梅々
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にかいめ
本店行ってきましたー。若干迷子になりました。なめるなよ、私の迷子スキルww
とりあえず、カタログ買って銀魂フェアなので千円分買って、ペンを二本買ったのだが。
何故私の手元には同人誌があるのか。表紙が綺麗だったからとかふざけなさい。
読書ブームきました。
こころを初めて読んだのですが中々、噂通りいいですね。あと150頁ぐらい。あとドグラマグラとか色々読みたいです。夏はどの出版社も企画やっているからね、パンフ読んだら読みたくなったです。久々に燃えよ剣読むか・・・下巻開きたくないんだよなぁ。
それでは34000打リクエストのほのぼの土沖です。伸様リクエストありがとうございました!
御期待に添えていれば良いのですが(*^^*)
とりあえず、カタログ買って銀魂フェアなので千円分買って、ペンを二本買ったのだが。
何故私の手元には同人誌があるのか。表紙が綺麗だったからとかふざけなさい。
読書ブームきました。
こころを初めて読んだのですが中々、噂通りいいですね。あと150頁ぐらい。あとドグラマグラとか色々読みたいです。夏はどの出版社も企画やっているからね、パンフ読んだら読みたくなったです。久々に燃えよ剣読むか・・・下巻開きたくないんだよなぁ。
それでは34000打リクエストのほのぼの土沖です。伸様リクエストありがとうございました!
御期待に添えていれば良いのですが(*^^*)
とろけそうな甘さを
ちょっぴり苦い嘘を
きみに。
シャーベットは如何?
あつーい、呟いたら余計に暑く感じて、汗が流れそうになった。扇風機の風を一身に受けているのに、それでももの足らない。軒下にぶら下げた風鈴が涼しい音色を奏でるけれど、風は生温く汗を誘う。もっと頑張れよ扇風機、心の中で一喝して首元を緩めた。
こんな日に仕事なんて嫌だろうな。と朝番だった俺は呑気に思う。朝から蝉の声が五月蝿かった、そして今は更に五月蝿い。風鈴の音は体感温度を下げて、蝉の声は体感温度をあげる。炎天下で真っ黒い隊服をかっちり着こんでむさい野郎共が汗だくで歩いている、そんな姿を想像しただけで暑苦しいのに、それを目の当たりにしている一般市民の皆様はさぞや暑苦しい思いをしているこだろう、可哀想に。
堪えきれなくなってアイスでも食べようか、そう思ったときだった。からり、と障子が開いて人影が現れた。
怠慢な動作で振り返ると、さっき想像したばかりの烏色の隊服を纏った上司が佇んでいた。
「よぉ」
「・・・」
無視して扇風機に顔を戻すと許可も得ていないのにその男は勝手に上がり込んできてその上、隣に座りやがった。
憩いの時間がガラガラと音をたてて崩れ去っていく。ああもうなんて空気を読めないんだろう、この人は。
あまりにも空気を読めないものだから、蔑むを通り越して嘆いてしまう。
「あんた書類は」
「粗方片付いたから休憩。マジ疲れた・・・」
エアコン利いてるんだからこんなとこ来なきゃいいのに。
少しの冷気は次第に生ぬるい空気と同調して、消えてしまう。扇風機対エアコンじゃあ勝敗なんて勝負する前から決まっていて、そんなこと分かりきっているのに此処へ態々来た土方さんは馬鹿以外の何者でもない。
首を振らない扇風機を前に二人して無言で並んで、端から見たらどんな様子だろう、と思考を飛ばす。下らなすぎて、大した気分転換になりもしない。
さっさと部屋帰れよ。ぼやきはきちんと耳に届いたらしく、聞こえてんぞと頭を叩かれた。理不尽だ。
扇風機だけで我慢しているというのに、そんな俺のところへ来て人口密度上げて、暴力ふるって。
「何の用ですかィ。用がないならさっさと帰って、暑苦しい」
「・・・酷くね? お前」
「エアコンある部屋にいんのにわざわざこんなとこ来なきゃいいんでさァ」
「あぁ。妬いてんのか、俺に」
「黙りなせェ。そんでとっと帰りなせェ」
「そういうなよ」
がしっ、と手首を捕まれて、クイと引かれた。バランスを崩した俺の体は土方さんの胸の内にあって、暑いとクレームをつけているにも関わらず、抱き止められた。
本当に暑いときは風鈴の音なんかじゃ癒えなくて、体にまとわりつく俺より体温の高い体が煩わしくて。
ほんの少し、落ち着くような気もするけれど、それは錯覚だということで片付ける。
「・・・なんかお前に会いたくなったんだよ」
「くさっ、」
「それ以上言うな頼むから。・・・自分でも分かってるっての」
恥ずかしそうな声に笑いが堪えきれなくて大爆笑すると、これ以上ないというほど苦り切った顔をしたから、更に可笑しくなった。土方さんにとっては悪循環、だろう。
ヘタレの癖に強がるアンタがたまぁに、こうして甘えてくるのがおかしくて、愛しくて。さっきまでの暑さはどこへやら、目の前の人にしか意識がいかなくなる。
苛めたい、揶揄いたい、求められたい、愛されたい。
抱き締め返して猫のように顔を胸元に擦り付ける。それから顔を上げると、土方さんは穏やかな笑みを浮かべていた。
「俺に、傍にいてほしいなら、アイスとエアコン用意して迎えにくりゃあいいんでさ。あ、安心なせぇ。この後は非番なんで」
「あぁ、アイスな。山崎が息抜きに、ってくれたのあるから、半分やるよ」
ならば本当に、呼んでくれりゃあ行ってやったのに。気がきかねぇな、と思いつつ扇風機を消す。早く、と急かしながら縁側へ出るとはいはい、としょうがなさそうについてくるものだから。
アイスは全部俺のものにしてやる!
ちょっぴり苦い嘘を
きみに。
シャーベットは如何?
あつーい、呟いたら余計に暑く感じて、汗が流れそうになった。扇風機の風を一身に受けているのに、それでももの足らない。軒下にぶら下げた風鈴が涼しい音色を奏でるけれど、風は生温く汗を誘う。もっと頑張れよ扇風機、心の中で一喝して首元を緩めた。
こんな日に仕事なんて嫌だろうな。と朝番だった俺は呑気に思う。朝から蝉の声が五月蝿かった、そして今は更に五月蝿い。風鈴の音は体感温度を下げて、蝉の声は体感温度をあげる。炎天下で真っ黒い隊服をかっちり着こんでむさい野郎共が汗だくで歩いている、そんな姿を想像しただけで暑苦しいのに、それを目の当たりにしている一般市民の皆様はさぞや暑苦しい思いをしているこだろう、可哀想に。
堪えきれなくなってアイスでも食べようか、そう思ったときだった。からり、と障子が開いて人影が現れた。
怠慢な動作で振り返ると、さっき想像したばかりの烏色の隊服を纏った上司が佇んでいた。
「よぉ」
「・・・」
無視して扇風機に顔を戻すと許可も得ていないのにその男は勝手に上がり込んできてその上、隣に座りやがった。
憩いの時間がガラガラと音をたてて崩れ去っていく。ああもうなんて空気を読めないんだろう、この人は。
あまりにも空気を読めないものだから、蔑むを通り越して嘆いてしまう。
「あんた書類は」
「粗方片付いたから休憩。マジ疲れた・・・」
エアコン利いてるんだからこんなとこ来なきゃいいのに。
少しの冷気は次第に生ぬるい空気と同調して、消えてしまう。扇風機対エアコンじゃあ勝敗なんて勝負する前から決まっていて、そんなこと分かりきっているのに此処へ態々来た土方さんは馬鹿以外の何者でもない。
首を振らない扇風機を前に二人して無言で並んで、端から見たらどんな様子だろう、と思考を飛ばす。下らなすぎて、大した気分転換になりもしない。
さっさと部屋帰れよ。ぼやきはきちんと耳に届いたらしく、聞こえてんぞと頭を叩かれた。理不尽だ。
扇風機だけで我慢しているというのに、そんな俺のところへ来て人口密度上げて、暴力ふるって。
「何の用ですかィ。用がないならさっさと帰って、暑苦しい」
「・・・酷くね? お前」
「エアコンある部屋にいんのにわざわざこんなとこ来なきゃいいんでさァ」
「あぁ。妬いてんのか、俺に」
「黙りなせェ。そんでとっと帰りなせェ」
「そういうなよ」
がしっ、と手首を捕まれて、クイと引かれた。バランスを崩した俺の体は土方さんの胸の内にあって、暑いとクレームをつけているにも関わらず、抱き止められた。
本当に暑いときは風鈴の音なんかじゃ癒えなくて、体にまとわりつく俺より体温の高い体が煩わしくて。
ほんの少し、落ち着くような気もするけれど、それは錯覚だということで片付ける。
「・・・なんかお前に会いたくなったんだよ」
「くさっ、」
「それ以上言うな頼むから。・・・自分でも分かってるっての」
恥ずかしそうな声に笑いが堪えきれなくて大爆笑すると、これ以上ないというほど苦り切った顔をしたから、更に可笑しくなった。土方さんにとっては悪循環、だろう。
ヘタレの癖に強がるアンタがたまぁに、こうして甘えてくるのがおかしくて、愛しくて。さっきまでの暑さはどこへやら、目の前の人にしか意識がいかなくなる。
苛めたい、揶揄いたい、求められたい、愛されたい。
抱き締め返して猫のように顔を胸元に擦り付ける。それから顔を上げると、土方さんは穏やかな笑みを浮かべていた。
「俺に、傍にいてほしいなら、アイスとエアコン用意して迎えにくりゃあいいんでさ。あ、安心なせぇ。この後は非番なんで」
「あぁ、アイスな。山崎が息抜きに、ってくれたのあるから、半分やるよ」
ならば本当に、呼んでくれりゃあ行ってやったのに。気がきかねぇな、と思いつつ扇風機を消す。早く、と急かしながら縁側へ出るとはいはい、としょうがなさそうについてくるものだから。
アイスは全部俺のものにしてやる!
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