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梅々

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今日は洗濯してから零~紅い蝶~をやりました。ゲーム大会でやったことはあったけど一人でやったのは初めて。
怖かったー。実況も買う前に見てたしなんとなくは覚えていましたが、怖い。一時間ぐらいやって四の刻のお姉ちゃんと合流したところで終わってます。あれ怖い。怖いというかどきどきする。戦闘にびびります。
で、そのあと三時間ぐらい真・三國無双3やってました。2の猛将伝なら結構やったことありましたがこれは初めてで。
武将を作れるらしいから沖田総悟と土方を作りました。沖田は妹の提案で女の子です。女の子は身軽だから使いやすくて好きですかわいいし。貂蝉の可愛さ異常。でも呂布とか攻撃力強いんですよね。しんきも素敵!
そんなこんなで両親指が名誉の負傷をしました。痛い。ゲームやりすぎた。



気が付けば今日は15日・・・!
ナンジャのイベントも終了ですね!お疲れ様でした。





では10日も経っちゃいましたが土沖でとしたん。
にゃんこの日の続きみたいなそうでないような。
ハピバでした土方!















優しく

愛を込めて

君の手を





Taking my hands,tenderly.





 俺の飼い主の土方さんは、飼い主って表現をするととても怒る。飼っているんではなくて一緒に住んでいるのだと、言う。でも、冷静に考えれば、俺は土方さんに飼われているのだと思う。飼い主面されると殺したくなるけれど。
 優しい土方さん。クリスマスだとかいう夜に、俺のことを拾ってくれた。そのまま何も聞かずに俺を置いてくれて、あっという間に春も過ぎて暖かくなってきた。散歩に連れていってもらって見た桜の花はとても綺麗だったけれど、とっくに枯れてしまっている。
 ちらちら散っていた桜の代わりに、最近は空を魚が泳いでる。

「ねぇやまざき」

「はい、なんですか」

「あの魚なに?食えんの」

「あぁ、あれは」

 こいのぼりと言うんですよ。
 親切な土方さんの部下が教えてくれた。地味だけどまぁいいやつだから、とこの地味な人は土方さんに信頼されていて、土方さんに残業があったりする時に面倒を見に来てくれる。一人ぼっちだから暇だそうで、だからこうして一緒に夕飯食べられるのは嬉しいと前に言っていた。
 オレンジ色に変わっていく空をゆらゆらふらり、泳いでいる魚を見てこいのぼり、と呼んでみる。じゃああれはコイなのか。コイはもっと、汚い色をしているのしか見たことがない。

「こいのぼりは五月五日のこどもの日に出すものなんです。自分の息子が、出世しますようにって」

「やまざきのところは出してもらえなかったんで?」

「・・・言葉が鋭すぎますよね、いつも思ってましたけど」

 ご飯にしますよ、呼ばれてはぁいと返事をする。ベランダの手すりに寄っ掛かっていたのを起こして、台からぴょんと下りる。やまざきが来てくれた日はお風呂もご飯もやってくれるから俺はやることがない。いい意味でも、悪い意味でも。
 今日の夕飯はオムライスだった。黄色のたまごがつやつやしていて、とてもとても美味しそう。

「そういえば」

「んん?」

「五月五日は土方さんの誕生日なんですよ」

 今日は五月の四日だ。つまり明日は、土方さんの誕生日、ということになる。昨日、今日、明日は世の中ではゴールデンウィークと呼ぶらしくて、三日間ともお休みの日なのだという。でもそれが通用すんのは学生ぐらいなもんだと言った土方さんは、三日間とも仕事。しかも昨日と今日は泊まり込みだ。だから代わりに三連休で用事のない、やまざきがいる。
 もごもごオムライスを食べているとほっぺについてますよ、と言われた。これが土方さん相手なら、ほっぺについたのを詰まんで食べてくれるのに。

「明日は、帰ってくるんですよね、土方さん」

「明日の昼には帰るって」
「じゃあ、プレゼント準備しませんか?」

「ぷれぜんと?」

 もしかして俺は、気付かない間にしょんぼりとしていたのか。だから、元気付けようとしているのかもしれない。それぐらい急に、やまざきの声のトーンが上がって、知らない言葉を言った。たぶん、流れ的に悪いものではないのだろうけど。
 別に土方さんがいないからって、しょんぼりしたりしない。いないのは、いつものことだし。

「生まれてきてくれてありがとう、おめでとうって気持ちと一緒に何かあげるんです。それが、プレゼント」

「準備しまさァ! 何あげたらいいんで?」

 うーん、と悩んでから教えてくれて、それがすごくいい提案に思えたからコクコク、頷いた。喜んでくれるものを渡すべきだろう。土方さんが好きなのは、煙草と、マヨネーズと、あとは、なんだ?
 買いに行こうにも俺はお金なんか持ってないし、そもそも土方さんと一緒の時以外に外に出ちゃいけない。
 そうなると、あげられるものなんて限られてくる。

「やまざき、土方さんの欲しいもの知らねぇかィ?」

「・・・そういえば、もうちょっと懐いて欲しいって言ってました」

「他には」

「他には・・・うーん・・・・・・」

 しーんとしてしまった。土方さんは基本何も欲しがらない。こういうのを欲がない、って言うらしい。俺なんか眠たいとか腹減ったとか、欲ばっかりあるのに。そういうところは尊敬するけど。何かを欲しがる姿を見たい。見せてくれたって、いいのに。

「・・・とりあえず、明日の夕飯一緒に作りますか。豪華なのを」

「へい!」

 そんなのでもいいのかと思いながらまた、頭を上下にぶんぶん動かす。
 どうせなら、喜んでもらいたい。喜んでくれるだろうか。





 結局仕事は夕方まで伸びたらしくて。できたばかりの夕飯をそのままにしてソファーにねっころがった。
 帰りが遅くなるって聞いて少し凹んだけれど、昼までに夕飯を作り終えることができなかったからとてもありがたかった。完成品を見せて驚かせなきゃ、意味がない。
 あとちょっとで家に着くからと電話があった。いま皿を並べても大丈夫だろうと盛り付けて飾ったテーブルを見てはぁっと溜め息を吐く。やまざきは夕飯ができたら直ぐに帰ってしまったし、久々に一人っきり。ぽすぽす、尻尾でクッションを叩く。
 昨日の夜、夜中に目が覚めて。下に寝ていたやまざきを踏まないようにソファーから下りて、こっそり土方さんの部屋に行ってみた。昼間に跳ねて遊んだからシーツはぐしゃぐしゃだったけど土方さんはやっぱりいなくて。すん、と息を吸ったら土方さんの匂いがした。煙草のくさいくさい匂い。なのに、朝気付けば土方さんのベッドの上で寝ていて。寂しいわけではなくて、ただちょっと、心細かっただけだ。それに、本当ならいっぱい遊びに行けるはずだったのに。
 土方さんの、ばか。

「総悟」

「・・・ひじかたさん」

 目を開けたらすぐそこに土方さんの顔があった。あれ、瞬間移動?と首を傾げると土方さんが俺の手を引いて起こしてくれる。
 ちょっと疲れた顔をしてる。汗の匂いが煙草の匂いに交じって、なんだかそわそわする。

「寝てたぞ」

「マジですか。っかしいなー。おかえりなせぇ」

「・・・ただいま」

 ふわり、土方さんが口角を上げた。優しい笑顔。さっきまでの疲れた感じが一気に消えて、胸にふわり、花が咲いたみたいになった。
 時計を見てみたらあんまり時間は経っていなかったから安心した。せっかく作ったのに、冷えちゃったらおいしさが減ってしまう。

「さ、食べやしょ夕飯!」

「これ全部おまえが作ったのか?」

「・・・半分ぐらい、山崎さんが」

「そうか」

 疲れているくせに土方さんがとても優しい。土方さんが祝われて優しくされるべきなのに、なんで俺が優しくされてるんだろう。逆だろ。
 ご飯をよそってからいただきます、声を揃えて手を合わせる。ちらし寿司と、里芋の煮っころがしにたまごスープ、ちょっと頑張ったエビフライ。俺が食べたいものを作っちゃったんだけど、土方さんは美味しいと言いながらたくさん食べた。
 絶対おかしい。気持ち悪いぐらいに土方さんが優しい。

「土方さん」

「ん?」

「誕生日おめでとうございやす」

「・・・ありがとう」

「で。何がほしいですかい?」

「あ? 別に、こんなすげぇ夕飯作ってくれただけで十分だから、気にするな」

 そーじゃなくて! と言うけど分からないと眉を寄せられた。
 お礼がしたい、こんなに世話になっているのだから。それなのに土方さんは優しくて、あげた以上のものを俺に、くれて。
 態度ではどうしても示せないから、どうにか。

「・・・総悟、おいで」

 言葉にできなくてぐるぐる、考えていたら箸を置いて土方さんが膝をぽんぽんと叩いた。
 どうしようもなくて、素直に椅子から降りて土方さんの横に立ってみる。

「なんですかィ?」

「お前は、お前自身が思ってるより素直だし、俺はお前がいてくれるだけで随分助かってる。だから、別に特別に何かしようとしなくていい」

 抱えあげて視線を合わせて、土方さんが言った。思わず嘘だと呟くと、嘘じゃねぇよと拗ねたように言われた。もしかして、照れてるのか。じぃっと見つめたら、気まずそうに土方さんは目を反らした。
 やっぱり照れてる。じゃあ、本当に嘘じゃないんだ。
 俺はこの人の役に、立ててる。

「強いて言うなら、今日は俺の布団で寝ろよ」

「しかたねぇなァ」

 笑いながらポンポン土方さんの肩を叩いてやる。
 ありがとな、と土方さんが微笑む。優しく俺の手を受け止めて。














タイトルの英語不安。
一応、一番最後の文のはずです。
土方から見たら沖田の尻尾と耳が自己主張してました←

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