梅々
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車の振動
バスの中でボールペンで一発描きはきついと思いしりました。
金曜に甘々なのっていいよねトークをしたから・・・ね・・・・・・頑張ろうと思ったけど・・・。
描けないの。書けないの。不憫かけない。出番をお増やし下さい。不憫ー。
車といえば、車で初めてコトに及んだ人って確か伊藤博文殿ですよね。馬車で芸妓さんだかを送るときに・・・とかいう話ではありませんでしたか。明日辺り調べるか・・・。
では、なんだかなぁ、スランプ気味ですが米英。甘くしたかった。
別にいつも好きでつんけんしているわけじゃないから、たまに、本当にたまに、甘えたいときだってあるんだ。
甘え方なんて知らないけれど。
比翼連理
「っ!」
チクリ、指に針が刺さって声をあげかける。たかがそれだけで大袈裟に声を出すのは嫌で、なんとか堪えた。
隣に座ってテレビを見ていたアメリカが、チラリと俺を見る。
何か言いたそうな目をして、けれど結局何も言わずにアメリカは視線をテレビへ戻す。なんだ、言いたいことがあるなら言えばいいだろうに。
「なんだよ」
「いや? 別に」
テレビじゃ人類の存続をかけた任務につく、十数人がオレンジの宇宙服を身に纏い、スペースシャトルへと歩いていた。よくコマーシャルでやっているシーンだ。
今日、こいつの家に来たのは偶然近くを通ったからとか、上司の命令だから、ではなくて。
ただ単に会いに来たくなったから。
来たからって別に、することはないけれど。
「コーヒーおかわり!」
「俺は家政婦じゃねぇぞ。CMになったら入れてこい」
「残念。DVDだからCMはないんだ」
「だったら止めて行けばいいだろ!」
怒鳴り返すと肩をすくめて典型的なボーズをとる。困った顔してやれやれと首を振る様を見ていると腹立たしくて堪らない。
「も~・・・。意地悪だなぁ、イギリスは。もう少し俺に優しくしたって罰は当たらないぞ?」
「あぁそうかよ!」
テーブルの上に置かれていたマグを手にとり、出来る限り足音を立ててキッチンへ向かう。今日のインスタントコーヒーは手間がかからない。粉を注いでお湯を注いで、混ぜて終わり。しかも、お湯を注ぐ時にカップを回せば混ぜる手間も省ける。紅茶は待ち時間もあるし、比較すると大変手間のかかる飲み物となるけれど、やはり紅茶の方がうまい。
「ほらよ」
「ん。ありがとう」
また隣に腰掛けて、中断していた洋裁をまた始める。
ありがとう、と礼を言うときぐらい此方を見てくれたっていいのに。文句を言うときは俺の方を向くくせに、腹が立つ。
なんでこうも、思い通りにいかないのだろう。
せっかく来てやったのだから、も少しぐらい俺の相手をしてくれたって。
―――――思い通りにいかないなら、自分ですればいいのか。
どうすればいいのか分からないけれど、取り合えず此方を向かせればいいのだ。そんぐらい俺にだってできる。
「・・・アメリカ」
「なんだい?」
手にしていた刺繍道具をテーブルに置き、呼び掛けるけれど、予想通り此方を向いてはくれない。
アメリカが此方を向いてくれそうな話題も何もないし、つくづく、俺らは好物も合わなければ話も合わない。
なのにこうして傍にいるのだ。
「・・・ばか」
「えっ? ・・・ッ!」
グッと腕を掴んで引き寄せて、チュッと唇を重ねる。
驚いて目を見開いたアメリカにざまぁみろと思う。俺だってやるときはやると思い知ったか。
ギュッと首の後ろに腕を回して、唇の隙間から舌をさしこむとぺろっと舐められた。
じんわりと甘い痺が身体中に広がって、優位なのは俺の筈なのに息が荒くなる。
「ンっ・・・はぁ、」
「・・・ちゃんと口に出してくれなきゃ、分からないぞ? イギリス」
「・・・」
抱き上げられて、足を跨ぐようにして座らせられる。額、瞼、続いて頬と顔中キスされて擽ったさに身をよじって逃れようとするけれど、強く抱き締められていて逃れられない。
あまりにすぐ傍に顔があって、自分の鼓動が早くなるのがわかる。いつもみたくふざけた顔をしていてくれればいいのに、こういう時に限って大人びた顔をするものだから。
「・・・ばか。メタボ。メガネ。味音痴」
「・・・味音痴なのは君も同じだろう?」
「うるさいっ。・・・せっかく来てやったんだから、相手しろよ・・・・・・」
「最初からそう言えばいいんだぞ。そうすれば可愛がってあげるんだからさ」
偉そうに言うなと思うけれど、ぎゅううっと強く抱き締められて、文句を言う気も失せる。耳元を這う唇、身体中を撫でる指先にはぁ、と甘い吐息が溢れる。
「・・・っテレビは、いいのかよ・・・?」
「君が嫉妬するからね。・・・なんなら消そうか」
「別に・・・っぁ」
脇腹をすすっと掌が這って、びくんと体がすくむ。
バチンとテレビが消える音がして、首筋をぺろっと舐められた。
「アルっ・・・」
「アーサー、愛してる」
「・・・・・・俺だって・・・」
「だからこれからは、人前でも我慢しないからな。覚悟するといいぞ!」
「ばかぁっ・・・」
無邪気な顔での宣言に益々顔が赤くなるけれども。
それを嬉しいと思ってしまう俺だって、変わらないんだ。

金曜に甘々なのっていいよねトークをしたから・・・ね・・・・・・頑張ろうと思ったけど・・・。
描けないの。書けないの。不憫かけない。出番をお増やし下さい。不憫ー。
車といえば、車で初めてコトに及んだ人って確か伊藤博文殿ですよね。馬車で芸妓さんだかを送るときに・・・とかいう話ではありませんでしたか。明日辺り調べるか・・・。
では、なんだかなぁ、スランプ気味ですが米英。甘くしたかった。
別にいつも好きでつんけんしているわけじゃないから、たまに、本当にたまに、甘えたいときだってあるんだ。
甘え方なんて知らないけれど。
比翼連理
「っ!」
チクリ、指に針が刺さって声をあげかける。たかがそれだけで大袈裟に声を出すのは嫌で、なんとか堪えた。
隣に座ってテレビを見ていたアメリカが、チラリと俺を見る。
何か言いたそうな目をして、けれど結局何も言わずにアメリカは視線をテレビへ戻す。なんだ、言いたいことがあるなら言えばいいだろうに。
「なんだよ」
「いや? 別に」
テレビじゃ人類の存続をかけた任務につく、十数人がオレンジの宇宙服を身に纏い、スペースシャトルへと歩いていた。よくコマーシャルでやっているシーンだ。
今日、こいつの家に来たのは偶然近くを通ったからとか、上司の命令だから、ではなくて。
ただ単に会いに来たくなったから。
来たからって別に、することはないけれど。
「コーヒーおかわり!」
「俺は家政婦じゃねぇぞ。CMになったら入れてこい」
「残念。DVDだからCMはないんだ」
「だったら止めて行けばいいだろ!」
怒鳴り返すと肩をすくめて典型的なボーズをとる。困った顔してやれやれと首を振る様を見ていると腹立たしくて堪らない。
「も~・・・。意地悪だなぁ、イギリスは。もう少し俺に優しくしたって罰は当たらないぞ?」
「あぁそうかよ!」
テーブルの上に置かれていたマグを手にとり、出来る限り足音を立ててキッチンへ向かう。今日のインスタントコーヒーは手間がかからない。粉を注いでお湯を注いで、混ぜて終わり。しかも、お湯を注ぐ時にカップを回せば混ぜる手間も省ける。紅茶は待ち時間もあるし、比較すると大変手間のかかる飲み物となるけれど、やはり紅茶の方がうまい。
「ほらよ」
「ん。ありがとう」
また隣に腰掛けて、中断していた洋裁をまた始める。
ありがとう、と礼を言うときぐらい此方を見てくれたっていいのに。文句を言うときは俺の方を向くくせに、腹が立つ。
なんでこうも、思い通りにいかないのだろう。
せっかく来てやったのだから、も少しぐらい俺の相手をしてくれたって。
―――――思い通りにいかないなら、自分ですればいいのか。
どうすればいいのか分からないけれど、取り合えず此方を向かせればいいのだ。そんぐらい俺にだってできる。
「・・・アメリカ」
「なんだい?」
手にしていた刺繍道具をテーブルに置き、呼び掛けるけれど、予想通り此方を向いてはくれない。
アメリカが此方を向いてくれそうな話題も何もないし、つくづく、俺らは好物も合わなければ話も合わない。
なのにこうして傍にいるのだ。
「・・・ばか」
「えっ? ・・・ッ!」
グッと腕を掴んで引き寄せて、チュッと唇を重ねる。
驚いて目を見開いたアメリカにざまぁみろと思う。俺だってやるときはやると思い知ったか。
ギュッと首の後ろに腕を回して、唇の隙間から舌をさしこむとぺろっと舐められた。
じんわりと甘い痺が身体中に広がって、優位なのは俺の筈なのに息が荒くなる。
「ンっ・・・はぁ、」
「・・・ちゃんと口に出してくれなきゃ、分からないぞ? イギリス」
「・・・」
抱き上げられて、足を跨ぐようにして座らせられる。額、瞼、続いて頬と顔中キスされて擽ったさに身をよじって逃れようとするけれど、強く抱き締められていて逃れられない。
あまりにすぐ傍に顔があって、自分の鼓動が早くなるのがわかる。いつもみたくふざけた顔をしていてくれればいいのに、こういう時に限って大人びた顔をするものだから。
「・・・ばか。メタボ。メガネ。味音痴」
「・・・味音痴なのは君も同じだろう?」
「うるさいっ。・・・せっかく来てやったんだから、相手しろよ・・・・・・」
「最初からそう言えばいいんだぞ。そうすれば可愛がってあげるんだからさ」
偉そうに言うなと思うけれど、ぎゅううっと強く抱き締められて、文句を言う気も失せる。耳元を這う唇、身体中を撫でる指先にはぁ、と甘い吐息が溢れる。
「・・・っテレビは、いいのかよ・・・?」
「君が嫉妬するからね。・・・なんなら消そうか」
「別に・・・っぁ」
脇腹をすすっと掌が這って、びくんと体がすくむ。
バチンとテレビが消える音がして、首筋をぺろっと舐められた。
「アルっ・・・」
「アーサー、愛してる」
「・・・・・・俺だって・・・」
「だからこれからは、人前でも我慢しないからな。覚悟するといいぞ!」
「ばかぁっ・・・」
無邪気な顔での宣言に益々顔が赤くなるけれども。
それを嬉しいと思ってしまう俺だって、変わらないんだ。
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