梅々
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是正
銀土沖の三角関係なんでこんな素敵なのだろうと無為に過ごした休日。
瀬戸の花嫁を見たいなぁ。
ではこの間のツイッターお題の続き。お題、実は三つ出たのです。
夢の中の土方はひたすらに沖田の臨むがまま尽くしていた。自分の恋情に見合った行為をした。
土方の節榑立ったあの長い指が、普段は優しさのみを纏わせ触れる指が、劣情を伴い沖田に触れた。身体中を撫で回され口付けられ、夢だと知っていても沖田はより深い繋がりを求めた。
「おかしくなりたい」
夢の中であろうと羞恥心は健在で、手の甲で顔を隠しつつ強請った沖田に土方はふと笑って、おかしくしてやるよ、としびれるような声色で囁いた。
いつだか、急用で土方に連絡をしたら情事の真っ最中だったらしくやたらと色気の滲む声で応答されたことがあった。きっとその時の記憶から再生されたのだろうと、夢を反復しつつ冷静に考察する。
その囁き通りに、土方に嫌と言うほど性器を、そしてその奥を愛撫され、繋がったときには訳がわからず気持ち良さに頭が朦朧とした。勿論、実際に経験したことがないから全て曖昧ではあったが。優しく名を呼ばれながら内側を攻められ沖田は精を放った。
その、最後だけは夢の外でも体験して。沖田にしては早起きをし、下着を洗い今に至る。
既におかしい自覚はあるのだ。男と性交する夢で夢精している。これ以上おかしくなんてなれない。
土方はあのようなこと、それこそいまの沖田より若い時分から何度も行っているのだろう。対する沖田は子ども扱いをされ、未だに夜の店には連れていかれない。
そんなだから、衆道に目覚めたのだ。外の世界が見られないから、近くの人間を対象としてしまったのではないか。または姉があんなにも完璧な人だったから理想があまりにも高く、それに当てはまる人がいないのかもしれない。何れも要因でありそうだが共に違う気もする。薄ら寒いがなるべくして土方に恋情を抱いたのかもしれない。
筆下ろしをしてみれば少し変わるのだろうか。同じ条件でも真っ当な山崎を思うとその可能性は微妙だが、契機は必要だろう。
おかしくなりたくなんて、ない。
きっと強請っても、現実の土方は矯正しようとする。正しい道へ。女を愛せと。
あの人にそんな世話を焼かれるぐらいなら自ら正したい。惨めになるだけだ。
でも、もしも夢の中のように受け止めてくれるのなら。あの煙草の匂いのする逞しい腕に包まれるなら。
「おかしくなりたい」
瀬戸の花嫁を見たいなぁ。
ではこの間のツイッターお題の続き。お題、実は三つ出たのです。
夢の中の土方はひたすらに沖田の臨むがまま尽くしていた。自分の恋情に見合った行為をした。
土方の節榑立ったあの長い指が、普段は優しさのみを纏わせ触れる指が、劣情を伴い沖田に触れた。身体中を撫で回され口付けられ、夢だと知っていても沖田はより深い繋がりを求めた。
「おかしくなりたい」
夢の中であろうと羞恥心は健在で、手の甲で顔を隠しつつ強請った沖田に土方はふと笑って、おかしくしてやるよ、としびれるような声色で囁いた。
いつだか、急用で土方に連絡をしたら情事の真っ最中だったらしくやたらと色気の滲む声で応答されたことがあった。きっとその時の記憶から再生されたのだろうと、夢を反復しつつ冷静に考察する。
その囁き通りに、土方に嫌と言うほど性器を、そしてその奥を愛撫され、繋がったときには訳がわからず気持ち良さに頭が朦朧とした。勿論、実際に経験したことがないから全て曖昧ではあったが。優しく名を呼ばれながら内側を攻められ沖田は精を放った。
その、最後だけは夢の外でも体験して。沖田にしては早起きをし、下着を洗い今に至る。
既におかしい自覚はあるのだ。男と性交する夢で夢精している。これ以上おかしくなんてなれない。
土方はあのようなこと、それこそいまの沖田より若い時分から何度も行っているのだろう。対する沖田は子ども扱いをされ、未だに夜の店には連れていかれない。
そんなだから、衆道に目覚めたのだ。外の世界が見られないから、近くの人間を対象としてしまったのではないか。または姉があんなにも完璧な人だったから理想があまりにも高く、それに当てはまる人がいないのかもしれない。何れも要因でありそうだが共に違う気もする。薄ら寒いがなるべくして土方に恋情を抱いたのかもしれない。
筆下ろしをしてみれば少し変わるのだろうか。同じ条件でも真っ当な山崎を思うとその可能性は微妙だが、契機は必要だろう。
おかしくなりたくなんて、ない。
きっと強請っても、現実の土方は矯正しようとする。正しい道へ。女を愛せと。
あの人にそんな世話を焼かれるぐらいなら自ら正したい。惨めになるだけだ。
でも、もしも夢の中のように受け止めてくれるのなら。あの煙草の匂いのする逞しい腕に包まれるなら。
「おかしくなりたい」
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