梅々
苑咲早良が運営する銀魂BL小説サイトです。 心意気は18禁。 著作権的な何かは放棄していません。マナーは守ってください。 メールフォームやコメント欄は下にありますので、何かございましたらお気軽にご使用ください。感想とか頂ければ舞い上がります! 不定期更新な別館を作成しました。ミツバさん愛してる! 気が向いたらお越しください→http://tokosienoai.dou-jin.com/
自重しよう
全面的に私は下手の横好きなので自重しなきゃと思いました!今年の目標はこれで!
あ、嘘をついていない。
頗るお腹の調子がいいです!
またお腹の話でごめんなさい。いま胃がキリキリしています。
寝不足が原因な気がします。
あぁ今日が終わっちゃう!
それでは土沖でエイプリルフールネタの前編です!
四月五日に修正致しました!
・・・無意味かもしれませんが(・・;)
あ、嘘をついていない。
頗るお腹の調子がいいです!
またお腹の話でごめんなさい。いま胃がキリキリしています。
寝不足が原因な気がします。
あぁ今日が終わっちゃう!
それでは土沖でエイプリルフールネタの前編です!
四月五日に修正致しました!
・・・無意味かもしれませんが(・・;)
いつもと変わらないけれど
いつもより大切な日
飴色の鱗
朝起きて携帯の画面を見て一番に思ったことが、今日はエイプリルフールだということ。眠い目を擦りながら起き上がる午前八時半。春休みだから姉上は起こしに来なくて、いつもはもっと寝てるのだけれど今日は午前中に起きられた。
これは、神様がエイプリルフールを満喫しろと言っているんじゃないか。絶対そうだ。
だからいそいそと着替えてベッドに寄りかかり、携帯を手に考える。
土方さんをどう騙そうか。
ああしたいこうしたい、色々あるが信じてもらえなきゃつまらない。俺実は引っ越すことになったんです、これは去年使ったし、姉上が倒れた、なんてのは嘘でも言いたくないし俺は倒れようがないから使えない。
「あぁ、そうだ」
ぽんと頭に浮かんだものをかしかしとメールに認める。
『恋人ができました』
でもこれだけじゃあ詰まらなくて、上に本当のことも書くことにした。さも用件のついでに書きましたというように。そうしたら、俺の嘘も信憑性が高くなりそうだし。
『姉上が、結婚します』
すぐには返信がこないだろうけれど、騙された顔を想像しただけで頗る楽しい。どんなメールが帰ってくるだろうか。一先ず携帯をパタンと閉じて階下へ向かった。
「そうちゃん、カラオケ行きましょ?」
「へ?」
「だから、カラオケ」
今日はエイプリルフール。だから、姉上も嘘をついているのかと首を傾げる。姉上は嘘だとかそういうのが大嫌いだけれど、お茶目だからこういうイベントが好きだ。だから今日ぐらいは、姉上は何か一つは嘘をつくと踏んでいる。
去年は、私、妊娠しているのと言われて卒倒しかけたのだが今年はなんだろう。結婚するというのは嘘ではない。だって、先月旦那さんに会ったし。
ねぇどう? なんて花を舞わせて言われたら断るなんて選択肢は一切頭に浮かばない。
「行きます!」
「じゃあ、決まりね。 急いで支度して行きましょう!」
ふふ、と楽しげに笑って姉上はエプロンを外し始めた。それにつられて、俺も朝御飯を大急ぎで食べる。
姉上と二人っきりで出掛けるのは久々だ。食材を買いにだとかならよく行くけれど、遊びに行くのは一ヶ月ぶりぐらい。
俺も部屋着だから着替えなきゃなと、食べ終えて手を合わせながら思っているといつもよりめかしこんで姉上がリビングへ戻ってきた。
紅を引いて桜色のワンピースに、白い上着を羽織った姉上はどこから見ても清楚で綺麗。パーツは似ているが俺は真逆で、可愛いげがなければかっこよくもない。若干女顔ではあるが特別なことは何もない。行動パターンや仕草なども駄目だからどう足掻いても俺は、姉上みたいにはなれないと思う。男だからならなくていいんだけど。
見惚れていたら首を傾げて名前を呼ばれて、急がなきゃと気付いて皿を片付けた。
いつもより大切な日
飴色の鱗
朝起きて携帯の画面を見て一番に思ったことが、今日はエイプリルフールだということ。眠い目を擦りながら起き上がる午前八時半。春休みだから姉上は起こしに来なくて、いつもはもっと寝てるのだけれど今日は午前中に起きられた。
これは、神様がエイプリルフールを満喫しろと言っているんじゃないか。絶対そうだ。
だからいそいそと着替えてベッドに寄りかかり、携帯を手に考える。
土方さんをどう騙そうか。
ああしたいこうしたい、色々あるが信じてもらえなきゃつまらない。俺実は引っ越すことになったんです、これは去年使ったし、姉上が倒れた、なんてのは嘘でも言いたくないし俺は倒れようがないから使えない。
「あぁ、そうだ」
ぽんと頭に浮かんだものをかしかしとメールに認める。
『恋人ができました』
でもこれだけじゃあ詰まらなくて、上に本当のことも書くことにした。さも用件のついでに書きましたというように。そうしたら、俺の嘘も信憑性が高くなりそうだし。
『姉上が、結婚します』
すぐには返信がこないだろうけれど、騙された顔を想像しただけで頗る楽しい。どんなメールが帰ってくるだろうか。一先ず携帯をパタンと閉じて階下へ向かった。
「そうちゃん、カラオケ行きましょ?」
「へ?」
「だから、カラオケ」
今日はエイプリルフール。だから、姉上も嘘をついているのかと首を傾げる。姉上は嘘だとかそういうのが大嫌いだけれど、お茶目だからこういうイベントが好きだ。だから今日ぐらいは、姉上は何か一つは嘘をつくと踏んでいる。
去年は、私、妊娠しているのと言われて卒倒しかけたのだが今年はなんだろう。結婚するというのは嘘ではない。だって、先月旦那さんに会ったし。
ねぇどう? なんて花を舞わせて言われたら断るなんて選択肢は一切頭に浮かばない。
「行きます!」
「じゃあ、決まりね。 急いで支度して行きましょう!」
ふふ、と楽しげに笑って姉上はエプロンを外し始めた。それにつられて、俺も朝御飯を大急ぎで食べる。
姉上と二人っきりで出掛けるのは久々だ。食材を買いにだとかならよく行くけれど、遊びに行くのは一ヶ月ぶりぐらい。
俺も部屋着だから着替えなきゃなと、食べ終えて手を合わせながら思っているといつもよりめかしこんで姉上がリビングへ戻ってきた。
紅を引いて桜色のワンピースに、白い上着を羽織った姉上はどこから見ても清楚で綺麗。パーツは似ているが俺は真逆で、可愛いげがなければかっこよくもない。若干女顔ではあるが特別なことは何もない。行動パターンや仕草なども駄目だからどう足掻いても俺は、姉上みたいにはなれないと思う。男だからならなくていいんだけど。
見惚れていたら首を傾げて名前を呼ばれて、急がなきゃと気付いて皿を片付けた。
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