梅々
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そごたん!
- 2012/07/08 (Sun) |
- 土沖 18禁 |
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沖田お誕生日おめでとう!!!!!!!気がつけば年上になっていたことに未だに驚きを隠せないですが一年で屈指のめでたい日ですね!
そごたん!参加して参りましたー!楽しかった!
ことのさんとご一緒させていただいて、信女のコスをさせていただきました。初めてなので色々至らないところがあったと思うというかありまして、とてもお世話になりました。
お買い物の方は買い忘れとかあるんですが(今日の忘れもの率も一年で屈指のレベル)、いつもコミケに使っている手提げに入りきらないほどお買いものしたので幸せすぎて未だに右腕が痛いです。重みで。愛を具現化したら重たさになった、それってなんてヤンデレですか。
アンソロのほうもいただきました!読むのが楽しみです。ふふふ*^^*
あと、お会いしたかった方にお会いできたり、お会いできなかったりもしましたが、本当に楽しかったです。写真映りの悪さは泣きたい。日本人だもの。仕方ない。
主催者様ありがとうございます!というか本当とても素敵でした。天国だった。
だきまくらのジャンケンは二回戦敗退しました。くそう。
閉会後はアフターにお呼ばれされました。金の蔵のデザート安くておいしい。へたなファミレスよりよっぽどいいぞ…!でもお花畑は解せぬ。あと主にポケモントークだったのでポケモンやりたくなりました。私のルビーどこかな…カイザー(カイオーガ)とヒジカタ(グラエナ)そうご(エネコ)は元気かな…。カイオーガの麗しさ素敵。カイザー様に絶対零度使われたいです。
楽しかったなぁ。
次は夏コミですえん!
でも戦利品読み終えるまでがイベントです!俺たちのそごたん!は始まったばかり!一冊も読めてないですちくせう。
そして拍手ありがとうございますー!
それでは、沖田誕生日ネタ。アンソロにのっけようとして没にしたものです。一応あれの続編ですが読めなくても読めるように若干手直しされていると思います……。
沖田本当におめでとう!
そごたん!参加して参りましたー!楽しかった!
ことのさんとご一緒させていただいて、信女のコスをさせていただきました。初めてなので色々至らないところがあったと思うというかありまして、とてもお世話になりました。
お買い物の方は買い忘れとかあるんですが(今日の忘れもの率も一年で屈指のレベル)、いつもコミケに使っている手提げに入りきらないほどお買いものしたので幸せすぎて未だに右腕が痛いです。重みで。愛を具現化したら重たさになった、それってなんてヤンデレですか。
アンソロのほうもいただきました!読むのが楽しみです。ふふふ*^^*
あと、お会いしたかった方にお会いできたり、お会いできなかったりもしましたが、本当に楽しかったです。写真映りの悪さは泣きたい。日本人だもの。仕方ない。
主催者様ありがとうございます!というか本当とても素敵でした。天国だった。
だきまくらのジャンケンは二回戦敗退しました。くそう。
閉会後はアフターにお呼ばれされました。金の蔵のデザート安くておいしい。へたなファミレスよりよっぽどいいぞ…!でもお花畑は解せぬ。あと主にポケモントークだったのでポケモンやりたくなりました。私のルビーどこかな…カイザー(カイオーガ)とヒジカタ(グラエナ)そうご(エネコ)は元気かな…。カイオーガの麗しさ素敵。カイザー様に絶対零度使われたいです。
楽しかったなぁ。
次は夏コミですえん!
でも戦利品読み終えるまでがイベントです!俺たちのそごたん!は始まったばかり!一冊も読めてないですちくせう。
そして拍手ありがとうございますー!
それでは、沖田誕生日ネタ。アンソロにのっけようとして没にしたものです。一応あれの続編ですが読めなくても読めるように若干手直しされていると思います……。
沖田本当におめでとう!
あなたの全てをひとりじめ!
障子の隙間から見えた、書類を片付ける後ろ頭へもらったばかりの独楽を投げつけた。いつものように危険を察知して、奇声を上げながら避けるもんだから、独楽がゴンと、畳の上に落ちただけで終わってしまった。また避けやがったと舌打ちしながら、部屋へ入って殊更ゆっくりと腰かける。
「あっぶねぇだろーが!」
「うるせぇアンタが悪いんだろィ。それに俺まだ昨日の報復してやせんし」
「報復ってよく言うわ。元はと言えばお前が悪かっただろ」
「あれは誕生日プレゼントでさァ。それなのにアンタ、なんか変なことしてきやがるし」
「されて気持ち良さそうにしてただろお前だって」
昨日、俺は土方さんに性的悪戯をした。今回は監禁とかしないで大人の玩具をつけていかせないようにした上で手錠をつけて、とかわいいものだったけど。仕返しとばかりに土方さんに襲われて、食われかけた。
確かに気持ちよかった。普段はそこまでしつこく触られないところに性器で刺激されて、先走りを擦り込まれて。まんねり防止にはなったんじゃないの、とか軽く流せないぐらいには、堪能させていただいたとも。でもそれを認めてやるわけがないだろう。しかも、この状況で。
あいよと返された独楽を受けとる。よく見れば沖田のにいちゃんへと汚い字で書いてあるそれは、いつも遊んでやっているガキにもらったもので。なんだかんだ慕われているんだと思うと嬉しくなる。俺がこんな目にあっているのに素知らぬ顔で書類整理している後ろ姿に苛々してつい、せっかくもらったのに投げてしまったけど。
むずむずする下肢が気になって、胡座をかいた太股のあたりに軽く触れる。ちらり、流し目でそれを見た土方さんがふっと口角を上げた。
アンタの所為だっての。
言いたいが少しは昨日やり過ぎたかと思っているのであと少しの辛抱だしと、違和感には気づかないふりをする。
朝起きたら、優しい顔をして土方さんが俺を覗き込んでいた。一緒に寝たからそのことに疑問は抱かなかったけど、表情が気になって、何だと問おうとして気付いた。恐る恐る性器に手を伸ばす。本当ならふにゃりとしたものを掴むはずなのに、着物越しに無機質なものに触れた。えっ、と両手で触わってみる。それでも柔らかさがなくて、下着の代わりに固いものが肌を覆っている。尻の間と腰骨の辺りには、仄かに冷たく硬い、多分チェーンか何かが当たっている。
「なんでィ、これ」
「プレゼントだ、受けとれ」
受けとれ以前にもう、身に付けられているけどこれはなんだ。いくら寝起きが悪い俺だろうと流石にぼーっとはしていられなくて、食い下がると貞操帯だと教えてくれた。存在は知っていた。本物は初めてだと、手放しで感動できるものではない。なんせ俺につけられているんだから。確かこれは、鍵がついているはずだと探ってみると確かに錠前があって、簡単には外せない。
「……こんなもんいらねぇんですけど」
「昨日の礼だ」
「もらってやるから外しなせェ」
「そう言われて外すと思ってんのか?」
ぽんぽんと頭を撫でて、土方さんは悪い大人の顔をした。そうして、昼まで大人しくつけてりゃケーキやるからと言われて渋々、頷いた。
あれから四時間ほど経ったけれど、慣れないなんてもんじゃない。だけれどケーキのためにと堪えて、そろそろ昼時だからと部屋へ訪れたらこれだ。めでたい誕生日に、なんで俺はこんなものつけてなきゃいけないんだ、ケーキぐらい無条件に出せと今更、思い始めた。
「ケーキ食いたい」
「いい頃合いだしな。持ってきてやるよ」
立ち上がってくしゃり、俺の髪を撫でて土方さんは部屋を出ていった。ということはもう用意してあるのか。
座っているよりは寝転がったほうが楽な気がして、ごろりと横になる。俯せになりたい気分だけどそうすると体重がかかって貞操帯が食い込んで痛くなる。だから仰向けになって携帯を弄っていれば、ケーキの箱と皿を持った土方さんが、足で障子を開け入ってきた。
「足で開けんなっていつも言うくせに」
「そりゃおまえの場合両手空いてんのに足で開けるからだろ」
真っ白いケーキの箱を目の前に置かれて、いそいそとその前に正座する。きっと夜も近藤さんが買ってきてくれたのを食べられるんだろうけど、この人は夜勤があるから一緒には食えない。
小さな丸いホールケーキを、半分に切り分けて皿に乗せて渡される。素直に受け取って、いただきやすと一口食べる。生クリームが甘くておいしい。中に入っている桃も上にちょこんとある苺も甘く瑞々しい。でも、何か酸味があって、それが何の味か眉を寄せ考えていると俺を見る土方さんの目が笑っているのに気付いた。マヨネーズだ、マヨネーズが入ってる。
「何でマヨ入ってんでさ」
「特注品だからな」
「ドヤ顔で言われても」
そこまで不味くはないし食うけど。
ぱくぱく食べていると段々体が火照ってきた。ぽかぽかする。部屋の中はエアコンのお陰でちょうどいい気温だったのに、食べたから体温でも上がったのかと思ったら、違った。
それが生理現象故のものではないと気付いたのは、有らぬところに熱が集まり始めて、痛みを訴えたからだ。勃ち上がろうとするのを、密着した金属の筒が許さなくて、息は上がり熱も上がるのに、性器だけはそのままで。ケーキを全て食べ終えたところで堪えきれなくなって、袴越しにきゅぅっとそこを包んだ。
「普通、誕生日ケーキに薬盛りやすか」
「たまには茶目っ気をな」
「アンタにゃ求めてねぇんで安心しなせェ」
はぁ、と熱を逃がそうと息を吐く。
これは祝いじゃなくて嫌がらせだ。何が悲しくて、無条件で祭り上げられるべき日に苦しまされてるんだ。昨日のあれこそ俺の茶目っ気と受け取って、水に流してくれればいいものを。
足を崩してはぁはぁと荒く息をする、俺を土方さんはからかうでもなくじっと見ている。その視線が何よりも堪えることを、知っていてやっているんだと思うとこの上なく腹立った。昨日は獣のように腰を振りつけてきたくせに、今は冷静に俺を見ている。
「土方さん」
「ん?」
そっと手が伸ばされ頬を撫でられる。ぴくり、跳ねた肩を薄く笑う、諸悪の根元に縋りついて首筋に噛みついた。
「祝ってくれんじゃねぇの」
「昨日もう祝わせてやったろ」
「足んねぇんでさ。俺、昨日ちゃんと食べてねェ」
それは痩せ我慢するからだろ。
言いながらも抱き締められて、首筋から耳の付け根に添って唇が這い、吸われると犬のように呼吸が荒くなった。
耳朶をあやしながら尻を撫でられると堪らない。袴越しに揉まれるとじわじわ体の熱が上がっていく。膝の上に座っているから密着している部分が多いのも、よろしくない。
唇の寂しさに、口付けを強請ると仕方なさそうな顔をして与えられた。ケーキの甘さに慣れていたからか、土方さんの唇がいつもより苦く感じて、より味わおうと伸ばした舌を絡め取られる。送られた唾液をごくりと飲み込むけれど、それでも飲みきれない分がつぅと顎を伝った。それすらこそばゆい。
「んぅ、は、っん」
「全然勃ってないのな」
「アンタの所為でさ」
さわさわ撫でられているのは分かるけれど金属越しだから全然気持ちよくならなくて、直接触ってほしくなるだけで。擦り付けるように腰を揺らめかすと、それに合わせて土方さんの手も動く。そうじゃない、そうじゃなくて、直に触れっての。
言わずにがぶりと鼻に噛みつく。いてぇよとぼやきながら猛獣を相手にするように優しく頭を撫でられたけどそれも望んでいない。
アンタの飲ませた薬の所為で、どきどきも体の火照りも治まらない。責任をとれ。
「焦らしてんじゃねぇや土方。昨日からお預けくらってんの分かってやす?」
「……何でそんな偉そうなの」
「可愛さ求めるなら後で他の人に頼みなせェ」
「あのな、」
「いいから早く奉仕しろィ」
両頬を包んで熱いキスをお見舞いしてやる。色気もない、ぶちゅっと音がしそうなそれに煽られたのか、ばっと袷を開かれていきなり胸に吸い付かれた。
「ひぁ!」
昨日弄られなかったそこをちゅうと吸われると痺れたようになった。一回吸って離れた唇と、それだけで真っ赤になった乳首の間に細い糸が繋がっていて、気恥ずかしさに視線を反らした。それを咎めるように反対側をぎゅっと詰まれて、同時に強く吸ったそこを舌でねぶられて背が跳ねた。気持ちいい。でも、それが形を変えないように押さえつけられた箇所に集まろうとすると鈍い痛みが走る。
「あっん、は……外してくだせ、これっ」
「まだだめだ」
「痛いんでさっ」
乳を搾るように右手がきゅっきゅっと慎ましさをなくした胸を摘まむ。何か出るんじゃないのと勘違いしそうに疼くそこを、痛い程に刺激されると鳥肌が立つまでにいいのに、性器は苦痛で刺激を受ける度に萎えかける。
外してくれるっつったのに。黒く艶やかな髪を引っ張ると秀麗な顔が歪む。そんな顔を見ると欲しくなるのに、未だにがっしりと下肢は覆われたまま、撫でられただけ。昨日だってそうだ、慣らされもしなかった。
「はぅ、んん……あっ……!」
赤く尖った胸を押し潰されて、俺の胸を赤子みたいに吸う頭をつよく抱き締めた。きもちいいけど。いつもならしつこいぐらいに与えてくれんのに何で今日に限って。
反対側へと頭は移り、甘く噛んで先端をれろれろ素早く舌を動かして舐められると体はそれだけでいきそうになる。
上からの荒波のような快感と、性器からの小波のような痛みがごっちゃになりそうだ。段々痛さまでもいいような気がしてきて、じわじわと涙が浮かんだ。
「うぅ、っはぁ、んっ」
「外さないままでもお前ならイけそうだよな」
顔を上げたと思ったら真顔でそんなことを言われた。
「アンタ、ばか?」
「おい、蔑んだ目ェすんな」
「外さねぇと無理に決まってんでしょ、それに挿れらんねぇし」
使うことはないだろうけど、このまま勃たなくなったらどうする。挿れさせてやってはいるけれど、俺は女じゃないんだから無茶言うなっての。
す、と自ら袴の紐を解いて、膝立ちになって前布と後布を下げて肌を晒す。火照った肌は布が擦れるだけでもぞわりと震え、腹の底の方でどろどろと重たく渦巻くのに、それが吐き出せなくて辛い。
「早く、イかしてくだせェ」
「お前がそこまで言うなら仕方ねぇか」
胸ポケットから小さな鍵を取り出して、下腹部についた錠前の鍵穴にカチャリと差し込んだ。
なんとなく見たくなくて今まで見ていなかったけれど、黒く光る拘束部分と、黄金色のチェーンが見るからに悪趣味で、さすがは土方さんとげんなりする。カチ、と錠前が開いて筒が外される。 待ちきれないとばかりに飛び出したそれが余りにも恥知らずで、さっと長襦袢で隠した。
「っ、は、ん……」
「擦れただけでそんな良い顔してんのかよ」
「っるさ、あぁっ!」
長襦袢ごと握られて体が跳ねた。じんわり、布越しに感じる体温にほっとする。ゆっくりと包んだままの手が上下に動いて、先端に親指を擦り付けられたらもう、堪らなくて。
「ひっぁあ、あ……っ!」
頭を土方さんの肩に擦り付けながら精を放つ。断続的にびくびくと放出する都度、絞り出すように根本から先へかけて握られて、目の前がちかちかする。瞼を閉じて余韻に浸っていると背を撫でられて、顔を上げた。
息を整えようと開いていた唇に吸い付かれて、縦横無尽に舌が動く。息が苦しくなって唇を離しても、すぐに奪われて頭を抑えられて、どんどんと胸板を叩いても離されない。窒息死させる気かと、二の腕に強かに爪を立てると漸く、解放された。
「んのやろ、は、っ殺す気ですかィ、」
「極楽見せてやる気だ」
「馬鹿、っん」
剥き出しの太股を撫でられて身がすくむ。いつもならこんなにはならないのに、盛られた薬の所為か。どうせなら理性が飛ぶぐらいのにしてくれりゃいいのに、徐々に蝕まれていくようで、達したばかりだというのに満たされない。
そのまま大きな掌が尻へと回って、チェーンをくいくいと後孔へ押し付けられてその硬さにはっと息が漏れる。
「……アンタ、祝う気あるんですかィ」
「だからいま良い目見してやってんだろ」
「どこがでィ。焦らされまくりでさ」
「その分気持ち良くなれんだろ」
手が離れたかと思えば、ぬめりとしたものが塗りつけられた。うわ、と声を上げて気持ち悪さに身動ぐと、ぺしんと尻を叩かれた。
「いった! ってか気持ちわりぃし……」
「解すから、尻向けろよ」
もう一度叩かれて渋々四つん這いになって尻を向ける。じゃらりと中途半端に絡まったままのチェーンが音を立て肌を滑る。気持ち良くしてくれるのならと言う通りにしてやれば、むにっと尻を開かれて、生暖かいものが割れ目を這った。
「んゃ、舐めんのやめてくだせっ……ひ、」
「甘いな」
「あぁ、ぁ、っ」
指で開かれてくに、と舌を差し入れられる。内側を舐められる独特の感覚に体から力が抜けて、肘が折れた。奥まで舌が入り込んで舐め回されているとくちゅくちゅ、音が響き始める。
耳を塞ぎたくなる音に意識を向けていると、不意に前を握られた。尻を舐められただけで完全に硬くなってるのが露見して、かぁと頬が熱くなる。今度は直に触られて、先走りを塗り込めるように揺すられて、また呆気なく達しそうになる。裏筋を撫で、括れに爪を立ててとバラバラに動く指に翻弄される。
「うぁ、あっ……んぅ」
単調な手の動きと、奥までは届かない舌の動きに物足りなさを感じて腰が揺れる。縋るものがなくて畳に爪を立てて声をなるべく押さえようとするけども、腰の動きは止まらない。
「またイきそうなのか」
「ん、そこでしゃべんな……」
舌を抜いたそのままの位置で話されて肌が粟立つ。指の動きも止まって、触れる吐息が擽ったい。
「っ土方さん、」
ヘタレの癖に弄りまくりやがって。堪らず自分の手を伸ばして、土方さんの手の上から自身をぎゅっと握る。その手を動かそうとすると、ぴとりと濡れた穴に何かが触れ、くぷっと指が入れられた。一気に、第一関節も第二関節も飲み込んで指の根本まで、くわえさせられる。
「んぁぁ……!」
疼いて疼いてどうしようもなかったそこを埋められた拍子に、どくんと脈打ち自身の腹を汚していた。きゅううっと締め付けて、はぁはぁと浅く息をする。指を挿れられただけでこんなに、充足感に包まれるのは初めてで。額を畳に擦り付けたまま、ひくひくと穴をひくつかせてしまう。
根本まで挿れたまま動かなかった指が引き抜かれて腰が戦慄く。第一関節まで抜けたそれがくにくに、内襞をつついて浅ましい声が止められなくなる。いつもならもっと、噛み殺せるのに。
「ぁう、ぁ……あん!」
悪戯に撫でてなぶっていた指がさらに引き抜かれ、今度は指を増やしてぐちゅん! と貫かれる。震動にチェーンが鳴いて、貞操帯の存在に自分が土方さんの所有物になったような気に陥った。こうして、良いようにされて焦らされて喘がされる俺は、確かに土方さんの所有物かもしれない。
指二本を抜き差ししながら、受け入れている縁を舐められる気持ち良さに逃げようとするけれど腰を掴まれて指を抜かれればじっとするしかなくなる。
もう挿れてくれるのかと喪失感を訴える開閉するそこに意識を向けていると、知らないものが触れた。指でも舌でも、まして土方さんの性器でもない。冷たいもの。
何だと振り返る、それよりも早くぐちっとそれが侵入した。
「あ、う……っなに、ぁ」
「苺」
「は、ふざけん……ひぅ!」
回転しながら奥へ進むそれに指では触れてもらえなかったところをごり、と擦られて理性が蕩けた。
形振り構っていられなくなる。
「ん、ぁ、ひじかた、さん……っはやく、」
「何をだよ」
「っこの性悪……あぁっ」
「性悪はお前だろ」
ぺしん、軽く尻を叩かれ苺がくち、と音を立てて少し潰れた。未知の感覚と僅な恐怖心に身震いして息を逃す。
こんなのまで気持ち良いなんて。自分で自分が分からない。一つ確かなのは、より、土方さんが欲しくなったことだ。
「総悟」
「っ……」
ぴとり、解れた後孔の上に当てられた熱さにどくりと心臓が跳ねた。昨日みたいにそこをいたぶられるのもいい、でもそうじゃなくて。もっと、深くにほしい。涎垂らして腰振って喜んでやるから。
「アンタのそれ、挿れてくだせェ……ほしいんでさァっ」
「俺も、もう待てねぇわ」
「う、ああぁ、っぁあ!」
腰を掴み濡れた音を立てながら、猛ったものが中へ分け入ってくる。
あまり慣らされていないから、限界まで広げられて僅かに痛むし苦しいけれど、それすら繋がった証拠だと思うと嬉しい。
ゆっくりと、侵入していたそれが粗方収まり腰の動きが止まる。苺がぐちゃりと潰れながらも奥へ入って背筋がそばだつ。浅く息を吐きながら内側から感じる熱に指を噛んで堪えようとするけど、込み上げる愛しさに負けて、包んだ粘膜が欲張りにも蠢く。
「……っ吸い付くな」
「……んでィ。もうイきそうなんで?」
余裕ぶって鼻で笑ってやるとカチンと来たのか、いきなりずっと抜かれて女のような声が漏れる。そのままぐいっと身体を反転させられて、いつもと違うところを抉られて喘ぐ、情けない顔を見られた。
「可愛い面だな」
「っく、あ……や、んっあぁ、は、んっ」
ずっ、ずっとゆっくりと揺さぶられて、身体中に快感が染み入ってく。瞬きすると涙が落ちて、顔を見られないように両手で隠して揺さぶられるがままになる。
気持ちよくって仕方がない。引き抜かれると寂しさが押し寄せて、突き入れられるとこれ以上ないぐらい、幸せな気持ちに満たされる。
溺れてしまいそうだ。
「もう苺どこにあんのかわかんねぇな」
「ん、わかんねっ、あ、ん!」
膝裏を押されてより深く穿たれて、かき回されて、すがって無理だと頭を振る。
そのまま土方さんの顔が近付いてきて、気持ちいいか、と低い声で聞かれた。荒い吐息が肌を擽って、体が痙攣する。
穏やかな色をしているくせに荒々しい目付きで、射られて新たに涙が生まれた。
「いい……でさ、ひじかた、さっ、あ、んんぅ」
塞ぐ唇のほろ苦さがちょうどいい。女みたいな声も呼吸も奪われて、強く抱き締めると腰の動きが早くなった。ぱんぱんと、肌がぶつかり合う音がするほど勢いよく中を擦られて、いいところを攻められる。
されるがまま感じるしかなくて、土方さんの背に爪を立てた。
「ひぁぁ、くぅ、ん……は、あん!」
「いてぇっての、っ」
「いや、ぁ!」
胸の尖りを容赦なく摘ままれて、痛いはずなのに達しかけた。うっと土方さんが呻いて、どくんと中のものが育った。
「イくかと思った……」
「はっ、イきゃあよかった、のに」
意識してまた絞めてみると、土方さんは息を詰める。苦しげに歪みながら快楽を告げる顔がとてつもなく色っぽくて、目が離せなくなる。
俺で、この人はこんなにも感じている。それが嬉しくてへへっと笑う、それを余裕の現れだととったのか、奥を抉るように腰を動かされ背を反らして身悶える。
土方さんはさっきよりも早く、より深く激しく穿つ。
「はぁ、ん、あ、や、ゃだ、っもう……!」
「早漏だな」
聞くに耐えない音を立てながら、感じるところばかりを攻めるように犯されて、ぼろぼろ涙が肌を滑る。もっと顔を見たいのに、ぼやけて見えなくなる。
「うぁ! あ、んん! ひじ、っさ、ああぁ――!」
「そう、ごっ」
大きく身を震わせて吐精する。同時に、体の奥深くで熱が弾けた。どくどくと脈打ち、体内をいっぱいにする。
「っあ、出しすぎ、でィっ」
隙間から零れるんじゃないかと繋がった箇所に指を当てる。とろり、漏れた精液が指を伝った。
その手を取って、土方さんがぺろりと舐める。
「苺ミルクだな」
「……っアンタ、変態にも程がありまさ!」
包まれたままだった手をばっと離す。またもや顔が熱くなった。人のこと言えないかもしれないけれどこの人の性癖は色々と歪んでいる。
祝われてないだろこれ絶対。顔を土方さんから背けると形が崩れたケーキが視界に入る。おめでとうすら、言われてない。
「……アンタの誕生日覚えてなせェよ」
「毎年酷い目にあってるっての。おめでとう、総悟」
「遅いでさ」
結局もらったのはケーキと貞操帯だけで、焦らされただけだし散々だ。
でも、土方さんのものになった気になれたのは、悪くないと思う。だから絆されてやろうかと、視線を戻して土方さんを見た瞬間嫌な予感がした。
「なぁ、明日まで貞操帯着けねぇか?」
「死ね」
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