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梅々

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我が家はいいなぁ

朝起きたのが10時前だったが大丈夫、問題ない。明日はもいちょい早起きせにゃあな。明後日から始まるわけですから。とほほ(;´д`)

んで。年明け最初のニコニコ動画訪問して、まおさんのクロックタワーGH見てました。勿論勉強もしたんだから!
そんで四時過ぎからワンピースの15巻から25巻まで読んでゾロの可愛さに笑って。中井さん大好きだー。
あ、アンケートフォーム設置したのでお暇ならぽちりと投票してくださいな。今年はまずやれませんが(┰_┰)
あ、背景も変えてみました。
あと、肆萬伍千打ありがとうございます!キリ番のセットをしわすれるという馬鹿をしでかしてしまいましたが、とにかくありがとうございます。
あと、拍手を押してくださった方もありがとうございます!!





それでは姫始めで沖土。思ったより長くなったので分割しました。
あ、タイトルはインスピなんで。話に出てこなくても、ね。
背後注意ですよー。















誰にも言わず

二人で遊ぼう





おこたは退けて





宵に始まった宴会は酣で、俺が一升瓶持って飲んでいても、からかったり話しかけたりしてくるヤツは酔っぱらいしかいない。宴会恒例の近藤さんによる裸踊りは既に終わっていて、いまは原田とか図体でかいやつらがはっぱたいとか言って踊っている。それは何年前のネタだ。
冷やかしながらもマイペースに一升を空けていると、山崎が隣に座ってきた。その手には松平のとっつぁんが持ってきたというワインがあって、遠慮せずに奪って飲む。飲み口が良いから下戸な山崎も正体を無くすほど飲んでしまったのだろう、顔を真っ赤にししゃっくりを何度もしている。

「沖田たいちょー、飲み過ぎれすよ」

「てめぇほどじゃねぇや」

「んもー、たいちょーってば、嘘も大概にしてくらさいよー」

「うざいんだけど。絡むな酔っ払い」

「酔っ払いじゃないれすぅ」

そんなへべれけで何を云う。
酔っ払いの山崎は誰かと勘違いしているのか俺に熱い抱擁をしてきて、しかも酔っているものだから力加減をしていなくて逃げられず、ぎゅうぎゅう抱き締められる。気持ち悪い。
元からべたべたされるのは嫌いだし、酒も飲めないしで拳を握っていると、いきなり暑苦しい男が可笑しな音ともに視界から消えた。
べきょ、と形容するのが一番相応しそうな音とともに山崎は畳に伏して、代わりに真ん前には土方さんが立っている。土方さんも山崎と変わらず酔っているようで、顔は紅潮しているし、しゃっくりしているし、目が据わっている。あらまぁこの人も羽目を外したのか。珍しい。
基本土方さんは、皆でわいわい飲んでいても一人でしらぁっと仕事しているようなKYでワーカホリックだから、こんな泥酔している姿は滅多に見れない。物珍しいなぁ、とワインを煽る。旨いが、やっぱり俺は日本酒派。

「来い」

「へ」

据わった目でこっちを見ていると思ったらいきなりぐいぃっと腕を掴まれて立たされる。怒っているような言動と取れるのは酔っぱらっているからであって俺はなぁんにも悪いことをしていない。だからそんな目で見ないで、斎藤さん。
でももしかしたら呂律の回らないままに小言を言われるのかもしれない、そんな気もして抵抗を試みる。両足を踏ん張って、体重を掛けて、掴まれていない方の手で一升瓶を抱え、なすがまま大広間から連れ去られそうだったのをなんとか抑える。

「俺は未だ飲み足りてねぇんでさ」

「うっせ。いーから来い。副長命令ら。従わなけりゃ切腹」

案の定呂律の回らない話し方で土方さんは腕を握る力を強めた。此方を注目しているのは幸いなことに酔っているのかいないのか分からない斎藤さんのみ。これなら明日揶揄われることはないだろう、ふぅと息を吐く。別にすんなり着いていっても良いかなと思い始めてはいるけれど、小言を云うつもりならば俺はまだ飲んでいたい。
と目で言ったら通じたようで。

「・・・ここじゃあ、言えねぇよ」

そう言って視線を反らし、目許を違う意味で染めたものだから。ついて行かざるを得なくなった。
にしても、こんなに手懐けられた様子の土方さんは見たことがない。酔っ払っている分素直なのかな、ならば本来の土方さんはこんなにも俺にベタ惚れなのか。案外好かれていたんだ。
夜更けの縁側は風が無くとも空気が冷たい。俺は元から素面だけれど、土方さんの酔いが覚めたなら、こんな可愛い姿が拝めなくなってしまう。それじゃあつまらない。
けどそれは杞憂で終わって、パタンと室内に入る。誰もいなかったから少し寒いが、気にする程ではないだろう。

「ほら、座れ」

「・・・お年玉くれんなら座ってやりまさァ」

「やるから、」

また腕を掴まれ座らされる。大晦日に膝付き合わせて、端から見りゃ大事な話をしている風体だろうが、ただじっとにらめっこしているだけ。そろそろ美味しく頂いちゃってもいいかな、と痺れをきらすと同時に、土方さんが動いた。

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