立春

「・・・ちょっと暑い」

「なら出てけ」

書類も仕上げてさぁ寝るぞ。布団を敷いたらタイミングを狙ったように沖田がやってきて、一緒に寝かせろなどと言った。土方はあまりにも眠かったのと、昨晩は寒かったのを思い出し今日だけならという条件を出し承諾してやった。
それから小一時間。背を向け合い二人でもぞもぞとやっている。
今日は立春であり、天気予報通りに昨晩よりか暖かいため、二人でいると却って暑くなる。だから当たり前のことを言えば、沖田は背をよりくっつけてきた。

「おい、」

「あ、なんか寝れそ。暑いけど。おやすみなせぇ」

「暑いなら帰れっつうの」

返り言を望んだが寝息のみしか聞こえず、はぁ、と息を吐きながら背中に触れる体温を心地好いと感じた。





立春ですねー。
節分の翌日(基準が逆)だから当たり前なのですが。
本日、課題の清書が終わりました。やった！あと一冊分、〆切が来月のが残っているので早めに取り掛かって余裕で京都旅行、と目論んでいます。
今いとこが遊びに来ているのですが本当に苛々っとしました。妹がざくろを見たがって、つけていたら、「あー俺ダメだ」、「入れねぇや。やっぱ俺妹のほうが好きだ」、「分かった、ここがダメなんだ」とかもう文句ばっかり。私も母も好きで、だからといって邪険にはせず「あー、そうかもね」と会話したりしてるのに、気付いてと思いました。
人の好きなものを、全否定はよくないです。現在進行形で見ていて。嫌いなものは人間ならあるからいいけれど、嫌いだという自己主張は一回で十分。見たくないなら帰ればいい。と思ってしまいます。婉曲して言っているのはわかってます。それならしつこくしないでと。
愚痴ってしまいました。

好き、という自己主張が激しくても、嫌い、という自己主張が激しくても他人には不快になることがあります。常々注意なんかできないけれど、なるべくなら不快にはさせたくないなと思いました。反面教師。実行できるかはおいておいて。

おかずになる沖田、っていう単語だけで本当におかずになりますね！w