梅々
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白い悪魔
風邪悪化したので病院行ってきました!
長風呂しようとつかりながらうぶめの夏読んだら逆上せたのか熱いです。もしかしたら熱?まさか!
銀魂よかったです。まさかの本物にコスプレ会場のような蓮蓬の格好www
皆地球が好きなのね\(^o^)/
攘夷の回想に切なくなりました。高杉がいない。
高杉に似た蓮蓬のやつがいた気がしたけどきのせいかな。陸奥はかっこいい。坂本は本当に坂本で、薄桜鬼の土方と比べると酷い。
次回予告とか本物とか桂逝きますとかすごいよね細かいところまで愛があふれていて大好きです。
「銀魂とガンダムとのシンクロ率が80%を超えています!」「なんですって!?」
とツイートしたらRTしてもらえました(^q^)
それでは土方に風邪引かせてみた土沖寄りほのぼの。
長風呂しようとつかりながらうぶめの夏読んだら逆上せたのか熱いです。もしかしたら熱?まさか!
銀魂よかったです。まさかの本物にコスプレ会場のような蓮蓬の格好www
皆地球が好きなのね\(^o^)/
攘夷の回想に切なくなりました。高杉がいない。
高杉に似た蓮蓬のやつがいた気がしたけどきのせいかな。陸奥はかっこいい。坂本は本当に坂本で、薄桜鬼の土方と比べると酷い。
次回予告とか本物とか桂逝きますとかすごいよね細かいところまで愛があふれていて大好きです。
「銀魂とガンダムとのシンクロ率が80%を超えています!」「なんですって!?」
とツイートしたらRTしてもらえました(^q^)
それでは土方に風邪引かせてみた土沖寄りほのぼの。
アンタが怒って俺が茶化すのが日常なんだから。
微熱
入りやすよ、と一応一声かけてから障子を開けた。もしも聞いていたなら土方さんはとても怪訝な顔をするだろうが、そんなことはなく。障子を開けても昼間にしては薄暗い、静かな部屋があるだけだ。
跫を立てずに部屋の中央に頓挫している布団の傍へ歩み寄る。それでも、土方さんはなにも言わない。当然だ。寝ているんだから。額に手を当てると昨日よりは熱くない。だが、平素に比べれば大分熱く、寝顔も安らかとはいえない。薬がきいているはずなのに。
鬼の撹乱とは正しくこのことで。普段は聞こえる厳しい一喝がないだけで屯所はしんと静まり返って葬式のようだ。皆真面目に働いちゃって、サボる人は誰もいない。
俺も。
俺も真面目に職務をこなしていた。だって叱ってくれる人がいなければ詰まらない。それに気になって仕方がない。土方さんが風邪を引いたときどんな風になるのか。弱るのか、終始だるそうにしているのか。見ていたい。
だからこうして、寝顔を眺めているだけでも楽しい。こんな苦しそうな寝顔なんて滅多に見られない。そもそも、寝顔自体見る機会がない。夜は俺のほうが早く眠気に負けるし、朝は土方さんのほうが早い。いつ寝てるんだこの人。
そうっと前髪を撫でてやる。そのまま頬を撫でると、外気で冷えた手が心地良いのか表情が変わる。
「土方さん」
聞こえやしないだろうと呼び掛けるが、ううんと唸り、眉間のしわがすうとなくなる。可愛い顔になった。
もぞもぞと身動ぎし、捲れた布団を整えてやる。氷枕は大分温いが、今取り替えたら起こしてしまう。することは何もないなぁと、膝に顎を乗っけて寝顔を熟視る。
本当に詰まらないのだ。土方さんが構ってくれないと。山崎をからかってもいつも流れは同じだし、近藤さんはストーキングでいないし。俺には土方さんだけ。構って。
だからといって大切なもんだと思ってるわけじゃあないけど。でも土方さんの中では多分、俺は大事なものだ。土方さんはあまっちょろいから何をしても許す。馬鹿だ。
布団から出ている手に指を絡めて、額同士をくっつける。熱が俺にはきもちいい。
「……うつしなせぇ」
それでよくなったら、アンタは俺を構ってくれるでしょう。
間近で伏せられた目元をみつめる。案外長い睫毛に、綺麗な形をした眉。それが寄って歪むのが好きだ。土方さんには怒った顔がよく似合う。
最後に額に唇を寄せると、渋々山崎に粥を作らせるために立ち上がる。
アンタが風邪引くと俺が人恋しくなって困る。声には乗せられない文句に舌打ちをひとつして、気味が悪い程静まり返って余計寒く感じる縁側へと出た。
微熱
入りやすよ、と一応一声かけてから障子を開けた。もしも聞いていたなら土方さんはとても怪訝な顔をするだろうが、そんなことはなく。障子を開けても昼間にしては薄暗い、静かな部屋があるだけだ。
跫を立てずに部屋の中央に頓挫している布団の傍へ歩み寄る。それでも、土方さんはなにも言わない。当然だ。寝ているんだから。額に手を当てると昨日よりは熱くない。だが、平素に比べれば大分熱く、寝顔も安らかとはいえない。薬がきいているはずなのに。
鬼の撹乱とは正しくこのことで。普段は聞こえる厳しい一喝がないだけで屯所はしんと静まり返って葬式のようだ。皆真面目に働いちゃって、サボる人は誰もいない。
俺も。
俺も真面目に職務をこなしていた。だって叱ってくれる人がいなければ詰まらない。それに気になって仕方がない。土方さんが風邪を引いたときどんな風になるのか。弱るのか、終始だるそうにしているのか。見ていたい。
だからこうして、寝顔を眺めているだけでも楽しい。こんな苦しそうな寝顔なんて滅多に見られない。そもそも、寝顔自体見る機会がない。夜は俺のほうが早く眠気に負けるし、朝は土方さんのほうが早い。いつ寝てるんだこの人。
そうっと前髪を撫でてやる。そのまま頬を撫でると、外気で冷えた手が心地良いのか表情が変わる。
「土方さん」
聞こえやしないだろうと呼び掛けるが、ううんと唸り、眉間のしわがすうとなくなる。可愛い顔になった。
もぞもぞと身動ぎし、捲れた布団を整えてやる。氷枕は大分温いが、今取り替えたら起こしてしまう。することは何もないなぁと、膝に顎を乗っけて寝顔を熟視る。
本当に詰まらないのだ。土方さんが構ってくれないと。山崎をからかってもいつも流れは同じだし、近藤さんはストーキングでいないし。俺には土方さんだけ。構って。
だからといって大切なもんだと思ってるわけじゃあないけど。でも土方さんの中では多分、俺は大事なものだ。土方さんはあまっちょろいから何をしても許す。馬鹿だ。
布団から出ている手に指を絡めて、額同士をくっつける。熱が俺にはきもちいい。
「……うつしなせぇ」
それでよくなったら、アンタは俺を構ってくれるでしょう。
間近で伏せられた目元をみつめる。案外長い睫毛に、綺麗な形をした眉。それが寄って歪むのが好きだ。土方さんには怒った顔がよく似合う。
最後に額に唇を寄せると、渋々山崎に粥を作らせるために立ち上がる。
アンタが風邪引くと俺が人恋しくなって困る。声には乗せられない文句に舌打ちをひとつして、気味が悪い程静まり返って余計寒く感じる縁側へと出た。
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