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梅々

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全力坂かぁ・・・。

魔が差したのだ。
変わらぬ日常、仕事尽くめの日々。家に帰っても癒されることない生活。溜った鬱憤は捌け口を求め爆発する。
気付けば、歓楽街の中を一人歩いていた。歌舞伎町と言えば、日本屈指の大歓楽街。仕事場から近いわけではないが、隣駅なのだ、仕方ない。
同じく残業明けと思われる会社員の群れがあちらこちらにあり、それらを客引きしようとする黒服の男や、やたらと露出度の高い服を着、濃い化粧をした二十歳前後の娘達が点在している。
金はそれなりには持っている。然し初めて来た場所だ、どのようにすればいいのか分からず、目的もなくネオンのきらめく歓楽街を歩む。
すれちがう人々は老若男女様々だ。時には援交か、腕を絡め歩く少女と中年の姿を見掛ける。
何故男は少女を買うのか。少女というのは汚れを知らない清らかなものというイメージがある。白百合のように清楚で純粋な天使のような人間。それを汚したいという征服心は人なら必ず持ち合わせているものであろう、だが。
体を売る少女も少女だ。どんな理由があるにしろ、それは人としての常識を逸脱した行為だ。自分をモノとして扱う。なんて自虐的な行為か。人一人の尊さを理解しないが故の愚行なのか。それで孕んだら如何するつもりなのだ、浅はかな。

とは思うものの、いまの私にはそんなことを考える資格はないのだ。

「ねぇ、おじさん」

高校生ぐらいだろうか、愚かな少女がうつむき気味に声を掛けてきた。黒く艶やかな髪を高い位置で二つに結わえ、制服を着ている。襟の釦をきちんと閉じていて、そこには細いりぼんが蝶々結びされている。ジャケットの釦も全て閉ざされていて、模範的な格好だ。
そんな少女が、何故。

「今夜一晩、寝る所を探してるんです。助けてくださいませんか?」

「・・・あぁ」

唇が勝手に動いていた。
なんということだ、今日の私は本当にどうかしているのだ。明日を思うと目眩がするが、それさえも興奮剤になってしまっている。
了承に少女は年相応の笑みを浮かべ、私を熟視た。
その顔に、私は思わず十数年口にしたことの無かった名を呼んでいた。

「愁花・・・?」

「え・・・」

なんて無情な世の中か。
目の前にいる、若き日の前妻の顔をした少女は、私の実の娘だった―――――。










というネタが書きたかった、去年から。
二人の間に生まれるのは家族愛かはたまた情愛か。とても面白そうじゃありません?
まぁ、オリジナルだからなぁという躊躇により形にしたのは今日が初めてという感じなんですがね。
娘が小学校に入学する歳に離婚し、娘は妻の方に行っちゃうんですね。その後男は若い妻をめとり男の子が産まれます。平凡な日々を過ごすのですが、前妻のことを中々忘れられないというか、うん。男は・・・四十代入ってないイメージです。

さて。
まだ冒頭しか出来てない二周年ネタ。どうしようか・・・沖土は決まったけどな・・・。去年の目標みたくいやらしさを追求するか・・・。でもなぁ、マンネリだしなぁ。なんか、ないかな。胸がときめくお題。


ともかく、間に合うように頑張ります!

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