梅々
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適当じゃないよ!頑張ったよ!
誕生日おめでとー、トーシロー!!
そして雲雀さんっ!
サイト巡りしたかった・・・でも今漸く子守りから解放された帰り道。帰ったらこのまま寝るから回れない(泣)
とにかくおめでとさん。土方また一つ老けたのね。
でも誕生日プレゼント貰えるのだからまだいいよね・・・。
ま、語り過ぎても、ってことで土方誕生日ネタ。目指せドSなR18だったけどね。結果的には少し変わった程度。
沖田はドSじゃないし・・・。
土方は微妙だし・・・。
それでも、努力はしました。
そして雲雀さんっ!
サイト巡りしたかった・・・でも今漸く子守りから解放された帰り道。帰ったらこのまま寝るから回れない(泣)
とにかくおめでとさん。土方また一つ老けたのね。
でも誕生日プレゼント貰えるのだからまだいいよね・・・。
ま、語り過ぎても、ってことで土方誕生日ネタ。目指せドSなR18だったけどね。結果的には少し変わった程度。
沖田はドSじゃないし・・・。
土方は微妙だし・・・。
それでも、努力はしました。
毎年毎年、年に一度のこの日を思うと喩え新年だろうと気分は沈む。
早く終わって欲しい、けれど去年のことを思い出すと体が変に逆上せてしまう。
今日この日の彼に喜懼を抱く。獣のような鋭い瞳をギラギラさせる彼は格好いいと、口には出さないけれど思う。そんな彼が自分だけを求めるのだ、従属させているような優越を覚える。
それでも、矜持が許さない。あんな野郎に・・・と自分自信に腹が立つ。
「大ッ嫌いでさァ・・・」
謝肉祭
キシ、ミシッ。
障子を隔てた向こう側から聞こえてくる独特な足音は土方がかれこれ三十分前から待っている人物のものだ。
例年、「早く来い」と言っているのにも関わらず、あいつはきっかり十一時半に来る。細やかな抵抗か、ただ焦らしてやろうという魂胆かは分からないが。
サァァ、と静かに障子が開き待ちわびた黄金色が姿を現す。月明かりの所為か蒼白な顔は無表情で、今夜はその顔をどう愉悦に歪ませるか、と想像して底意地の悪い笑みを無意識の内に浮かべてしまう。
入ってきたときと同じように静かに障子を閉じたしなやかな指先を捕え、引き寄せる。指に口付け桜貝のような爪先に舌を這わせるとピクン、と膝に乗せた体が反応した。
「来んの遅ぇ」
「来てやっただけありがたく思いなせェよ」
「そういう“約束”だろ?」
「・・・・・・」
口は災いの元だ、と自覚してももう遅い。
苦労して手に入れたものをそう易々と手放すわけがない。ずっとずっと“約束”で縛り続けてやる、と心に誓っている。
出来る限りそっと、敷いておいた布団に総悟の体を横たえさせる。いずれ欲に染まる瞳は、今は真っ直ぐと俺を睨んできている。
「“あんたのいいなりになってやる”なんてどうして言っちまったんだろうねィ・・・」
「俺の誕生日だからだろ。まぁ、冗談のつもりだったんだろうけどな、お前は」
「あたぼうでィ。誰が好き好んであんたみてぇなヤツにヤられるかっての」
腹立たしげに呟き、総悟はふぃ、と外方を向く。その所為で露になった白い首筋を、沸き上がる衝動のまま舌を這わせ甘く噛む。
「んっ・・・ぅ、やめっ・・・・・・」
白い柔肌に吸い付き、赤い花を胸元に咲かせる。その刺激に体を引き離そうと伸ばされた手はふるふると震え、襟を弱々しく掴むだけ。
総悟にしては、可愛らしい抵抗だ。一年に一度だけの行為故か神聖な事をしているような思いを抱くが、こう抵抗しようとしている総悟を見るとただの儀式のようにも思えてくる。
ただ、普通に繋がりたいだけなのだが・・・。
襟から手を差し込み、感触を確かめるように体中を撫でる。途切れ途切れに赤い唇から零れる上擦った声にゾクリとする。
「・・・ク、ソ土方っ・・・・・・焦らしてんじゃねぇで、さァ・・・」
「俺の言いなりになんだろ? 口答えしてんじゃねぇよ」
「ッオヤジが・・・。勃つの遅いんだろ、ァ・・・ッん」
くにゅ、と胸の飾りを強弱をつけ揉み、息を奪う程激しく舌を絡ませ合う。それだけで容易に陥落するよう仕込んだ総悟の体は俺を求めるようにとろけていく。
甘く舌先を噛んでやると、両手足でぎゅうと縋りついてくる。背を這う指先の弱さに満足して口腔を解放すると弱々しく眉を寄せたまま、総悟は濡れた唇を大きく開き酸素を吸い込む。
テラテラと艶やかに光る紅唇に煽られ、キュッ、と胸の飾りを捻り、足で下腹部をそっと撫でる。
「っァあん・・・もぅ、やめ、」
腰を揺らめかせ、もっと強い刺激を願う体からパッ、と離れる。乱れた寝間着から上気した肌にもっと触れていたいが、焦らしてやろうと加虐心が疼く。
さァて、如何にして苛めようか─────。半端に快楽を注がれた体はさらなる快楽に弱い。一晩中道具を使って攻めたてるのもいい。
「土方さん・・・、っにじっと見て・・・」
「そそる体してやがるよな、おまえ」
瞬時にカッと朱が散った体をさわさわと撫でる。
何も盛っていないのに、触れる度ビクビク体を震わせ喘ぐ総悟はいつになく可愛らしい。
「ッハ、ン・・・ひじかっ、さ・・・・・・」
「堪ってたんだろ? 一年もシてねぇし、まぁ当たり前だよな・・・」
太股を触れるか触れないかの微妙な力加減で下から上へと撫でると浅い呼吸を零しながらキュッと眉を寄せ、総悟はもどかしそうに足を擦り寄せた。
触れて欲しい、という願望を殺し、焦らされるがままの総悟は哀れみを誘うがそれよりも加虐心の方が勝っている。
「縛って一晩中バイブでイカせ続けてやろうか」
「ごめん被りまさァ・・・、そんなんされたら明日アンタを殺しかねねェ」
「んじゃあ、」
両手首を捕え、予め用意しておいた手錠をかける。カシャンと頭上で音をたてたそれを眺める総悟の顔は不快そうにしかめられている。そのまま総悟を放って、引き出しの中を探る。
確か、この辺に入れた筈なのだ。
冗談で買った、媚薬とやらが。通信販売だから効能はアテにならないけれど、総悟の為に買ったのだ、いま使わなければいつ使う。
「土方さんも手錠してやりやしょうよ・・・」
「どんなだ」
「だって俺だけ手錠だなんて、理不尽だろィ?」
「どこがだよ。・・・あ、あったあった」
洒落た形の瓶に入った、上品な桃色の液体。一瞬見ただけでは香水と見間違うようなソレは、瓶を水平にしてみると、半透明な液体がとろりと流れる。取扱説明書には効能が強すぎることもあると記されていたが、それならば、普段から淫乱な総悟はどのようになるのだろう。想像もつかない。
無防備に投げ出されている足から下履きを抜き去る。と、バタバタと総悟は暴れ出した。
今更、無駄な抵抗を。
「ちょっ・・・・・・いきなり何しやがんでィっ!! 俺の許しを得てからにしやがれ土方変態コノヤロー!!」
「今のお前に拒否権ねぇんだよ。おとなしく感じてりゃいいんだ、お前は」
外気に晒されフルリとわななく花芯にコポコポと媚薬をかける。小さく嬌声を上げた総悟の唇を刹那だけ封じる。そして、クチュリと媚薬をぬり込むように五本の指をバラバラに動かし扱いていく。
「ちょっ、もぅ・・・ぅア、ッふゥ、ァ・・・やめ、っ・・・」
しがみついたまま、あられもない声を出し総悟はイヤイヤと首を振る。
擦る都度に硬度が増すそれは、いつもより早く甘い蜜を垂れ流す。桃色と混じった蜜がグジュ、グチッと卑隈な音を奏でる。
「ヤァ、っう、ひぃ・・・ン、アァッ!!」
ビクンビクンと体をしならせ昇りつめようとした花芯の付け根をキュッと握ると、切ない悲鳴を上げた。そのまま、先端に口付け根本から舐め上げ、ちゅぅ、と吸い、空いた指で肉竿を扱き続ける。
どうやら媚薬の効き目はあったらしい。抵抗らしい抵抗を一切せず翻弄される総悟にいつもの強がりは少しも見られない。
与えられる快楽に成す術もなく喘ぐ口からは唾液が溢れている。
ゾクゾクする。胸が騒いで、治まらない。
こんな淫らな姿見せられて、理性など機能しない。
「ッかせ・・・・・・ァぅ、イカせて・・・っじかたさ、土方さん・・・ァアッ!!」
命令もしていないのにふしだらな言葉を口にする総悟に鳥肌が立つ。
戒めをほどくと、ビュル、ビュクと己の体めがけ白濁を散らした。欲で汚れた華奢な体は背徳の証だ。そして土方の独占欲をも満たしている。
浅ましい。こんな形でしか想いの丈を伝えられない自分が、誰よりも、何よりも。
分かってはいても、貪欲なまま変わることなんか出来やしない。
「・・・また勃ってんぞ? 足んねぇのかよ」
「ったりまえ・・・物足んねぇでさァ・・・」
おやまぁなんて素直なんだろう。薬の効果なのだろう、どうせなら自分も一緒に飲んでみようか。まぁそれこそ、歯止めが効かなくなるだろうが。
思えば、優しく抱き締めてやったこともない。“恋人同士”ではないから手を繋いだことも。優しくしたいのに、理性が効かない。酷くすることしかできない。
「嬲られんのとしゃぶんのどっちがいい?」
「・・・あんたの誕生日なんだから好きにすりゃあいいじゃねぇですかィ」
「・・・鞘でも突っ込むか」
「えっ、それは嫌でさァ」
冗談で言っただけなのだが過度な反応を寄越した総悟に気を良くして、刀を取り、白刃を後ろに横たえさせ先程の薬を鞘の先に塗りたくる。
カシャ、カシャンと手錠を鳴かせ総悟は情けない顔をする。
「やっ・・・ヤでさァ・・・・・・! 止めてくだせェッ」
「安心しろ。痛くねぇからよ」
「そっ、そうじゃなくって・・・あっ」
臍から首筋にかけて辿ると、それだけで総悟は声を上げる。クニュ、と胸の突起を揉み立てる。
体を跳ねさせ身悶える総悟はそこらの遊女よりも肉感的だ。
「やァッ・・・ひじっ、ひじかたさ・・・ぁうン、ッは」
「挿れて欲しいか? 触って欲しいか?」
「ぅ、んッ・・・ックショ・・・・・・はや、っくぅ」
悔しげな言葉も、甘い囁きに変わる。
誰が想像出来るであろう。真撰組一の剣士と謳われている彼が、こんなにも淫らだと。
誰にも見せたくない。
誰にも知らせたくない。
俺以外、総悟のこんな姿知らないで。
「誰にもヤられんなよ」
呟きは幸いなことに聞こえなかったらしい。
ジュプ、と菊門に鞘を挿入していくと総悟は官能的な声を殺そうと、手錠を填められた両手を口許にあてる。それでも途切れ途切れに耳を犯す声は果てしなく淫隈だ。
「ぁっ、はぁ、んぅ・・・ソレいゃ、ッひぅ! は、ンンっ」
「じゃあ何が欲しいんだよ」
「あっ、アンタがほしッ・・・ぃアア、っも、ねがッ・・・・・・」
異物をいやらしく受け入れているというのに、よくそんな科白が吐ける。とも思うが素直にねだられるのはやはり嬉しい。天邪鬼な総悟だからこそ、余計。
ゆっくりと鞘を抜き、脚を大きく開脚させると猛った自身で最奥めがけ一気に貫いた。
「ぅッああぁん!!」
弛緩と収縮を繰り返す内部はこのまま一つになれるんじゃないかと思う程熱い。
─────一緒に、なれればいいのに。
「いつもより熱いな。それに・・・食い付きがスゲェ」
「ハ、ッゥン・・・く、すりのせっ、ぁん・・・変ッ・・・・・・あつッ、い」
少し揺さぶるだけでポロポロ涙を流し体を震わせ総悟はされるがまま感じる。
愛しい。
全てを委ね、成すがままの総悟が、愛しくって堪らない。
「もっ・・・・・・ァ・・・奥、に・・・来やが、っれ・・・」
「・・・素直にねだれっての、総悟」
耳元で吐息混じりに名を呼ぶと嬌声混じりに呼び返され危うく達しかけた。本当、誰よりもセクシャルで可愛らしい。
辛うじての抑制も残骸と成り果て、劣情のままパン、パン と肌を打ち肉を穿つ。
「だめッ・・・っく、ハァ、んっ・・・・・・ひぁっ、もぅ、あぁッん」
絶頂を促すよう激しく律動を繰り返す。
後孔から溢れる愛液と先走りが淫隈な音を奏でそれにすら煽られる。
肉欲にまみれて、理性も体裁も意味をなさない。手に入らない無垢な子どもを汚して満足感を得ても刹那のものだと分かってはいても、
昂奮に躍らされる。
「ひっああぁぁぁぅ───!!」
ぴっしゃぁぁ、と二度目の絶頂を迎え脱力した総悟の体を尚もズブブ、グブッ、と襞を嬲り、秘奥を貫く。
襞を男に絡み付けよがる浅ましい体は、はたしてこれから先も俺だけのもので在り続けるのだろうか?
「っくぅ・・・んあァ、はふ・・・アぅッ」
一際強く絞られ、誘われるがまま欲望をぶちまける。
肩でハフハフと息をし意識を飛ばした総悟の中から再び硬くなり始めている肉棒を抜きながら去年思ったことを懲りずにまた今年も思う。
来年まで待ちきれない、と。
幼顔をそっと撫で、やり場のない情欲を持て余しながら、触れるだけの幼い口付けをした。
早く終わって欲しい、けれど去年のことを思い出すと体が変に逆上せてしまう。
今日この日の彼に喜懼を抱く。獣のような鋭い瞳をギラギラさせる彼は格好いいと、口には出さないけれど思う。そんな彼が自分だけを求めるのだ、従属させているような優越を覚える。
それでも、矜持が許さない。あんな野郎に・・・と自分自信に腹が立つ。
「大ッ嫌いでさァ・・・」
謝肉祭
キシ、ミシッ。
障子を隔てた向こう側から聞こえてくる独特な足音は土方がかれこれ三十分前から待っている人物のものだ。
例年、「早く来い」と言っているのにも関わらず、あいつはきっかり十一時半に来る。細やかな抵抗か、ただ焦らしてやろうという魂胆かは分からないが。
サァァ、と静かに障子が開き待ちわびた黄金色が姿を現す。月明かりの所為か蒼白な顔は無表情で、今夜はその顔をどう愉悦に歪ませるか、と想像して底意地の悪い笑みを無意識の内に浮かべてしまう。
入ってきたときと同じように静かに障子を閉じたしなやかな指先を捕え、引き寄せる。指に口付け桜貝のような爪先に舌を這わせるとピクン、と膝に乗せた体が反応した。
「来んの遅ぇ」
「来てやっただけありがたく思いなせェよ」
「そういう“約束”だろ?」
「・・・・・・」
口は災いの元だ、と自覚してももう遅い。
苦労して手に入れたものをそう易々と手放すわけがない。ずっとずっと“約束”で縛り続けてやる、と心に誓っている。
出来る限りそっと、敷いておいた布団に総悟の体を横たえさせる。いずれ欲に染まる瞳は、今は真っ直ぐと俺を睨んできている。
「“あんたのいいなりになってやる”なんてどうして言っちまったんだろうねィ・・・」
「俺の誕生日だからだろ。まぁ、冗談のつもりだったんだろうけどな、お前は」
「あたぼうでィ。誰が好き好んであんたみてぇなヤツにヤられるかっての」
腹立たしげに呟き、総悟はふぃ、と外方を向く。その所為で露になった白い首筋を、沸き上がる衝動のまま舌を這わせ甘く噛む。
「んっ・・・ぅ、やめっ・・・・・・」
白い柔肌に吸い付き、赤い花を胸元に咲かせる。その刺激に体を引き離そうと伸ばされた手はふるふると震え、襟を弱々しく掴むだけ。
総悟にしては、可愛らしい抵抗だ。一年に一度だけの行為故か神聖な事をしているような思いを抱くが、こう抵抗しようとしている総悟を見るとただの儀式のようにも思えてくる。
ただ、普通に繋がりたいだけなのだが・・・。
襟から手を差し込み、感触を確かめるように体中を撫でる。途切れ途切れに赤い唇から零れる上擦った声にゾクリとする。
「・・・ク、ソ土方っ・・・・・・焦らしてんじゃねぇで、さァ・・・」
「俺の言いなりになんだろ? 口答えしてんじゃねぇよ」
「ッオヤジが・・・。勃つの遅いんだろ、ァ・・・ッん」
くにゅ、と胸の飾りを強弱をつけ揉み、息を奪う程激しく舌を絡ませ合う。それだけで容易に陥落するよう仕込んだ総悟の体は俺を求めるようにとろけていく。
甘く舌先を噛んでやると、両手足でぎゅうと縋りついてくる。背を這う指先の弱さに満足して口腔を解放すると弱々しく眉を寄せたまま、総悟は濡れた唇を大きく開き酸素を吸い込む。
テラテラと艶やかに光る紅唇に煽られ、キュッ、と胸の飾りを捻り、足で下腹部をそっと撫でる。
「っァあん・・・もぅ、やめ、」
腰を揺らめかせ、もっと強い刺激を願う体からパッ、と離れる。乱れた寝間着から上気した肌にもっと触れていたいが、焦らしてやろうと加虐心が疼く。
さァて、如何にして苛めようか─────。半端に快楽を注がれた体はさらなる快楽に弱い。一晩中道具を使って攻めたてるのもいい。
「土方さん・・・、っにじっと見て・・・」
「そそる体してやがるよな、おまえ」
瞬時にカッと朱が散った体をさわさわと撫でる。
何も盛っていないのに、触れる度ビクビク体を震わせ喘ぐ総悟はいつになく可愛らしい。
「ッハ、ン・・・ひじかっ、さ・・・・・・」
「堪ってたんだろ? 一年もシてねぇし、まぁ当たり前だよな・・・」
太股を触れるか触れないかの微妙な力加減で下から上へと撫でると浅い呼吸を零しながらキュッと眉を寄せ、総悟はもどかしそうに足を擦り寄せた。
触れて欲しい、という願望を殺し、焦らされるがままの総悟は哀れみを誘うがそれよりも加虐心の方が勝っている。
「縛って一晩中バイブでイカせ続けてやろうか」
「ごめん被りまさァ・・・、そんなんされたら明日アンタを殺しかねねェ」
「んじゃあ、」
両手首を捕え、予め用意しておいた手錠をかける。カシャンと頭上で音をたてたそれを眺める総悟の顔は不快そうにしかめられている。そのまま総悟を放って、引き出しの中を探る。
確か、この辺に入れた筈なのだ。
冗談で買った、媚薬とやらが。通信販売だから効能はアテにならないけれど、総悟の為に買ったのだ、いま使わなければいつ使う。
「土方さんも手錠してやりやしょうよ・・・」
「どんなだ」
「だって俺だけ手錠だなんて、理不尽だろィ?」
「どこがだよ。・・・あ、あったあった」
洒落た形の瓶に入った、上品な桃色の液体。一瞬見ただけでは香水と見間違うようなソレは、瓶を水平にしてみると、半透明な液体がとろりと流れる。取扱説明書には効能が強すぎることもあると記されていたが、それならば、普段から淫乱な総悟はどのようになるのだろう。想像もつかない。
無防備に投げ出されている足から下履きを抜き去る。と、バタバタと総悟は暴れ出した。
今更、無駄な抵抗を。
「ちょっ・・・・・・いきなり何しやがんでィっ!! 俺の許しを得てからにしやがれ土方変態コノヤロー!!」
「今のお前に拒否権ねぇんだよ。おとなしく感じてりゃいいんだ、お前は」
外気に晒されフルリとわななく花芯にコポコポと媚薬をかける。小さく嬌声を上げた総悟の唇を刹那だけ封じる。そして、クチュリと媚薬をぬり込むように五本の指をバラバラに動かし扱いていく。
「ちょっ、もぅ・・・ぅア、ッふゥ、ァ・・・やめ、っ・・・」
しがみついたまま、あられもない声を出し総悟はイヤイヤと首を振る。
擦る都度に硬度が増すそれは、いつもより早く甘い蜜を垂れ流す。桃色と混じった蜜がグジュ、グチッと卑隈な音を奏でる。
「ヤァ、っう、ひぃ・・・ン、アァッ!!」
ビクンビクンと体をしならせ昇りつめようとした花芯の付け根をキュッと握ると、切ない悲鳴を上げた。そのまま、先端に口付け根本から舐め上げ、ちゅぅ、と吸い、空いた指で肉竿を扱き続ける。
どうやら媚薬の効き目はあったらしい。抵抗らしい抵抗を一切せず翻弄される総悟にいつもの強がりは少しも見られない。
与えられる快楽に成す術もなく喘ぐ口からは唾液が溢れている。
ゾクゾクする。胸が騒いで、治まらない。
こんな淫らな姿見せられて、理性など機能しない。
「ッかせ・・・・・・ァぅ、イカせて・・・っじかたさ、土方さん・・・ァアッ!!」
命令もしていないのにふしだらな言葉を口にする総悟に鳥肌が立つ。
戒めをほどくと、ビュル、ビュクと己の体めがけ白濁を散らした。欲で汚れた華奢な体は背徳の証だ。そして土方の独占欲をも満たしている。
浅ましい。こんな形でしか想いの丈を伝えられない自分が、誰よりも、何よりも。
分かってはいても、貪欲なまま変わることなんか出来やしない。
「・・・また勃ってんぞ? 足んねぇのかよ」
「ったりまえ・・・物足んねぇでさァ・・・」
おやまぁなんて素直なんだろう。薬の効果なのだろう、どうせなら自分も一緒に飲んでみようか。まぁそれこそ、歯止めが効かなくなるだろうが。
思えば、優しく抱き締めてやったこともない。“恋人同士”ではないから手を繋いだことも。優しくしたいのに、理性が効かない。酷くすることしかできない。
「嬲られんのとしゃぶんのどっちがいい?」
「・・・あんたの誕生日なんだから好きにすりゃあいいじゃねぇですかィ」
「・・・鞘でも突っ込むか」
「えっ、それは嫌でさァ」
冗談で言っただけなのだが過度な反応を寄越した総悟に気を良くして、刀を取り、白刃を後ろに横たえさせ先程の薬を鞘の先に塗りたくる。
カシャ、カシャンと手錠を鳴かせ総悟は情けない顔をする。
「やっ・・・ヤでさァ・・・・・・! 止めてくだせェッ」
「安心しろ。痛くねぇからよ」
「そっ、そうじゃなくって・・・あっ」
臍から首筋にかけて辿ると、それだけで総悟は声を上げる。クニュ、と胸の突起を揉み立てる。
体を跳ねさせ身悶える総悟はそこらの遊女よりも肉感的だ。
「やァッ・・・ひじっ、ひじかたさ・・・ぁうン、ッは」
「挿れて欲しいか? 触って欲しいか?」
「ぅ、んッ・・・ックショ・・・・・・はや、っくぅ」
悔しげな言葉も、甘い囁きに変わる。
誰が想像出来るであろう。真撰組一の剣士と謳われている彼が、こんなにも淫らだと。
誰にも見せたくない。
誰にも知らせたくない。
俺以外、総悟のこんな姿知らないで。
「誰にもヤられんなよ」
呟きは幸いなことに聞こえなかったらしい。
ジュプ、と菊門に鞘を挿入していくと総悟は官能的な声を殺そうと、手錠を填められた両手を口許にあてる。それでも途切れ途切れに耳を犯す声は果てしなく淫隈だ。
「ぁっ、はぁ、んぅ・・・ソレいゃ、ッひぅ! は、ンンっ」
「じゃあ何が欲しいんだよ」
「あっ、アンタがほしッ・・・ぃアア、っも、ねがッ・・・・・・」
異物をいやらしく受け入れているというのに、よくそんな科白が吐ける。とも思うが素直にねだられるのはやはり嬉しい。天邪鬼な総悟だからこそ、余計。
ゆっくりと鞘を抜き、脚を大きく開脚させると猛った自身で最奥めがけ一気に貫いた。
「ぅッああぁん!!」
弛緩と収縮を繰り返す内部はこのまま一つになれるんじゃないかと思う程熱い。
─────一緒に、なれればいいのに。
「いつもより熱いな。それに・・・食い付きがスゲェ」
「ハ、ッゥン・・・く、すりのせっ、ぁん・・・変ッ・・・・・・あつッ、い」
少し揺さぶるだけでポロポロ涙を流し体を震わせ総悟はされるがまま感じる。
愛しい。
全てを委ね、成すがままの総悟が、愛しくって堪らない。
「もっ・・・・・・ァ・・・奥、に・・・来やが、っれ・・・」
「・・・素直にねだれっての、総悟」
耳元で吐息混じりに名を呼ぶと嬌声混じりに呼び返され危うく達しかけた。本当、誰よりもセクシャルで可愛らしい。
辛うじての抑制も残骸と成り果て、劣情のままパン、パン と肌を打ち肉を穿つ。
「だめッ・・・っく、ハァ、んっ・・・・・・ひぁっ、もぅ、あぁッん」
絶頂を促すよう激しく律動を繰り返す。
後孔から溢れる愛液と先走りが淫隈な音を奏でそれにすら煽られる。
肉欲にまみれて、理性も体裁も意味をなさない。手に入らない無垢な子どもを汚して満足感を得ても刹那のものだと分かってはいても、
昂奮に躍らされる。
「ひっああぁぁぁぅ───!!」
ぴっしゃぁぁ、と二度目の絶頂を迎え脱力した総悟の体を尚もズブブ、グブッ、と襞を嬲り、秘奥を貫く。
襞を男に絡み付けよがる浅ましい体は、はたしてこれから先も俺だけのもので在り続けるのだろうか?
「っくぅ・・・んあァ、はふ・・・アぅッ」
一際強く絞られ、誘われるがまま欲望をぶちまける。
肩でハフハフと息をし意識を飛ばした総悟の中から再び硬くなり始めている肉棒を抜きながら去年思ったことを懲りずにまた今年も思う。
来年まで待ちきれない、と。
幼顔をそっと撫で、やり場のない情欲を持て余しながら、触れるだけの幼い口付けをした。
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