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梅々

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ぐっ

明日から試験です!

なのに今日の月9をちらみして萌えたのでパロってみました。

詳細は知らないからパロになってないけど、土方がキムタク、沖田が篠原さん、神楽がモデル。

でも恋愛感情の面は妄想のままです。


































なんでこうも、苛苛するのだろう。







いつも通り会議に出たら、土方さんが小難しい顔をしていた。

この人は確かに優秀。だけど、無茶なことをしょっちゅう押し付けるから面倒で堪らない。まだニ十代なのにいまや大手メーカーとなりつつある会社の社長であり、ものすごい辣腕で、顔もよくて。

大学が一緒だった、という際どい縁がなければ仕事なんて任されなかっただろうし二度と会うこともなかったのだろうに、なんてぼんやり思う。



「・・・で、だ。今度のプロジェクトは沖田に任せたい」



「は、」



「ちょっと待ってくださいよ!」



おかしな日本語に顔をあげると同時に隣に座っていた武田さんが声を上げる。そうだそのまま断固として土方さんの提案に反対してくれ。俺が嫌だと言おうとも動じないからあの人。



「俺は、沖田が適任だと思う。お前はそう思わないか、武田」



動じずに土方さんは武田さんに聞き返す。すると、武田さんは俺を見て、あろうことか適任だと思いますと答えた。

上司だろアンタなんとかしろ武田!



「俺は嫌です。武田さんたちに任せたほうが必ず成功しやす。それに、」



「お前ならアイツの魅力を引き出せんだろ。んじゃあ解散」



勝手にすべて決めて立ち去りやがった背中を、できることなら蹴り飛ばしたかった。

アイツとは土方さんがどこかから見つけてきたモデルで、ちょいちょい面倒を見させられている。気が合うし悪い気はしないがあの人に使われるのは腹立たしい。

だからかかわり合いたくないのに。



「武田さん、すいやせん」



「いーのいーの。お前ならできっから。ま、困ったことあったら言えよ?」



とぽんぼんと笑って肩を叩いてくれる。こういう上司は人気があるんだろうな、なんてぼんやり考えて、対角にいるあの人に余計腹立った。



会議室から出てもう用はないのでそのまま帰ろうと自動ドアを過ぎたら、おいと呼び掛けられた。

面倒なのに捕まった、思いながら顔を向けたら煙草を吸いながら土方さんが立っていた。



「アンタ俺の立場無くす気ですか。武田さんがアンタみたいな性格してたらすぐに切り捨てられてやしたよ、俺」



「優しい、ねぇ・・・。おまえ俺に優しくされてぇの」



「関わりたくないでさァ。なぁにが専属でィ。俺はもっとやりたいことあるのに」



「やりたいこと?」



煙草を踏んで潰しながら興味深そうに視線を向けてくる。興味なんて持たないでいいから、早く解雇してくださいお願いします。代わりにもっと腕のいい人紹介するから。

と、視線の意図に気付かないフリをしていたら後ろから何かに抱きつかれた。



「ソウゴ!」



「チャイナ。・・・俺を呼び止めたのはコイツのことでですねィ」



「あたり。俺忙しいから、相手してろ。金は出すから」



「はいはい。チャイナ、今日はおまえどこ行くんで」



「今日はアキバ行くネ! ついてくるヨロシ」



「あいよ。んじゃあ、土方さん」



土方さんよか年が近い所為か、それともこうしてでかけるのに付き合わされているからか、土方さんにおしつけられたモデルの、チャイナこと神楽とは普通に仲が良い。

チャイナは、土方さんのことを気にかけているようだと思うのだけれどどうなのだろう。そこのところは分からない。







「優しい、か」



苛苛する。

あの武田とか言う男は無条件で優しいのだと、そう沖田は思っているのだろう。

いつだか偶然聞いた、「沖田ってよ、同性だけど変な気持ちになんねぇ?」なんて言葉、あいつは聞いていないから。

だから、あの無能なやつから仕事を奪ってあわよくば、沖田を恨めばいいと思ったのだがそんなことせず自分の株を上げるのに使いやがった。

神楽だって、そう。あいつも沖田を気にしてる。だから気を引くために俺なんかとキスして、そんな写真を沖田の手に入るようにしたのに沖田の反応はありきたりなもので。

「アンタ社長が、看板モデルとキスしてるなんてスキャンダルですぜ? よく考えなせェ」

そんな言葉を聞いて強硬手段に出やがった。

女の勘は鋭い。きっと、俺の沖田への気持ちも知っているのだろう。

すべて無くして、俺にアイツがすがればいい。

抱き締めて愛して、一生手放さない。

歪んでるのは知っている。

だけど確かに俺は、沖田を。











武田さんなんて出したのは浅はかでどうとでもできるキャラにしたかったからです。

銀さんはもっとおいしいやくがあるんじゃないかな。

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