梅々
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完結
漸くとしたん完結です!約一ヶ月かけた割りにはどうってことないしホテルも誕生日も生かされていません(O.O;)(oo;)
悪の娘と召使いをきいて、本当に人形宮廷楽団だと思いました。
それでは、としたん後編です。
激しくはないはずだけど濡れ場です。
土沖です。
悪の娘と召使いをきいて、本当に人形宮廷楽団だと思いました。
それでは、としたん後編です。
激しくはないはずだけど濡れ場です。
土沖です。
見せて 見せ合って
感じて 感じ合って
手を繋ごう
Bluff
白い首筋にくちづける。
ぴくりと総悟が動いて強く、髪を握られた。余裕なんて剥ぎ取られていて、しかもさっき予想外の反撃にあって止めをさされた。どうせ俎の上の鯉だろう、油断してはいけないというのに油断して、こいつらしい仕返しをされた。
でも総悟も墓穴を踏んでいるから、初だなぁとまた笑ってしまう。自分で触っといて真っ赤になって、そんな様を目の当たりにしてよく鼻血がでないなと自分を誉めたい。
首筋の次は鎖骨、それから下へ伝って胸へと唇で触れていく。空いている手は背中から腰にかけて手に馴染む素肌を頻りに撫でながら。
「っはぁ、んっ・・・」
「ここ、いいか?」
「ひぅんっ!」
白い胸にある慎ましい赤色の頂きに唇を寄せたら反応が良かった。だから、指で触れてやったら総悟は甘く囀ずった。
涙でうるんだ目をとろけさせて、もうやだと舌ったらずに言う様に気が狂いそうだ、これ以上ないと言うほど、自身がはりつめているのが分かる。
胸の飾りをはむ、っと口に含んで吸い付いたら、余程良かったのか腰をくねらせるから、淫猥なその動きに誘われて、手をズボンの上に這わせた。
黒いスラックスの上から熱を孕んだ部分を撫でる。鼻にかかった声が溢れた。
「んぁ、っや・・・ひんっ」
「すんげぇ感じてんな。敏感すぎ」
「知らなっ、あ・・・いやぁっ!」
きゅっと揉んだら強く瞼を閉じた拍子に生まれた雫が頬を滑って落ちた。
透明で綺麗なそれがはらはら流れる様子に息を飲んで、見惚れる。綺麗なものは何をしても汚れないのだと、まざまざと見せつけられた気分。気障ったらしいかと思いながらも涙を舐めとってやると、総悟の唇が恥ずかしげに尖る。それをあやしてやってから、抵抗される前に一気に下着とズボンを脱がせると桃色の花芯が弾かれたように外気に触れて戦慄いた。
「ちょっと・・・なにしてっ」
「もっとよくしてやっから、待ってろ」
「いや、っちょっ・・・はぅ、あっ・・・!」
直に触れたそれは既に蜜にまみれてとろとろだった。ぐちぐちと卑猥な音をたててそれを扱けば蜜が次から次へと、ひっきりなしに溢れて、快楽を求めるように次第に足が開かれる。目を瞑っていやらしく足を開いて喘ぐ姿に、腹に付くんじゃないかというほどに自身が反り返る。
裏筋だけでなく、その下の双珠を。先端をこねるだけでなく、蜜を垂れ流す窪みに爪をたてる。
「あっ、ぁん・・・ひあぁああっ―――!!」
「っ、」
嬌声を上げて白濁を散らす姿に危うく此方まで絶頂を迎えるところだった。白い肌を汚す白濁に、早い呼吸に合わせて上下する薄い胸。丹色の敷布に大層映えて、視角的にも聴覚的にも破壊力が計り知れない。
自身には触られていないのにこんなことは初めてで、危うく俺の面子がずたぼろになるところだった。面子なんてそこまで気にしはしないけれど、死ぬまでネタにされるのは避けたい。
半ば放心状態の総悟の足をより開かせて、蜜でしとどに濡れた後孔に触れる。ひくん、と体を跳ねさせぼやけた目を向ける。
「大丈夫だから、力抜いててくれ」
「ん・・・」
なすがままの総悟に我慢の糸が切れそうになる。だけど欲望をただ押し付けるだけの行為はしたくない。だから、ゆっくりゆっくり馴染ませていく。
指で蕾を撫でていれば、次第にそこがひくつくように綻んでくる。そうなって漸く、指先だけを中に挿れる。初めてだから戸惑っていたが、正しかったようで少し安心。
「あっ・・・」
「痛いか?」
「ん、ちょっと・・・苦しいでさ・・・」
紅潮した頬はそのままに少し眉が寄る。
痛みは極力与えたくないから、指先を少しだけ中へ滑り込ませては出してと、異物を受け入れられるようにしていく。
本来は、こんな行為をするためにある器官ではないから、殊更丹念に愛情を込める。こうしていると、間違ったことをしているような気になる。いや、実際に世間的に考えても、生物としての使命を果たせないという意味でも間違っているのだろう。
こんなにも愛しいのに。大切なのに。
「んっ、あ・・・土方、さんっ」
漸く指を根本まで飲み込んだそこをひくつかせ、総悟は喘いだ。少し曲げて掻き回せば、声を堪えるためにか手の甲を口に当てる。
間違っていると知っていても、もう手離す気はない。捕まえた以上、泣いて懇願されても自由になんてしてやらない。
「指、増やすぞ」
「んっ、あ・・・ふぅっ、」
締め付けはきついままだがそれは入り口だけで。奥のほうは蠕動してまるで強請っているようだ、指ではないものを。
初めてだというのに頗る順応している、それに彼自身がどう思っているのだろうと顔を上げて見る。
「お、まえ・・・」
「あっ・・・やぁ! 見ないでっ、くだせ・・・」
目が合うなりハッと目を見開いて両手で顔を覆った、総悟の表情は欲にとろけきっていた。物欲しげな瞳から大粒の涙を溢し、切なげに眉を寄せて。
そんな、そこはかとなく淫らな表情をして感じている癖に、同じくらい恥じている総悟がいじらしくて、可愛い表情を隠す白い手に唇を寄せる。
総悟、と優しく呼ぶと指の隙間から濡れた瞳が覗く。うるうると揺れているそれに笑みを浮かべて、挿れたままだった指でぐちゃぐちゃにかき回す。
「あっ、やぁ、んっ・・・あぁ、あ・・・ゃだぁっ!」
「顔見せてくんねぇと、ずっとこのままだぞ?」
顔を覆っていた手指が縋るように俺に伸びて、ぎゅっと強かに抱きつかれた。目前でいやらしい顔が喘いで、唇を強請る。
望みのままに与えて、代わりに指は抜くと幾筋か涙が流れた。両腕両脚で俺に抱きついて、総悟は潤んだ瞳を向ける。
独占欲なら普段からあるけれど、誰にも渡したくないと強く思うような、姿態。もう何度も肌を重ねたことがあるような錯覚を抱きながら、問う。
「俺がほしいか、総悟」
「・・・強請っても俺のものにはならないくせに」
強がった瞳は悲しげで、否定できない俺はなんて嫌な奴なんだろう。でも、それでも。
こんな俺じゃなきゃ総悟は俺を選ばなかった、はずだ。こんなひとでなしなんかを。不憫なやつ、と思えど俺も似たようなもんだ。
不憫な人間に恋してる。
うつくしくて、華奢で図太い、可哀想な子どもに。
「俺も、アンタのもんになってやる気はありやせんがね」
なんて憎まれ口を叩いて、そのくせ首筋に唇を押し付けてくる。言葉と態度がちぐはぐで、それさえも愛しい。
俺のもんになってほしい、強く思うが総悟のものになってやれない以上、口になんてできやしない。睦言でさえも憚られる。
だから。
「今だけ、な・・・」
「あっ・・・!! いた、いっ・・・ぁあ!」
ゆっくりと挿入するがそれでも、その為にある器官とは違い受け入れる構造にはなっていないから、慣らしても痛みは払拭されないようだ。総悟は痛みにぎゅうと眉を寄せ、強かに腕に手に力を込める。
首が締まって死にそうになって、咄嗟に総悟の性器に触れ、愛撫した。
誕生日に情死は勘弁、心の声のはずが優秀な俺の口は言葉にしてしまっていたようで、快感の色を取り戻してきた総悟の瞳がじとりと睨む。唇は可愛らしい声を紡いでいるのに、その冷めた瞳はなんだ。
「っ自分の誕生日に、俺ときもちいいことしながら死ねるなら、幸せでしょ?」
目付きとは裏腹に舌ったらずな口調なのは、俺の存在が馴染んだからか、襞もゆるゆると蠢く。
殺し文句に脈打ったのを直に感じて総悟がひくんと身を竦めた。好機だと、奥まで挿れていたものを少し抜けば、とろけた表情を返す。
それからはもう獣のように突き入れて、揺さぶって、総悟は初めてだとか余裕だとか、全てどこかへ失せてただ本能のままに。
「あぁっ、ひん、や・・・あひ・・・っぁ、はぁん・・・!」
「今だけはっ、俺のもん、な・・・っ!」
「ひぁァん!! やぁ、ふか、ぃっ! ひ、っかたさんも・・・っれの、もの・・・?」
涙を流して快感に身を委ねた総悟が嬌声の合間にたどたどしく訊いた。
また射精しかけそうになって堪えたが、そろそろ本当の本当に限界で。
背中にたてられた爪の痛みに恍惚としながらも頷けば、きゅうと総悟の中が締まった。
「俺は、お前のもんだよ」
「んゃあ! あぁ、あっ、いく・・・っひじかたさっ、あぁぁん・・・っ!」
同時に絶頂を迎えて、俺は中の締め付けに、総悟は中に出される感覚に震えて長く射精してしまう。
腹の間で弾けて、総悟の白い肌を伝った精液も溢れ出した精液も、丹色のシーツを汚す。
ハァハァと荒く息をして密着したまま動かずに、ただ相手だけを感じる。充足感に吐息を漏らせば、総悟は閉じていた瞼を開けた。
「・・・最高の誕生日だ」
「そいつは、良かったですねィ」
掠れた声で平坦に言って、総悟は優しく俺の頭を撫でた。
感じて 感じ合って
手を繋ごう
Bluff
白い首筋にくちづける。
ぴくりと総悟が動いて強く、髪を握られた。余裕なんて剥ぎ取られていて、しかもさっき予想外の反撃にあって止めをさされた。どうせ俎の上の鯉だろう、油断してはいけないというのに油断して、こいつらしい仕返しをされた。
でも総悟も墓穴を踏んでいるから、初だなぁとまた笑ってしまう。自分で触っといて真っ赤になって、そんな様を目の当たりにしてよく鼻血がでないなと自分を誉めたい。
首筋の次は鎖骨、それから下へ伝って胸へと唇で触れていく。空いている手は背中から腰にかけて手に馴染む素肌を頻りに撫でながら。
「っはぁ、んっ・・・」
「ここ、いいか?」
「ひぅんっ!」
白い胸にある慎ましい赤色の頂きに唇を寄せたら反応が良かった。だから、指で触れてやったら総悟は甘く囀ずった。
涙でうるんだ目をとろけさせて、もうやだと舌ったらずに言う様に気が狂いそうだ、これ以上ないと言うほど、自身がはりつめているのが分かる。
胸の飾りをはむ、っと口に含んで吸い付いたら、余程良かったのか腰をくねらせるから、淫猥なその動きに誘われて、手をズボンの上に這わせた。
黒いスラックスの上から熱を孕んだ部分を撫でる。鼻にかかった声が溢れた。
「んぁ、っや・・・ひんっ」
「すんげぇ感じてんな。敏感すぎ」
「知らなっ、あ・・・いやぁっ!」
きゅっと揉んだら強く瞼を閉じた拍子に生まれた雫が頬を滑って落ちた。
透明で綺麗なそれがはらはら流れる様子に息を飲んで、見惚れる。綺麗なものは何をしても汚れないのだと、まざまざと見せつけられた気分。気障ったらしいかと思いながらも涙を舐めとってやると、総悟の唇が恥ずかしげに尖る。それをあやしてやってから、抵抗される前に一気に下着とズボンを脱がせると桃色の花芯が弾かれたように外気に触れて戦慄いた。
「ちょっと・・・なにしてっ」
「もっとよくしてやっから、待ってろ」
「いや、っちょっ・・・はぅ、あっ・・・!」
直に触れたそれは既に蜜にまみれてとろとろだった。ぐちぐちと卑猥な音をたててそれを扱けば蜜が次から次へと、ひっきりなしに溢れて、快楽を求めるように次第に足が開かれる。目を瞑っていやらしく足を開いて喘ぐ姿に、腹に付くんじゃないかというほどに自身が反り返る。
裏筋だけでなく、その下の双珠を。先端をこねるだけでなく、蜜を垂れ流す窪みに爪をたてる。
「あっ、ぁん・・・ひあぁああっ―――!!」
「っ、」
嬌声を上げて白濁を散らす姿に危うく此方まで絶頂を迎えるところだった。白い肌を汚す白濁に、早い呼吸に合わせて上下する薄い胸。丹色の敷布に大層映えて、視角的にも聴覚的にも破壊力が計り知れない。
自身には触られていないのにこんなことは初めてで、危うく俺の面子がずたぼろになるところだった。面子なんてそこまで気にしはしないけれど、死ぬまでネタにされるのは避けたい。
半ば放心状態の総悟の足をより開かせて、蜜でしとどに濡れた後孔に触れる。ひくん、と体を跳ねさせぼやけた目を向ける。
「大丈夫だから、力抜いててくれ」
「ん・・・」
なすがままの総悟に我慢の糸が切れそうになる。だけど欲望をただ押し付けるだけの行為はしたくない。だから、ゆっくりゆっくり馴染ませていく。
指で蕾を撫でていれば、次第にそこがひくつくように綻んでくる。そうなって漸く、指先だけを中に挿れる。初めてだから戸惑っていたが、正しかったようで少し安心。
「あっ・・・」
「痛いか?」
「ん、ちょっと・・・苦しいでさ・・・」
紅潮した頬はそのままに少し眉が寄る。
痛みは極力与えたくないから、指先を少しだけ中へ滑り込ませては出してと、異物を受け入れられるようにしていく。
本来は、こんな行為をするためにある器官ではないから、殊更丹念に愛情を込める。こうしていると、間違ったことをしているような気になる。いや、実際に世間的に考えても、生物としての使命を果たせないという意味でも間違っているのだろう。
こんなにも愛しいのに。大切なのに。
「んっ、あ・・・土方、さんっ」
漸く指を根本まで飲み込んだそこをひくつかせ、総悟は喘いだ。少し曲げて掻き回せば、声を堪えるためにか手の甲を口に当てる。
間違っていると知っていても、もう手離す気はない。捕まえた以上、泣いて懇願されても自由になんてしてやらない。
「指、増やすぞ」
「んっ、あ・・・ふぅっ、」
締め付けはきついままだがそれは入り口だけで。奥のほうは蠕動してまるで強請っているようだ、指ではないものを。
初めてだというのに頗る順応している、それに彼自身がどう思っているのだろうと顔を上げて見る。
「お、まえ・・・」
「あっ・・・やぁ! 見ないでっ、くだせ・・・」
目が合うなりハッと目を見開いて両手で顔を覆った、総悟の表情は欲にとろけきっていた。物欲しげな瞳から大粒の涙を溢し、切なげに眉を寄せて。
そんな、そこはかとなく淫らな表情をして感じている癖に、同じくらい恥じている総悟がいじらしくて、可愛い表情を隠す白い手に唇を寄せる。
総悟、と優しく呼ぶと指の隙間から濡れた瞳が覗く。うるうると揺れているそれに笑みを浮かべて、挿れたままだった指でぐちゃぐちゃにかき回す。
「あっ、やぁ、んっ・・・あぁ、あ・・・ゃだぁっ!」
「顔見せてくんねぇと、ずっとこのままだぞ?」
顔を覆っていた手指が縋るように俺に伸びて、ぎゅっと強かに抱きつかれた。目前でいやらしい顔が喘いで、唇を強請る。
望みのままに与えて、代わりに指は抜くと幾筋か涙が流れた。両腕両脚で俺に抱きついて、総悟は潤んだ瞳を向ける。
独占欲なら普段からあるけれど、誰にも渡したくないと強く思うような、姿態。もう何度も肌を重ねたことがあるような錯覚を抱きながら、問う。
「俺がほしいか、総悟」
「・・・強請っても俺のものにはならないくせに」
強がった瞳は悲しげで、否定できない俺はなんて嫌な奴なんだろう。でも、それでも。
こんな俺じゃなきゃ総悟は俺を選ばなかった、はずだ。こんなひとでなしなんかを。不憫なやつ、と思えど俺も似たようなもんだ。
不憫な人間に恋してる。
うつくしくて、華奢で図太い、可哀想な子どもに。
「俺も、アンタのもんになってやる気はありやせんがね」
なんて憎まれ口を叩いて、そのくせ首筋に唇を押し付けてくる。言葉と態度がちぐはぐで、それさえも愛しい。
俺のもんになってほしい、強く思うが総悟のものになってやれない以上、口になんてできやしない。睦言でさえも憚られる。
だから。
「今だけ、な・・・」
「あっ・・・!! いた、いっ・・・ぁあ!」
ゆっくりと挿入するがそれでも、その為にある器官とは違い受け入れる構造にはなっていないから、慣らしても痛みは払拭されないようだ。総悟は痛みにぎゅうと眉を寄せ、強かに腕に手に力を込める。
首が締まって死にそうになって、咄嗟に総悟の性器に触れ、愛撫した。
誕生日に情死は勘弁、心の声のはずが優秀な俺の口は言葉にしてしまっていたようで、快感の色を取り戻してきた総悟の瞳がじとりと睨む。唇は可愛らしい声を紡いでいるのに、その冷めた瞳はなんだ。
「っ自分の誕生日に、俺ときもちいいことしながら死ねるなら、幸せでしょ?」
目付きとは裏腹に舌ったらずな口調なのは、俺の存在が馴染んだからか、襞もゆるゆると蠢く。
殺し文句に脈打ったのを直に感じて総悟がひくんと身を竦めた。好機だと、奥まで挿れていたものを少し抜けば、とろけた表情を返す。
それからはもう獣のように突き入れて、揺さぶって、総悟は初めてだとか余裕だとか、全てどこかへ失せてただ本能のままに。
「あぁっ、ひん、や・・・あひ・・・っぁ、はぁん・・・!」
「今だけはっ、俺のもん、な・・・っ!」
「ひぁァん!! やぁ、ふか、ぃっ! ひ、っかたさんも・・・っれの、もの・・・?」
涙を流して快感に身を委ねた総悟が嬌声の合間にたどたどしく訊いた。
また射精しかけそうになって堪えたが、そろそろ本当の本当に限界で。
背中にたてられた爪の痛みに恍惚としながらも頷けば、きゅうと総悟の中が締まった。
「俺は、お前のもんだよ」
「んゃあ! あぁ、あっ、いく・・・っひじかたさっ、あぁぁん・・・っ!」
同時に絶頂を迎えて、俺は中の締め付けに、総悟は中に出される感覚に震えて長く射精してしまう。
腹の間で弾けて、総悟の白い肌を伝った精液も溢れ出した精液も、丹色のシーツを汚す。
ハァハァと荒く息をして密着したまま動かずに、ただ相手だけを感じる。充足感に吐息を漏らせば、総悟は閉じていた瞼を開けた。
「・・・最高の誕生日だ」
「そいつは、良かったですねィ」
掠れた声で平坦に言って、総悟は優しく俺の頭を撫でた。
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