心をくすぐったらしい。何で海は青いのから始まって、もっとそばへ寄ろうと裾を引っ張ってくる。仕方なしに防波堤の上に乗る。今度は浮きが気になったらしい。
「なみ、まっ白でさ!」
「そうだな。もっと暖かくなれば泳げるんだけどな」
如何せんまだ四月である。だから無理だなと小さな頭をなでようとすれば、興奮の色に染まったドングリ眼が土方を見ていた。
強い眼差しがちりりと、土方の心を焼く。
「泳げるんですかィ!」
「そりゃ、海だからな」
「へぇ!すごいなぁ!」
きゃっきゃと喜ぶ沖田の頭を今度こそなで、今度こようなと告げれば大きく頷いた。
生まれ変わりネタの予定だった。久々の学校、授業健康診断疲れました。
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