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梅々

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よしよし。

今日はバイト募集に電話をかけたら募集は終わりましたと返され散々でした。ならばサイトにのせるなよ!
とりあえず駅のそばのジョナサンにメールを送りました。私としては今年中にバイトを始めたかったのですが、無念。

それと課題の本が届いたのでやらねばです。締め切りがセンターの日!鬼畜!
センターも勉強しなきゃですし、何気に忙しい。

今日のより魂は神楽と沖田が可愛かった!あとあんた誰?え、知らない?のくだりが好きです。





ではクリスマス続きです。土方が悶々としてるだけ!次で濡れ場入りますが鬼畜攻めドS受けは難しい!
















無理矢理にこじつければこじつけるほど逃げていく

偶然の産物ならば捕まえられるはず











雪が降り始めたようだった。扉を開け外へ出ると、中よりも冷たい外気が肌を刺し、徒に雪の結晶が頬をなで舞い降りる。厚い灰色の雲が空を覆い、何時だか分からないほどに暗い。
煙草を吹かし、遅れて中からでてきた山崎に視線を向ける。
山崎が捕まえたのは、上からの命令で見張っていた人物だった。俺らでさえ知らなかったのに、何か企てているから調べろとの命令が天導衆から下り、監察している最中に攘夷浪士どもとそいつが接触したらしい。どうして天導衆がそんな情報を得ていたのか、なんてことは考えてはならない。馬鹿にならなければいけない。
事実、その男は将軍の暗殺を計画していて、攘夷浪士との関係も認められた。

「本当にすみません」

「いい。・・・近藤さんに報告しとけ」

「・・・にしても折角のクリスマスに、きついですね」

「お前彼女できたばっかりだしな」

「はい・・・って何で知ってるんですか!?」

口の固い男だった。普通に尋問しても答えることはなく、黙し続けた。故に、聖夜に血生臭いことをしなければならなくなったのだが。
久々に開閉される拷問部屋の扉は重く、ギィ、と閉じられる音を聞き、より気分が鬱蒼とした。錠前をかけ山崎は一礼し急ぎ気味に母屋へと戻る。近藤に報告したら彼女の元へ行くのだろう。今日はもう上がれと告げたので。
残虐なことをするのが好きだとかそんな嗜好はないので、この部屋を後にする時の俺の気分は最高潮に悪い。山崎はいい、これから彼女に会いに行くという希望がある。だが、俺は癒してくれる存在には当分会えなさそうなだけではなく、相手も俺と変わらず機嫌が悪い。会えたとしてもまた今朝のような応酬を繰り返すだけだ。
とりあえず書類を片付けよう。最悪な気分だろうと、此方の状態に関わらず仕事はあるのだから。ぽつぽつ降り始めた雪の中自室へと向かう。

昨日の夜は久々に沖田がしおらしく、普段はしてくれないようなこともしてくれた。恥ずかしげに自分から入れたりだとか、俺が放ったものを舐めたりだとか。だから可愛いと連呼したのだが、今日の沖田は可愛くないどころか近寄りがたいほどに殺気を振り撒いている。あんなのには慣れているが、それでも長い間殺気を振り撒かれると気が滅入ってくる。
結局片付けたかった書類も三分の二しか終わらず、気分転換にと煙草を手に取った。
火をつけライターを文机に置くと、どたどたと喧しい音が外から聞こえてきた。何か話しているようだが、よく聞こえない。耳をすましていると、近づいてきたお陰でそれが誰の声か分かった。
ザァ、と障子が開く。

「沖田たいちょうぅ・・・」

「ほらいただろィ、ってかウザイまとわりつくな神山」

いつもより高圧的に仁王立ちして俺を見下す沖田と、その足に縋るようにしてべたべたべたと触っている神山。礼儀を知れ、俺の総悟に触るな、どちらを先に叱れば良いか迷い、瞬時に判断できずにいると、沖田が神山を振り払いその上白刃を鼻先に向けた。
沖田は酔っている。目が据わっているのは機嫌の悪さだけではない、目元も、微かに赤く潤んでいるし。

「暫く人を寄せんな。分かったなァ?」

「・・・分かりました沖田隊長! 命を賭して、そのご命令に・・・!」

「うるさい」

茶番を打ち切るように沖田は後ろ手に障子を閉じ、ずかずか俺の前まで歩んで、座った。
本来なら見回りの途中であろう時間だ。しかも飲んでいる状態であるからにして、見回りをやっていないに等しいだろう。いくら、不承不承受け入れたといえど仕事は仕事だ。それを飲んでサボるなど言語道断。確かにいつもサボっているが、それでも最低限はやっていたから許していたわけで。
機嫌が悪いのは此方も同じだ。沖田に癒しを求めても、十中八九はね除けられる。噛み合わない。
タイミングの合うことが殆どない。
俺の虫の居所が悪いからではなくて沖田の日頃の行いが悪いから。そろそろ灸を据えねばならないだろう。痛い目にでも合わせなければ悪癖は治らない。

「おまえは仕事を舐めすぎだ」

「だぁから言ってるだろィ。俺が舐めてんのはアンタだけですって」

「なら、もう舐めらんねぇようにしてやる」

「は・・・」

素早く片膝を立て沖田の両手を掴み手錠をかけ、押し倒す。未だ状況が分からないらしい、きょとんと先刻までとは違い無垢な瞳を向けてくる。
愛くるしい表情は変わらない。希少価値にはなったが。それに絆されてきたがそろそろ、甘えさせるのは止めにしなければ。
昼間の拷問の所為かもしれない、酷く気分が高揚して、目が眩んだ。

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