梅々
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旅行終了
雨が降っていたけど湯河原梅林行きました、まだ早咲きのしかさいてなかったけれど綺麗だった。やっぱり桜より梅のほうが好きかもしれない。枝振りが綺麗。赤い梅のほうが写真撮りやすい。雨で足場悪いし散策路短縮のため獣道歩いたし思いの外アクティブでした。梅ソフトおいしかった。
楽しい旅行も終わりバイト三昧の日々が始まります。
ではこねた。
さばさばしてるけど、ってふたりがすき。
「あーあ」
思わず漏れた声に山崎が情けない顔をした。眉を八の字にして捨てられた子犬のような顔をする。だが山崎はたまたま疑惑を持って調査しただけで俺の手柄だと胸を張ってよい立場だ。
憐れなのは土方なのだから。
そんな憐れな土方の元へ山崎から聞いたばかりのネタと共に向かった。既に事情を知っている土方は、部屋の障子を開けた沖田の顔を見るなり疫病神を見たかのような顔をした。失礼だと思うが、真実沖田の顔はにやけているから土方には不吉でしかないのだろう。
「久々に結構気に入ってる様子だったのに」
「……」
「昨日も逢い引きだったんだろィ。最後かもしんねぇんだから忘れないようにしなせェよ、あの女のこと」
副長の贔屓の方が間者です。
そう聞いて真っ先に女運がない人だと、沖田は土方を憐れんだ。溜まっていた仕事もなくなり、余裕ができてから関係を持った女だと記憶している。夜屯所を空ける回数も多く、久々に気に入った女なのだろうと思っていた矢先のことだ。安らぎの場所のはずが敵の腕の中だったのだと知りさぞや土方は憔悴しているだろうと思い来てみれば、想像通りの覇気のなさ。この男のことだから情報を漏らすようなことはしていないのだろうが、そうと知って対処しないわけにもいかないだろう。
「どうするんですかィ?」
「お前はすることねーよ」
取り調べするからと、ぺらぺらの声で告げる土方が沖田には面白くない。静かなのはいいことだが腑抜けたまま副長としていられても困る。だからと沖田は土方の傍へ近寄り背中に向かい話しかける。
「慰めるぐらいしてやりやすよ」
「……あっそ」
「とりあえず今夜は冷えそうなんで枕持ってきやすね」
「好きにしろ」
「じゃあ先に寝やす」
「慰める気ねぇだろそれ」
「じゃあ仕事終わるまで待っててやりやしょう」
此方を振り返った土方は、すぐ終わらせると口角を上げた。
楽しい旅行も終わりバイト三昧の日々が始まります。
ではこねた。
さばさばしてるけど、ってふたりがすき。
「あーあ」
思わず漏れた声に山崎が情けない顔をした。眉を八の字にして捨てられた子犬のような顔をする。だが山崎はたまたま疑惑を持って調査しただけで俺の手柄だと胸を張ってよい立場だ。
憐れなのは土方なのだから。
そんな憐れな土方の元へ山崎から聞いたばかりのネタと共に向かった。既に事情を知っている土方は、部屋の障子を開けた沖田の顔を見るなり疫病神を見たかのような顔をした。失礼だと思うが、真実沖田の顔はにやけているから土方には不吉でしかないのだろう。
「久々に結構気に入ってる様子だったのに」
「……」
「昨日も逢い引きだったんだろィ。最後かもしんねぇんだから忘れないようにしなせェよ、あの女のこと」
副長の贔屓の方が間者です。
そう聞いて真っ先に女運がない人だと、沖田は土方を憐れんだ。溜まっていた仕事もなくなり、余裕ができてから関係を持った女だと記憶している。夜屯所を空ける回数も多く、久々に気に入った女なのだろうと思っていた矢先のことだ。安らぎの場所のはずが敵の腕の中だったのだと知りさぞや土方は憔悴しているだろうと思い来てみれば、想像通りの覇気のなさ。この男のことだから情報を漏らすようなことはしていないのだろうが、そうと知って対処しないわけにもいかないだろう。
「どうするんですかィ?」
「お前はすることねーよ」
取り調べするからと、ぺらぺらの声で告げる土方が沖田には面白くない。静かなのはいいことだが腑抜けたまま副長としていられても困る。だからと沖田は土方の傍へ近寄り背中に向かい話しかける。
「慰めるぐらいしてやりやすよ」
「……あっそ」
「とりあえず今夜は冷えそうなんで枕持ってきやすね」
「好きにしろ」
「じゃあ先に寝やす」
「慰める気ねぇだろそれ」
「じゃあ仕事終わるまで待っててやりやしょう」
此方を振り返った土方は、すぐ終わらせると口角を上げた。
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