梅々
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カラオケ
今日カラオケ行きましたー。わー。写真は初めて自力で取ったUFOキャッチャーです。三回でとったぜ。なんか、ひっかけるやつでした。初めて見たなぁ。
もってけ歌ってみたら、前回よりかマシになってて嬉しかった。エルの楽園はむつかしかった。
明日もカラオケです。わー。初めての二日れんちゃん。
・・・友人が歌った妖精帝國のlast momentが頭にこびりついて離れない。きいたことあるんだよな、どこかで。
新婚ネタで今更なバレンタイン↓
午後六時。
時計は丁度縦に一直線になっているというのに、この家の住人は未だ一人のまま。
土曜は平均五時帰宅の筈が、何故今日はこんなにも遅いのか。
その理由は決まっている。
今日が、バレンタインデーだからだ。
“ピンポーン”
「っ・・・!」
鳴った鐘に椅子を引っくり返す勢いで立ち上がり、玄関へバタバタと急ぐ。誰からか、なんて確認するまでもなくドアを開けるとそこには。
「ふーん。中々オイシイ感じになっちゃって」
「さ・・・かた・・・?」
元同僚であり馬の合わなかった坂田が目の前にいた。何故、と驚いていると、がさごそと坂田の後ろから音が聞こえてきて。なんだ? と覗くと車から段ボールを運んでくる総悟の姿が。
「ただいまでさ」
「・・・おう」
箱を玄関に置き、再び車へ戻る。坂田に送ってもらったのだろう、そう納得すると二箱目を抱えた総悟が戻ってきて、ふぅと息をつきつつ箱を重ねた。
「んじゃあ、ありがとうごぜぇやした」
「おう。じゃーなぁ」
本当に送っただけらしく、坂田はさっさと踵を返した。車へ乗り込むより先にドアは閉じ、総悟が此方を向く。
「一箱持って」
「・・・はいはい」
複雑な心境だ。
総悟宛てのチョコが山ほど入っているであろう箱を持たされるのは。
出来ることなら今すぐに全て捨ててしまいたい。
「電話ぐらいしろよ。遅くなるなら」
「すいやせん。色々あって」
色々ってどうせチョコ貰ってただけのくせに。
リビングの片隅に箱を置く。嫉妬なんて醜いばかりだ。しかもそれが男の嫉妬なら尚更。
冷静になろう、思って振り返れば小言として形にしてしまっていたらしく、嬉しそうな顔して総悟は俺を抱き締めてきた。
「半分はあんたの分ですぜ」
「え・・・」
「それに、色々ってのはこのことでさァ」
はいと手に握らされたのは小さな箱。甘いピンクの包みにシックな茶のりぼん。
逆チョコってやつでさァ、呟かれた言葉が嬉しくて。
馬鹿じゃねぇのと返した声は上擦ったに違いない。
もってけ歌ってみたら、前回よりかマシになってて嬉しかった。エルの楽園はむつかしかった。
明日もカラオケです。わー。初めての二日れんちゃん。
・・・友人が歌った妖精帝國のlast momentが頭にこびりついて離れない。きいたことあるんだよな、どこかで。
新婚ネタで今更なバレンタイン↓
午後六時。
時計は丁度縦に一直線になっているというのに、この家の住人は未だ一人のまま。
土曜は平均五時帰宅の筈が、何故今日はこんなにも遅いのか。
その理由は決まっている。
今日が、バレンタインデーだからだ。
“ピンポーン”
「っ・・・!」
鳴った鐘に椅子を引っくり返す勢いで立ち上がり、玄関へバタバタと急ぐ。誰からか、なんて確認するまでもなくドアを開けるとそこには。
「ふーん。中々オイシイ感じになっちゃって」
「さ・・・かた・・・?」
元同僚であり馬の合わなかった坂田が目の前にいた。何故、と驚いていると、がさごそと坂田の後ろから音が聞こえてきて。なんだ? と覗くと車から段ボールを運んでくる総悟の姿が。
「ただいまでさ」
「・・・おう」
箱を玄関に置き、再び車へ戻る。坂田に送ってもらったのだろう、そう納得すると二箱目を抱えた総悟が戻ってきて、ふぅと息をつきつつ箱を重ねた。
「んじゃあ、ありがとうごぜぇやした」
「おう。じゃーなぁ」
本当に送っただけらしく、坂田はさっさと踵を返した。車へ乗り込むより先にドアは閉じ、総悟が此方を向く。
「一箱持って」
「・・・はいはい」
複雑な心境だ。
総悟宛てのチョコが山ほど入っているであろう箱を持たされるのは。
出来ることなら今すぐに全て捨ててしまいたい。
「電話ぐらいしろよ。遅くなるなら」
「すいやせん。色々あって」
色々ってどうせチョコ貰ってただけのくせに。
リビングの片隅に箱を置く。嫉妬なんて醜いばかりだ。しかもそれが男の嫉妬なら尚更。
冷静になろう、思って振り返れば小言として形にしてしまっていたらしく、嬉しそうな顔して総悟は俺を抱き締めてきた。
「半分はあんたの分ですぜ」
「え・・・」
「それに、色々ってのはこのことでさァ」
はいと手に握らされたのは小さな箱。甘いピンクの包みにシックな茶のりぼん。
逆チョコってやつでさァ、呟かれた言葉が嬉しくて。
馬鹿じゃねぇのと返した声は上擦ったに違いない。
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