梅々
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音のない世界で
慢性的な寝不足なので早く寝ます。スパーク出せたら、土沖百合コピー本出したい。でも特殊だから印刷数五とかでもよさそうですね……。皆書いてくださいよ。
つい勢いで書いた高沖。18禁です。読み返してないのでそれも注意です。高沖は敵同士な背徳がいい。
知られてはいけないから、声に出さないで伝える。
届いて。
無音の檻
深い深い海の底のように静かな闇の中、足を踏み入れれば会いたかった人が立っていた。
戸を閉じれば明かりは遮断され、男のシルエットがより濃い黒として闇の中に浮かび上がる。一切の光がない中、真っ直ぐに彼の元へ歩き首筋に鼻を埋める。安心する、彼の匂い。
同じように首筋の匂いを嗅がれたと思えばいつの間にかそれは柔いキスになっていて、音もなく施されるそれに、口角を上げた。
同時にぎゅっと抱き締める。もっとと促すように身を擦り寄せれば背を腰を、両手が這って不埒に動く。
「ン、」
「声我慢しろよ」
愉しげな言葉にこくりと頷いて唇を噛む。けれどそれじゃあ足りないだろうと首元のタイを噛まされる。
それで粗方消せるとでも思っているのか、尻を揉む手が激しくなって、ぐりぐりと服の上から穴を押されてびくびく体が跳ねる。
「うぅっ…!」
「いい面だ」
片方しかない目を細めて笑顔を浮かべる。どうしてか無性に触れたくなって、片目を隠す包帯にそっと触れた。
いつも触れようと手を伸ばしたらにべもなく叩かれていたのに今日は甘受されている。
そうして実感する。
最後なのだと。
「しかしまぁ、お前が此処へ来るとは思わなかった」
段々と暗闇に慣れた目が、初めて見る優しい表情を捉える。カメラでも持ってくれば良かったか。記念撮影でも、と。
しかしそんな余裕はなかった。もう会えなくなるのかと思ったら足が勝手に、此処へ向かっていた。
捕まえたのは、俺なのに。
優しい顔をしているくせに性急な手つきで服を乱される。上は一糸乱れず、下だけ脱がされた格好に羞恥を感じるがそこまで見えないだろう。こんなにも暗い。
直に穴を触られて身を捩る。慣らすものなど持っているはずもなく、噛んでいたタイをべーっと出して包帯で覆われてない方の耳元に唇を寄せる。
そして彼以外の誰にも聞こえないように、そっと囁く。
「痛くてもいいから、早く中にちょうだい」
「……どうしようもねぇ淫乱だ」
とん、と肩を押され壁に背をつける。片足を上げさせられて、唇を塞がれる。そのまま入れられるのかと思いきや、既に反応していた前を弄られ先走りを後ろに塗りつけられる。
なんだかんだいって優しいのだ。それを実感して涙が出そうになった。ぎゅうとしがみついて、舌を絡ませる。
「う、ぅんっ、ふぅ」
「こうして立ってヤると、お前の処女奪ったとき思い出すな」
あの路地裏で、お前をひんむいてよ。そう囁かれて、中に指を入れられてううっと呻いた。思い出して体が熱くなる。痛いけどそれだけではなくて、大して濡らしてもないのにじんじんと快感が這う。
そうして二本三本と増やされて、ぐちぐちと拡げられる。
あぁもういいから挿れて。担がれたままの足を腰に絡めればくっくっと笑われる。
「犯されにこんなところに来やがって」
笑いながら俺を詰る、その顔が好きだとは前に告げたことがある。
でも。
俺まだ一回もアンタに好きだとは言ってない。
「挿れるぞ」
「っ、ううぅん……!」
唇をまた塞がれて悲鳴がくぐもった。火傷しそうに熱く逞しいものが狭い中を押し広げる、痛みと快感が混ざった独特な刺激に肌が粟立つ。
ぐっと腰の奥まで撃ち抜かれて目の前がちかちかした。
痛い、でも、きもちいい。いりまじって頭のなかもぐちゃぐちゃになる。
そのまま待たずに腰を抜き差しされて、しがみついた手で爪を立てて襲いくる性感を堪える。
「っ、ん、~っ!」
ずっと口付けをして声も息も奪ったまま、下から穿たれて意識すら奪われそうになる。
好きだ。
ずっとずっと、これからも、アンタだけ。
ずっと寄り添っていられたらと思ってた。敵同士、微妙な均衡を保って。
これが最後だなんて、嫌だ。
涙が流れると同時に唇を離される。頬を伝った滴を舌で絡めとって、泣くな、と瞼にキスをくれた。
「死んだら会いに行ってやるよ。もうヤれねぇけどな」
「んぁ、っう、ふ、くぅっ」
そんなこと言うな。涙が止まらなくなる。ぼろぼろ泣きながらも身悶えて喘いでいれば、すぐそこに絶頂が見えた。
いつものように名前を呼ばれたい。名前を呼んで達したい。
死んで化けて出たら、俺だけのもんにしてやる。
「……お前と、朝寝がしてみたかった」
総悟、と今まで名字でしか呼ばなかった癖に声には出さずにそう呼ばれて、あっという間に達していた。
俺だって、いちどでいいからアンタと朝までいたかった。
高杉、アンタだけを愛してる。
つい勢いで書いた高沖。18禁です。読み返してないのでそれも注意です。高沖は敵同士な背徳がいい。
知られてはいけないから、声に出さないで伝える。
届いて。
無音の檻
深い深い海の底のように静かな闇の中、足を踏み入れれば会いたかった人が立っていた。
戸を閉じれば明かりは遮断され、男のシルエットがより濃い黒として闇の中に浮かび上がる。一切の光がない中、真っ直ぐに彼の元へ歩き首筋に鼻を埋める。安心する、彼の匂い。
同じように首筋の匂いを嗅がれたと思えばいつの間にかそれは柔いキスになっていて、音もなく施されるそれに、口角を上げた。
同時にぎゅっと抱き締める。もっとと促すように身を擦り寄せれば背を腰を、両手が這って不埒に動く。
「ン、」
「声我慢しろよ」
愉しげな言葉にこくりと頷いて唇を噛む。けれどそれじゃあ足りないだろうと首元のタイを噛まされる。
それで粗方消せるとでも思っているのか、尻を揉む手が激しくなって、ぐりぐりと服の上から穴を押されてびくびく体が跳ねる。
「うぅっ…!」
「いい面だ」
片方しかない目を細めて笑顔を浮かべる。どうしてか無性に触れたくなって、片目を隠す包帯にそっと触れた。
いつも触れようと手を伸ばしたらにべもなく叩かれていたのに今日は甘受されている。
そうして実感する。
最後なのだと。
「しかしまぁ、お前が此処へ来るとは思わなかった」
段々と暗闇に慣れた目が、初めて見る優しい表情を捉える。カメラでも持ってくれば良かったか。記念撮影でも、と。
しかしそんな余裕はなかった。もう会えなくなるのかと思ったら足が勝手に、此処へ向かっていた。
捕まえたのは、俺なのに。
優しい顔をしているくせに性急な手つきで服を乱される。上は一糸乱れず、下だけ脱がされた格好に羞恥を感じるがそこまで見えないだろう。こんなにも暗い。
直に穴を触られて身を捩る。慣らすものなど持っているはずもなく、噛んでいたタイをべーっと出して包帯で覆われてない方の耳元に唇を寄せる。
そして彼以外の誰にも聞こえないように、そっと囁く。
「痛くてもいいから、早く中にちょうだい」
「……どうしようもねぇ淫乱だ」
とん、と肩を押され壁に背をつける。片足を上げさせられて、唇を塞がれる。そのまま入れられるのかと思いきや、既に反応していた前を弄られ先走りを後ろに塗りつけられる。
なんだかんだいって優しいのだ。それを実感して涙が出そうになった。ぎゅうとしがみついて、舌を絡ませる。
「う、ぅんっ、ふぅ」
「こうして立ってヤると、お前の処女奪ったとき思い出すな」
あの路地裏で、お前をひんむいてよ。そう囁かれて、中に指を入れられてううっと呻いた。思い出して体が熱くなる。痛いけどそれだけではなくて、大して濡らしてもないのにじんじんと快感が這う。
そうして二本三本と増やされて、ぐちぐちと拡げられる。
あぁもういいから挿れて。担がれたままの足を腰に絡めればくっくっと笑われる。
「犯されにこんなところに来やがって」
笑いながら俺を詰る、その顔が好きだとは前に告げたことがある。
でも。
俺まだ一回もアンタに好きだとは言ってない。
「挿れるぞ」
「っ、ううぅん……!」
唇をまた塞がれて悲鳴がくぐもった。火傷しそうに熱く逞しいものが狭い中を押し広げる、痛みと快感が混ざった独特な刺激に肌が粟立つ。
ぐっと腰の奥まで撃ち抜かれて目の前がちかちかした。
痛い、でも、きもちいい。いりまじって頭のなかもぐちゃぐちゃになる。
そのまま待たずに腰を抜き差しされて、しがみついた手で爪を立てて襲いくる性感を堪える。
「っ、ん、~っ!」
ずっと口付けをして声も息も奪ったまま、下から穿たれて意識すら奪われそうになる。
好きだ。
ずっとずっと、これからも、アンタだけ。
ずっと寄り添っていられたらと思ってた。敵同士、微妙な均衡を保って。
これが最後だなんて、嫌だ。
涙が流れると同時に唇を離される。頬を伝った滴を舌で絡めとって、泣くな、と瞼にキスをくれた。
「死んだら会いに行ってやるよ。もうヤれねぇけどな」
「んぁ、っう、ふ、くぅっ」
そんなこと言うな。涙が止まらなくなる。ぼろぼろ泣きながらも身悶えて喘いでいれば、すぐそこに絶頂が見えた。
いつものように名前を呼ばれたい。名前を呼んで達したい。
死んで化けて出たら、俺だけのもんにしてやる。
「……お前と、朝寝がしてみたかった」
総悟、と今まで名字でしか呼ばなかった癖に声には出さずにそう呼ばれて、あっという間に達していた。
俺だって、いちどでいいからアンタと朝までいたかった。
高杉、アンタだけを愛してる。
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